授業コード 70025400 単位数 2
科目名 G/R Studies B(Hiroshima Kenjinkai Overseas) クラス
履修期 第3学期 カリキュラム *下表参考
担当者 竹井 光子 配当年次 *下表参考

授業の題目 広島県人会から読み解く移民史とディアスポラ
Migration History and Diaspora through Hiroshima Kenjinkai
学修の概要 本授業は、日本有数の移民県である広島県から北中南米へ広がった移民の歴史を、海外広島県人会を核として学ぶことを目的とします。明治期以降、人びとがなぜ広島を出発し、どのような労働・生活・定住の経験を重ねてきたのかを、地域別に考察します。あわせて、移民を支え、世代をつないできた広島県人会の役割に注目し、ディアスポラの形成と継承の過程を理解します。その中で、移民史や県人会に関する日本語および英語の資料を読み解くためのスキルを高めます。広島県との包括的連携協定にもとづき、県職員および各地の県人会メンバーの語りに触れながら、地域史を世界的文脈の中で捉える力を養います。

This course explores migration from Hiroshima Prefecture to North, Central, and South America, focusing on overseas Hiroshima Kenjinkai (prefectural associations). It examines why people left Hiroshima from the Meiji period onward and analyzes their labor, settlement, and community-building experiences across regions.Emphasizing the role of Kenjinkai in sustaining diaspora networks, the course develops students’ skills in analyzing Japanese and English sources. Through engagement with prefectural officials and Kenjinkai members under a partnership with Hiroshima Prefecture, students learn to situate local migration history within a global context.
学修の到達目標 ①広島県が「移民県」と呼ばれる歴史的背景を説明できる。
②北中南米における広島移民の特徴を、地域ごとに比較し整理できる。
③広島県人会の役割を、歴史的および現代的観点から考察できる。
④移民史や県人会に関する情報を英語の資料から読み解き、理解することができる。

In this course, students will be able to:
1. Explain why Hiroshima Prefecture came to be known as a “prefecture of emigration.”
2. Compare and summarize the main features of Hiroshima migrants in North, Central, and South America by region.
3. Discuss the role of Hiroshima Kenjinkai from both historical and present-day perspectives.
4. Read and understand English materials about migration history and Hiroshima Kenjinkai.
授業計画 第1回 [09/14] ガイダンスと包括的連携協定
本授業の目的と構成、広島県との連携の意義を理解し、学習全体の見通しを得る
第2回 [09/17] 講義①:広島はなぜ移民県になったのか
近代広島の社会的背景を通して、移民を生み出した要因への理解を深める
第3回 [09/24] 講義②:移民という決断
人びとが広島を出るに至った動機や葛藤を、個人の選択として捉える視点を得る
第4回 [09/28] 講義③:日本人海外移民史の中の広島
日本全体の移民史の中で広島が占める位置づけへの理解を深める
第5回 [10/01] 講義④:ハワイ移民:官約移民と労働
官約移民制度とプランテーション労働の実態を通して初期移民の経験への理解を深める
第6回 [10/05] 講義⑤:ハワイ移民:生活と広島県人会の誕生
移民生活の困難と支え合いの中から広島県人会が誕生した背景への理解を深める
第7回 [10/08] 広島県職員によるゲスト講義
広島県と海外県人会との交流への理解を得る。
第8回 [10/12] 講義⑥:北米への展開:アメリカ・カナダ
北米における定住、排除、ならびに広島県人会の役割について比較的視点を深める
第9回 [10/15] 講義⑦:中南米への移動:メキシコ・ペルー
複数の移民ルートを踏まえ、中南米移民の多様性、広島移民の特徴への理解を深める
第10回 [10/19] 講義⑧:中南米への移動:ブラジル
農業移民・家族移民としての定住と世代継承の特徴への理解を深める
第11回 [10/22] 中南米の広島県人会によるゲスト講義
世代を超えて継承される移民経験と中南米のおける県人会活動への理解を得る
第12回 [10/26] ハワイ・北米の広島県人会によるゲスト講義
移動・排除・再生という経験を当事者の語りから学び、県人会の多用な枠割への理解を深める
第13回 [10/29] 講義⑨:戦争・分断・ディアスポラ
第二次世界大戦が移民と県人会に与えた影響への理解を深める
第14回 [11/09] 期末プレゼンテーション
興味をひいたテーマを選定し、調査・考察の結果をスライド1頁にまとめて発表することができる
第15回 [11/12] 総括:広島移民史を未来へ
授業全体を振り返り、広島移民史の学びを現代社会および未来への示唆としてまとめる
授業外学習の課題 ■事前学習(30分): 授業のテーマについて調べ、ある程度の予備知識をもって授業にのぞんでください。
■事後学習(30分): 授業で扱ったテーマについて、情報収集や調査をしてさらに知識や考察を深めてください。
加えて、資料講読(日英)や事前調査、事後の振り返り、リサーチと期末プレゼンテーションの準備などを授業外で相当時間数(30時間程度)おこなうことが必要となります。
履修上の注意事項 ※ウェブ履修抽選対象科目です。履修は全うする覚悟にてエントリーしてください。
■担当教員による講義(9回)、ゲストスピーカーセッション(3回)、期末プレゼンテーションから構成します。
■講義の回では、講義にもとづくグループディスカッションをおこないます。積極的な発言や参加を求めます。
■ゲストの回では、質疑応答の時間を設けます。積極的な発言や参加を求めます。
■毎回のふりかえりを含む課題の提出状況を重視します。特に、指定された期限を守れることが重要です。
■出席率を重視します。欠席した場合には自主的に当該内容を補完することを求めます。
■授業を「公認欠席」となった場合にも、Google Classroom内の資料を確認して自身で補ってください。必要な場合には担当教員が相談してください。
■期末プレゼンテーションを「公認欠席」となった場合には、相談のうえで代替措置を提示します。
■履修者には、Google Classroomからalpha gmail 宛に連絡や情報発信をする場合が多々あります。メールは定期的にチェックし、迅速に対応するように心がけてください。
◇ゲストスピーカーの詳細は、確定次第お知らせします。
◇上記の授業計画は、授業の進捗状況や都合により変更となる場合があります。
成績評価の方法・基準 ■授業への参加状況・ディスカッション(20%)
■毎週の授業の振り返り(30%)→期限までに提出することを求めます。
■期末プレゼンテーション(50%)
テキスト 資料を授業内で提供します。
参考文献 授業中に適宜紹介します。
主な関連科目 日本と世界の現代史
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
■授業内容や振り返りに関するフィードバックは、次回の授業時に行います。
■個別の質問・相談には、授業の前後およびメールによるアポイントメントによって応じます。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
国際コミュニティ学部国際政治学科(国際コミュニケーション領域) 2019~2022 1・2・3・4 - - - - -
国際コミュニティ学部国際政治学科(国際コミュニケーション領域) 2023~2026 1・2・3・4 - -