| 授業コード | 70010800 | 単位数 | 2 |
| 科目名 | 都市・地域戦略論 | クラス | |
| 履修期 | 第3学期 | カリキュラム | *下表参考 |
| 担当者 | 三浦 浩之 | 配当年次 | *下表参考 |
| 授業の題目 | 人々を惹きつける都市・地域の生み出し方を考える |
| 学修の概要 | なぜ、ある都市・地域は「住みたい」「働きたい」「訪れたい」と思われるのでしょうか。また、人口減少や少子高齢化、気候変動などの課題に直面するなかで、都市・地域が将来にわたって魅力と持続性を保つためには、どのような戦略が必要なのでしょうか。 この授業では、各自が一つの都市を選び、その都市の総合計画や地方版総合戦略などを読み解きます。さらに、各種データや都市評価、市民意識調査などを用いて、その都市の現状と戦略を多面的に分析します。その結果から課題や改善すべき点を見いだし、最終的には、その都市をより魅力的で持続可能なものにするための新たな戦略・政策を提案します。 授業は、次の4つのステップで進めます。 1 都市・地域のビジョンと戦略を理解する 都市・地域がどのように評価されているのかを知るとともに、総合計画や地方版総合戦略を読み解き、ビジョンと戦略、政策・施策の関係を理解します。 2 都市・地域と現在の戦略を多面的に分析する 各種統計や都市評価、ジェンダー、市民意識、シティプロモーション、KGI・KPIなど、さまざまな視点やデータを用いて、対象都市の特徴と現在の戦略を分析します。 3 課題や改善すべき点を発見する 行政自身による評価、客観的なデータ、外部機関による評価、住民から見た評価などを組み合わせ、現在の戦略の強みや弱み、見直すべき点を考えます。 4 新たな戦略・政策を提案する これまでの分析に加えて、データに基づく政策立案やソーシャル・マーケティングなどの考え方も活用し、対象都市の魅力や持続性を高めるための新たな戦略・政策を提案します。 この一連の学修を通して、都市・地域の課題や可能性をデータや根拠に基づいて捉え、自ら戦略・政策を考え、提案する力を身につけることを目指します。 |
| 学修の到達目標 | 1 都市・地域の総合計画や地方版総合戦略について、その目的や構造、ビジョン・戦略・政策の関係を説明できるようになること。 2 データ、各種指標、都市評価、市民意識調査などを用いて、対象とする都市・地域の現状と戦略を多面的に分析し、その特徴や課題、改善すべき点を指摘できるようになること。 3 分析結果をもとに、対象とする都市・地域の魅力や持続性を高めるための新たな戦略・政策を、根拠を示しながら提案できるようになること。 |
| 授業計画 | 第1回 | 都市・地域はどのように評価されているのか 「日本の都市特性評価2025」などを通じて、都市・地域がどのような観点から評価されているのかを理解する。あわせて、「人々を惹きつける都市・地域」とはどのようなものかを考えることができるようになる。 |
| 第2回 | 都市・地域のビジョンと戦略 総合計画と地方版総合戦略の関係を学び、「ビジョン―戦略―政策・施策」のつながりを理解する。そのうえで、各自が分析・提案の対象とする都市を選び、その都市が掲げているビジョンと戦略を把握できるようになる。 |
|
| 第3回 | 対象都市の総合計画と地方版総合戦略を読み解く 対象都市の総合計画と地方版総合戦略について、その構成や内容、両者の関係を整理し、その都市がどのような将来像と戦略を描いているのかを理解できるようになる。 |
|
| 第4回 | 戦略の分析① 目標・成果指標から戦略をみる 対象都市の総合戦略について、基本目標、成果指標、基本的方向を把握する。また、各種都市評価なども参照しながら、設定されている目標や方向性が都市の実態に合っているかを考えられるようになる。 |
|
| 第5回 | 戦略の分析② 人口・ジェンダーの視点から地域をみる 「都道府県版ジェンダー・ギャップ指数」や対象都市の男女共同参画に関する調査などを用いて、人口構造やジェンダーの観点から地域の現状を分析できるようになる。 |
|
| 第6回 | 戦略の分析③ 「選ばれる地域」をジェンダーの視点から考える 「女性に選ばれ、女性が活躍できる地域づくり」「希望に応じて働くことのできる環境」「意思決定への多様な人々の参画」などの観点から、対象都市の魅力や持続可能性を考えられるようになる。 |
|
| 第7回 | 戦略の分析④ シティプロモーションとブランディング【オンデマンド授業】 対象都市が行っているシティプロモーションやブランディングについて情報収集・分析し、誰に、どのような都市の魅力を、どのような方法で伝えようとしているのかを考えられるようになる。 |
|
| 第8回 | 戦略の分析⑤ 住民意識から都市・地域を評価する【オンデマンド授業】 市民意識調査などを用いて、生活満足度、地域への評価、施策への評価などを把握し、住民の視点から対象都市の現状や課題を分析できるようになる。 |
|
| 第9回 | 戦略の分析⑥ KGI・KPIから戦略の進捗を評価する 対象都市の総合計画や総合戦略に設定されているKGI・KPIなどの指標を確認し、その達成状況から戦略の進捗や成果を評価できるようになる。 |
