授業コード | 63005709 | 単位数 | 2 |
科目名 | 演習Ⅰ | クラス | 09 |
履修期 | 前期授業 | カリキュラム | *下表参考 |
担当者 | 森平 准次 | 配当年次 | *下表参考 |
授業の題目 | 臨床心理学の研究I |
学修の概要 | 臨床心理学に関連する文献を講読する。また自身の研究の興味関心について検討していく。 各自関心のあるテーマから専門書を選定し,熟読し,レジュメを作成し,順番に授業内で発表を行う。 文献の精読やレジュメの作成は授業時間外に行う。授業ではその発表に基づいて全体で討論を行う。 【実務経験内容:精神科クリニック,学生相談室,私設心理臨床教育センターにおける心理学的支援の実戦の経験を有します。本演習のなかで臨床心理実践についてのテーマを扱う際には,これらの経験を踏まえてお話しします。】 |
学修の到達目標 | 1. 心理学の専門書を精読したうえで,その要点を説明することができる。 2. 議論を通して心理学の理論について考察を深め,それについて説明できる。 3. 自らの学問的興味について説明できる。 |
授業計画 | 第1回 | オリエンテーション:授業の進め方 演習で学ぶこと,研究ということについて知る。発表の順番を決定する。 心理療法の体験学習:交互スクイッグル法 他者に対して自己表現ができる。 |
第2回 | 専門書の選定 専門書について知り,自らの興味関心と演習クラスのほかのメンバーのそれとを検討し,演習で精読する専門書を決定する。 専門書について説明し,自分の興味から選書できる。 |
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第3回 | 文献検索のための方法 図書館の利用について 図書館ガイダンスに参加し,文献を入手するための手続きについて知る。 図書館を利用し,文献を検索できる。 |
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第4回 | 文献(とくに論文)の検索について 文献,特に心理学論文を入手するための検索方法と学術雑誌について知る。 心理学論文を検索し,入手できる。 |
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第5回 | レジュメの作成の作法(オンデマンド) 本演習におけるレジュメの作成と,心理学論文の構成について知る。 形式にのっとったレジュメを作成できる。 |
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第6回 | 各自の研究テーマの確認 本演習にとどまらずこれまでの学修から,興味を持てたテーマについて確認する。 心理療法の体験学習:マインドフル・イーティング 自身の興味を説明し,他者の興味について議論できる。 |
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第7回 | 専門書の精読とその発表 1 指定された発表者が順番に指定された箇所について発表し,議論する。順番1の学生が発表する。 発表者,参加者,司会として演習に参加し,それぞれの役割から議論できる。 |
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第8回 | 専門書の精読とその発表 2 指定された発表者が順番に指定された箇所について発表し,議論する。順番2の学生が発表する。 発表者,参加者,司会として演習に参加し,それぞれの役割から議論できる。 |
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第9回 | 専門書の精読とその発表 3 指定された発表者が順番に指定された箇所について発表し,議論する。順番3の学生が発表する。 発表者,参加者,司会として演習に参加し,それぞれの役割から議論できる。 |
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第10回 | 専門書の精読とその発表 4 指定された発表者が順番に指定された箇所について発表し,議論する。順番4の学生が発表する。 発表者,参加者,司会として演習に参加し,それぞれの役割から議論できる。 |
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第11回 | 専門書の精読とその発表 5 指定された発表者が順番に指定された箇所について発表し,議論する。順番5の学生が発表する。 発表者,参加者,司会として演習に参加し,それぞれの役割から議論できる。 |
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第12回 | 専門書の精読とその発表 6 指定された発表者が順番に指定された箇所について発表し,議論する。順番6の学生が発表する。 発表者,参加者,司会として演習に参加し,それぞれの役割から議論できる。 |
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第13回 | 専門書の精読とその発表 7 指定された発表者が順番に指定された箇所について発表し,議論する。順番7の学生が発表する。 学修したことや興味を持って精読した文献について報告し,ゼミメンバーでシェアする。 発表者,参加者,司会として演習に参加し,それぞれの役割から議論できる。 |
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第14回 | 各自の研究への関心について まず,研究でどのようなことを明らかにするかというリサーチ・クエスチョンを確認し,各自のリサーチ・クエスチョンを発表する。 そのうえで,研究倫理について,盗作・剽窃の禁止,人の心を対象にした研究の実施に必要な倫理について知る。 心理療法の体験学習:イメージ表現(コラージュ等) 自身の研究についてとそれが研究倫理に抵触していないかを検証できる。 |
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第15回 | 論文の読み方について(オンデマンド) 心理学論文の読み方について確認する。 心理学論文の形式について説明できる。 |
授業外学習の課題 | 事前学修(2時間程度): 毎授業終了時に次回の授業テーマを確認するので,各自で関連する文献を調べておくこと。発表者は文献(とくに論文)を検索し,精読し,レジュメを作成して準備をする。発表者が発表する論文については履修生は全員,事前に読んでおくこと。 事後学修(2時間程度): 授業に参加したことで興味を持った文献について調べ,精読する。 |
履修上の注意事項 | 1. 授業はブレンド型で実施する。オンライン授業ではMoodleを使用する。 2. 遅刻・欠席はしないように。やむを得ず欠席する場合には必ず事前に連絡をすること。 3. 主体的に研究に取り組むこと。 4. 発表の順番の日に公認欠席であった場合、代替の学修課題を課す。 |
成績評価の方法・基準 | 期末試験 無 レジュメの内容(40%),発表の内容(30%),議論への参加(30%)を総合して評価する。 評価基準については添付の評価ルーブリックを参照すること。 |
テキスト | 使用しない。 |
参考文献 | 日本心理療法統合学会 (監)・杉原保史・福島哲夫 (編)(2021). 心理療法統合ハンドブック 誠信書房 東畑開人 (2019). 居るのはつらいよ: ケアとセラピーについての覚書 (シリーズ ケアをひらく) 医学書院 谷岡哲也・友竹正人・安原由子・大坂京子 (編)(2020). メディカルスタッフのための精神医学 中外医学社 河合隼雄 (著)・河合俊雄 (編)(2013). 新版 心理療法論考 創元社 ほか、必要に応じて紹介する。 |
主な関連科目 | 演習Ⅱ 演習Ⅲ 演習Ⅳ 卒業論文 |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
授業内で直接,質問や相談を受け付ける。また課題(発表・議論)についても授業内で講評を行う。 必要に応じ,メール等でも,質問や相談を受け付ける。 |
添付ファイル | 評価ルーブリック(演習1).pdf | 説明 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
健康科学部心理学科(専門発展) | FHPS37303 | 2018~2022 | 3・4 | - | - | - | - | - |
健康科学部心理学科(専門発展) | FHPS35303 | 2023~2023 | 3・4 | - | ○ | - | ○ | ○ |
健康科学部心理学科(専門発展) | 61400 | 2024~2025 | 3・4 | - | ○ | - | ○ | ○ |