授業コード 93106301 単位数 2
科目名 法制史研究Ⅱ クラス 01
履修期 後期授業 カリキュラム *下表参考
担当者 三阪 佳弘 配当年次 *下表参考

授業の題目 近現代日本における刑事司法と国民の司法参加の歴史分析と比較分析
学修の概要  現代日本の法のあり方を比較法文化史的な視点からとらえることによって、現代法を歴史的かつ比較的に相対化し、対象をより客観的に総合的に理解する手法を学ぶ機会を提供する。
 講義では、近現代日本における刑事司法制度・国民の司法参加制度を対象とし、手続やその担い手のあり方が、他国の同時代の法との比較のなかで、どのような特徴を帯びているのか、を批判的に検討する。
学修の到達目標  現代日本法制度の将来像を、様々な選択肢の中から構想できる実践的能力を獲得していく。具体的には以下のような目標を設定している。
①現代日本法が歴史的に形成されたものであり、常に将来に向かって「変化・変容」する可能性が開かれている、という視点を持つことができる。
②現代日本法を時間軸・空間軸をずらして、相対的に論じることができる。
③現代日本法を、グローバルな座標軸での普遍性と、そうした普遍性が日本法として具体化されるときに表れる特殊性とのせめぎ合いの中でとらえることができる。
授業計画 第1回 イントロダクション
第2回 司法制度改革審議会意見書(20001年6月13日)における国民の司法参加部分を読む
第3回 村上淳一「ドイツの参審制の現在(上中下)」UP30-5~30-7を読む1
第4回 村上淳一「ドイツの参審制の現在(上中下)」UP30-5~30-7を読む2
第5回 三谷太一郎『増補 政治制度としての陪審制』東京大学出版会、補論のⅢ(裁判員制度の政治史的意義)
第6回 橋本誠一『在野「法曹」と地域社会』第1部第3章
第7回 橋本誠一『在野「法曹」と地域社会』第1部第4章
第8回 三谷太一郎『増補 政治制度としての陪審制』東京大学出版会「問題と視角」・第1章
第9回 三谷太一郎『増補 政治制度としての陪審制』東京大学出版会、第2章
第10回 三谷太一郎『増補 政治制度としての陪審制』東京大学出版会、第3章・結論
第11回 藤田政博『司法への市民参加の可能性』有斐閣、第1部第2章
第12回 藤田政博『司法への市民参加の可能性』有斐閣、第1部第3章、第4章
第13回 緑大輔「広島控訴院管内における陪審裁判・資料解題」修道法学36-2(2014)
第14回 レイコフ、川崎友巳=佐藤由梨=堀田周吾=宮木康博=安井哲章訳『なぜ、無実の人が罪を認め、犯罪者が罰を免れるのか:壊れたアメリカの法制度』中央公論社(2024)
第15回 まとめーー国民の司法参加をどのように考えるか?
授業外学習の課題 事前配布資料を予習として熟読することが不可欠であり(2時間程度)、復習として、授業で示されたポイントを配布資料を基に復習すること(2時間程度)。
履修上の注意事項 授業は、指定された文献について受講者が要点と疑問点をまとめて報告し、それに基づいて議論する形で行うので、当該文献をよく読んで授業に臨んでください。
公欠による欠席を除いて、欠席については減点する。公認欠席等で欠席する場合、当該授業の資料は、図書館で入手できるものは各自が準備し、所蔵されていないものについては、適宜教員が提供するようにする。
成績評価の方法・基準 事前に与えられた課題への取り組み(50%)、講義での積極的な発言(50%)によって評価する。
テキスト 各回の講義テーマに関しての教材資料を配布する。
参考文献 下記の文献が授業の理解を補うために参考となる。
石川・中尾・矢野編『日本近代法制史研究の現状と課題』弘文堂
川口由彦『日本近代法制史 第2版』新世社
山中永之佑編『新・日本近代法論』法律文化社
伊藤孝夫『日本近代法史講義』有斐閣など
主な関連科目
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
講義時もしくは講義後に対応します。また、メールでも対応します。講義時間外においても、質問は随時受け付けます。この時は、アポをとってください。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
法学研究科M法律学専攻 31500 2024~2026 1・2
法学研究科M国際政治学専攻 31500 2024~2026 1・2