授業コード 90519600 単位数 2
科目名 特別研究(経済・金融) クラス
履修期 前期授業 カリキュラム *下表参考
担当者 西本 健 配当年次 *下表参考

授業の題目 経済・金融(金融資産運用設計)
学修の概要 本講座を受講することで、日本ファイナンシャルプランナーズ協会の「CFP認定教育プログラム」が指定する課程のひとつである「金融資産運用設計」の履修が可能です。

政府の掲げる資産所得倍増プランにより、家計の預貯金を投資に回す「貯蓄から投資へ」の流れが鮮明になってきました。この傾向は、NISAの拡充・恒久化、iDeCoの改革、民間での金銭教育の実施、金融機関による顧客本位の業務運営推進など、複数の取り組みにより定着しつつあります。本講座では、経済と金融の基本を学び、金融リテラシーを獲得し、様々な金融商品についての理解を深め、コンサルティングに必要な知識の習得を目指します。実際に私も独立FP及び金融商品仲介業務において、顧客の将来の資産設計アドバイスで非常に役に立ちました。これらの実務経験を活かし、経済の動向による金融・財政政策が、株や債券、その他の複雑な金融商品にどのような影響を及ぼすのか、また、学生の方々にも個人の資金計画について深く考える機会を設けていきます。

初回授業は4/14(火)9:00からです。講義はスライドで解説し、CFP資格標準テキスト「金融資産運用設計」で詳細を確認しながら進めていきます。使用したスライドは授業後、個別に送付します。復習に使用してください。
学修の到達目標 CFP資格審査試験の「金融資産運用設計」課目の合格に必要な知識を習得し、金融商品の購入、売却時における注意事項、実際に起こりうる具体的な問題について顧客に説明できる。また、問題への助言および解決策の提案ができる。
授業計画 第1回 ガイダンス
ライフプランと金融資産運用設計
金融商品の3つの特性(流動性、安全性、収益性)を理解し、ライフプランとのマッチングを説明できる。
第2回 経済・金融の基礎知識
主要経済指標(GDP、景気動向指数など)について理解を深め、それぞれが経済に与える影響を説明できる。
第3回 マーケットの変動とその要因
中央銀行の金融政策、政府の財政政策について理解し、金利の変動やマネーストックの増減が景気、物価、為替、株価、債券価格にどのような影響を及ぼすのか説明できる。
第4回 預貯金・貯蓄型金融商品
一般の銀行などが取り扱う流動性預貯金、定期性預貯金、貯蓄型積立商品などのしくみを理解し、複利の利息計算ができる。
第5回 財形貯蓄制度・確定拠出年金制度
勤労者の財産形成に寄与する財形貯蓄、私的年金としての確定拠出年金(企業型と個人型(iDeCo))の制度目的を理解し、そのメリットとデメリットを説明できる。
第6回 債券
債券保有のリスク(金利変動、信用、流動性など)を理解し、利回り計算などを通じて投資分析をすることができる。
第7回 株式
株式取引の実際、代表的な株価指数(日経平均株価、TOPIXなど)や投資指標(PER、PBR、ROE、配当性向など)を理解し、株式のしくみと役割について説明できる。
第8回 投資信託
投資信託の種類やしくみを理解し、それぞれの運用スタイルによってどのようなパフォーマンスが期待できるかを説明できる。
第9回 外貨建て金融商品その他
外国為替レートの決まり方を理解し、外貨預金、外貨建て金融商品の為替差益、為替差損の発生メカニズムを説明できる。また、金投資やFX取引についても理解し、説明できる。
第10回 金融商品に関する税制と新NISA
インカムゲイン(利子、配当、収益分配金等)とキャピタルゲイン(譲渡益)それぞれに課税されるしくみを把握し、また、譲渡損があった場合の損益通算や繰越控除が理解できる。新NISAについて理解し、説明できる。
第11回 金融派生商品(デリバティブ)
先物取引、オプション取引、スワップ取引、それぞれの目的を理解し、そのしくみを説明できる。
第12回 ポートフォリオ理論(1)
期待収益率(期待値)リスク(分散、標準偏差)の計算方法や正規分布、相関係数などの見方を理解し、説明できる。
第13回 ポートフォリオ理論(2)
複数の資産で構成されるポートフォリオの投資機会集合について理解し、そのパフォーマンス評価指標としてのシャープ・レシオの見方を説明できる。
第14回 金融資産運用に関連する制度や法規等
預金保険制度、日本投資者保護基金、消費者契約法、改正金融サービス法、金融商品取引法など、金融商品の取引に関連する制度や法律について理解を深める。
第15回 まとめ
これまでに学んだ知識をベースに演習問題に取り組み、さらに理解を深め、自身の資産設計や顧客に対する説明を実践できるようになる。
授業外学習の課題 テキストの該当項目について事前に読んでおいてください(30分程度の予習)
また、講義終了後に講義内容をまとめたものを各自アドレスにPDFで送りますので復習しておいてください(60分程度の復習)
履修上の注意事項 経済・金融のしくみ、金利と為替、株価の関係など、基本から丁寧に解説しますので、履修前に経済や金融に関する予備知識が不足していても心配いりません。ただし、講義は連続して毎回受講してこそ理解が深まると考えます。やむを得ず授業を欠席する場合は事前に申し出るようにしてください。テキストの該当箇所をしっかりと熟読し、分からないときは積極的に質問すること。授業への積極的な参加姿勢も評価の対象となります。
また、公認欠席については欠席として扱いますが、単位認定要件と成績評価には影響しないように配慮します。

※受講登録を済ませたら、その旨を以下のメールアドレスで通知していただければ幸いです。
また登録前に何かご質問等がございましたらお知らせください。
nishimoto@randac.com(講師:西本健)
成績評価の方法・基準 質問等、授業への取り組み姿勢(80%)及び理解度チェック(20%)の結果で総合的に評価します。
提出課題等は特にありません。理解度チェックについては授業中、理解できているかどうか個別に質問をしていきます。集中して聞いていれば答えられるものばかりですから心配はいりません。フィードバックは授業を通してその都度解説いたします。
テキスト CFP資格標準テキスト『金融資産運用設計』(2025年~2026年版、日本FP協会)
参考文献 日本FP協会ホームページhttp://www.jafp.or.jp/
主な関連科目 「ライフプランニング・リタイアメントプランニング」「リスクと保険」「相続・事業承継設計」「タックスプランニング」「不動産運用設計」
※「ライフプランニング・リタイアメントプランニング(パーソナル・ファイナンス)」は前期、「リスクと保険(保険研究)」は後期西本が担当します。
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
第1回の授業で説明します。
分からない箇所は授業後、メール等でお知らせください。その都度対応します。
添付ファイルの注意事項 使用するテキストとスライド資料(例)です。
添付ファイル CFP資格標準テキスト(金融資産運用設計).pdf 説明 講義テキスト
添付ファイル スライド資料(例)金利と経済の基本.pdf 説明 講義で使用するスライド資料の例

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
法学研究科M法律学専攻 2024~2026 1・2 -