| 授業コード | 70018500 | 単位数 | 2 |
| 科目名 | アメリカの政治と社会 | クラス | |
| 履修期 | 第4学期 | カリキュラム | *下表参考 |
| 担当者 | 立野 純二 | 配当年次 | *下表参考 |
| 授業の題目 | 超大国の変容と世界秩序を考える |
| 学修の概要 | 二つの大戦を経て覇権国家の地位を確立し、国際秩序を牽引してきた米国が変質しようとしています。長期的な世界戦略をめぐらす「秩序の管理者」から、短期的利益を求める「自国第一の国」へ。その流れはどのような米国の歴史を経て生じたのか、米国の社会はどんな問題を抱えてきたのか、米国の変容は国際社会にどのような影響を及ぼすのかを考察します。今のトランプ大統領の動きが注目されるなか、長い歴史の文脈に照らして米国の変化を洞察する識見を身につけることをめざします。 【実務経験】 全国紙の記者として、日本の国内取材と新聞編集の経験を重ねたあと、約30年間にわたり国際ニュースを担当。ワシントン、ニューヨークなど米国に約11年間、エジプト・カイロなど中東に約2年間、駐在し、米国政治・外交・社会や中東・アジア情勢を中心に国際報道や論説・評論活動に従事しました。この授業では、米国での経験で得た知見をもとに、米国政治と社会の歴史と現在を講義します。 |
| 学修の到達目標 | ▽米国の建国以来の理念と課題など歴史の基礎知識を身につけることができる ▽現在の米国政治社会で起きていることを歴史の文脈から説明できる ▽米国の変化と世界が直面する問題について論点を示すことができる |
| 授業計画 | 第1回 | イントロダクション/なぜ米国の歴史と今を学ぶのか =授業のねらい、進め方、成績評価などについて理解することができる |
| 第2回 | 米国の歩み①/建国と開拓~トクヴィルの見た新世界の特徴と懸念 =米国の建国時からの特性をふまえ、現在の米国を歴史的文脈から語れるようになる |
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| 第3回 | 米国の歩み②/内戦と発展~今なお続く「南北」の闘い =「二つの米国」ともいわれる社会分断の源流を論じることができる |
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| 第4回 | 米国の歩み③/パックスアメリカーナ~20世紀を制した大国の光と影 =超大国の誕生と世界戦略を学び、世界史のなかで米国を位置づけられる |
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| 第5回 | 内政の構造と課題①/合衆国憲法と三権分立~王政を封じたシステムは機能しているか =米国の立法、行政、司法の仕組みを説明できるようになる |
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| 第6回 | 内政の構造と課題②/連邦制~統治の主役はワシントンか、自治体政府か =自立を尊ぶ国民性と中央集権の間で揺れる議論について知識を持てるようになる |
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| 第7回 | 内政の構造と課題③/移民国家の理念と現実~人種、ジェンダー =自由と平等を重んじる多元主義と国民統合をめぐる葛藤を理解できるようになる |
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| 第8回 | 中間試験と中間まとめ/この大国の特徴は何か、世界史での特異点は何か ~試験の問いについて解説し、前半の講義を振り返るフィードバックを行います =欧州・アジア・日本との対比で米国の国情を語れるようになる |
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| 第9回 | 外交概観①/孤立主義か国際主義か~モンローとウィルソン両大統領 =世界との関わりをめぐり両極の間で揺れる米外交を認識できるようになる |
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| 第10回 | 外交概観②/戦争に傷つき疲れた大国~例外思想と同盟ネットワーク =「正義」の戦争と過ちを重ねた米国世論の変遷について述べることができる |
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| 第11回 | 外交概観③/ハードとソフトの両パワーとは何か~米国流の覇権を考える =世界に威信を示し、引き寄せてきた米国の影響力の源を語れるようになる |
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| 第12回 | 現代米国を知る①/リベラルと保守~社会の分断がもたらす民主主義の後退 =南北戦争以来の分断から、現代の対立の流れを説明できるようになる |
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| 第13回 | 現代米国を知る②/自由の旗手から米国第一へ~国際秩序を壊す大国 =グローバル化と並行した内向き姿勢の深まりを論じることができるようになる |
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| 第14回 | 現代米国を知る③/多元的価値観が揺れる大国の行方と世界 =変質する米国に対し、世界はどう向き合おうとしているか潮流を分析できる |
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| 第15回 | 総括/今の米国と世界について自分の意見をまとめる ~最終試験に向けて講義全体を振り返るフィードバックを行います =授業で学んだことを確認し、米国についての知見を確認できる |
| 授業外学習の課題 | ▽日頃から米国に関するニュースをチェックする。国内メディアとともに米国の主要メディアに目を通し、自分が関心をもつテーマとその関連情報をメモする ▽授業に臨む前に、指定された文献や資料を読む ▽授業で取り上げた内容と、現在の米国のニュースの関連性を考えてノートにとる ▽上記の時事問題チェックや、事前・事後学習のため各授業ごとに3~4時間を要します |
| 履修上の注意事項 | ・授業後に、Moodleコース上にリアクションのコメント(200~230字程度)を提出してください ・無断欠席や授業中の私語は厳禁です ・やむをえない欠席の場合、事前に連絡すること ・公認欠席は単位認定要件などに影響しないよう配慮します。中間試験及び最終試験時に公認欠席となった場合、追試または代替措置で対応します。 ・公認欠席では資料配布等の配慮は行いますが、本授業の欠席回数の上限である5回には含めてカウントしますので注意してください。 |
| 成績評価の方法・基準 | 授業のリアクションコメント(20%)、中間試験(30%)、最終試験(50%) |
| テキスト | とくに定めません |
| 参考文献 | トクヴィル『アメリカのデモクラシー』、久保文明・他『アメリカ政治 第3版』、菅英輝『冷戦と「アメリカの世紀」 アジアにおける「非公式帝国」の秩序形成』、ジョセフ・ナイ『ソフト・パワー 21世紀国際政治を制する見えざる力』等 |
| 主な関連科目 | 国際ジャーナリズム論、異文化理解論、国際政治入門 |
| オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
・授業の後に質問に応じます ・電子メールによる問い合わせにも応じます ・面談を希望する場合はメールなどでコンタクトして下さい |
| 所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
| 知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
| 国際コミュニティ学部国際政治学科(地域研究領域) | FGGP20505 | 2023~2023 | 2・3・4 | ○ | - | ○ | ○ | - |
| 国際コミュニティ学部国際政治学科(地域研究領域) | 71300 | 2024~2026 | 2・3・4 | ○ | - | ○ | ○ | - |
| 国際コミュニティ学部地域行政学科(政治領域) | FGRA20310 | 2023~2023 | 2・3・4 | ○ | - | ○ | ○ | - |
| 国際コミュニティ学部地域行政学科(政治領域) | 72300 | 2024~2026 | 2・3・4 | ○ | - | ○ | ○ | - |