|
| 第10回 | 戦略の分析⑦ 複数の評価を組み合わせて戦略を診断する これまでの分析を総合し、 ・行政自身による評価 ・各種データや指標による評価 ・外部機関による都市評価 ・住民意識からみた評価 などを組み合わせて、対象都市の戦略の強み、弱み、見直すべき点を明らかにできるようになる。 |
|
| 第11回 | 新たな戦略の方向性を考える これまでの分析結果をもとに、「この都市では、これから何に取り組む必要があるのか」を考え、新たな戦略・政策として取り組むべき課題や方向性を見いだせるようになる。 |
|
| 第12回 | 戦略提案に新たな視点を加える―データに基づく政策立案とソーシャル・マーケティング データから課題や対象者を捉え、解決策を考える方法について学ぶ。また、人々の行動変容を通じて社会課題の解決を目指すソーシャル・マーケティングの考え方を理解し、自らの戦略・政策提案に活用することができるようになる。 |
|
| 第13回 | 新たな戦略・政策案を共有し、改善する 各自が考えた戦略・政策案を共有し、他者からの意見も踏まえて、提案の強み、弱み、実現に向けたボトルネックなどを明らかにし、提案をブラッシュアップする。 |
|
| 第14回 | 都市・地域の新たな戦略・政策を提案する これまでの分析を踏まえ、対象都市の課題や可能性を示したうえで、その都市の魅力や持続性を高めるために新たに取り組むべき戦略・政策を、根拠を示しながら提案できるようになる。 |
|
| 第15回 | 戦略・政策提案と総括 各自の戦略・政策提案を共有するとともに、これまでの分析と提案のプロセスを振り返る。あわせて、都市・地域の戦略を考える際に必要となる視点や考え方を総括できるようになる。 |
| 授業外学習の課題 | 事前学修(2時間程度) 各回のテーマに関連して、対象都市の計画、統計、各種調査、評価資料などを収集し、必要な分析を行う。また、授業内で行う発表や戦略・政策提案の準備を行う。 事後学修(2時間程度) 授業での学修やフィードバックを踏まえ、対象都市について追加の情報収集・分析を行う。また、発表や提案を行った場合は、その内容を振り返り、必要な修正・改善を行う。 |
| 履修上の注意事項 | 授業に関する連絡や資料の提供は、MoodleおよびGoogle Classroomで行います。また、分析結果やプレゼンテーション資料等の提出、各自の戦略・政策提案に対するフィードバックについても、MoodleおよびGoogle Classroomを利用します。 授業は対面授業とオンデマンド授業を組み合わせたブレンド型で実施します。 各自が戦略・政策を提案する対象都市は、『日本の都市特性評価2025』(森記念財団)の対象都市から選択します。授業では、一つの対象都市について継続して調査・分析を行い、最終的に新たな戦略・政策を提案します。 ※9/14は休講とし、補講は11/7(土)に実施する予定です。 都市・地域を取り巻く社会情勢や政策は変化するため、最新の動向を踏まえて、授業計画や取り上げる題材を変更する場合があります。 最終的な戦略・政策提案については、プレゼンテーション動画による提出を求める場合があります。 都市・地域に関する戦略(政策)は社会情勢により変化します。このため、上記授業計画の内容を変更することがあります。 *公認欠席制度の配慮内容は以下の通りです。 ・公認欠席によるマイナス評価は行いません。 ・公認欠席時の資料は、後日、MoodleあるいはGoogle Classroomを通じて配布します。 ・プレゼンテーション時に公認欠席となる場合、代替措置で対応します。 |
| 成績評価の方法・基準 | 【期末試験】無 次の2点から総合的に評価します。 1 対象都市と既存戦略の分析 40% データ、各種指標、都市評価、市民意識調査等を用いて、対象都市の現状と既存戦略を多面的に分析し、課題や改善すべき点を適切に指摘できているかを評価します。 2 新たな戦略・政策の提案 60% 分析結果に基づいて課題を設定し、対象都市の魅力や持続性の向上につながる戦略・政策を、根拠、論理性、実現可能性等を踏まえて提案できているかを評価します。 |
| テキスト | 授業の進行に伴い、適宜、参照すべき資料について指示する。 |
| 参考文献 | まちづくりの統計学 政策づくりのためのデータの見方・使い方、都宮 浄人・多田 実(著・編集)、学芸出版社(2022) 行動科学でより良い社会をつくる ソーシャルマーケティングによる社会課題の解決、瓜生原葉子、文眞堂(2021) 世界のSDGs都市戦略 デジタル活用による価値創造、櫻井美穂子、学芸出版社(2021) |
| 主な関連科目 | 地域行政入門、自治体行政実務、地域政策実践論、地域資源ビジネス、ソーシャルイノベーション論 社会教育経営論Ⅰ・Ⅱ ソーシャル・アントレプレナー入門、ソーシャル・アントレプレナー実践 |
| オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
随時相談に応じます。各担当者に大学メール(alpha)にてコンタクトください。 また、授業終了後にも質問に応じます。 各自の戦略分析や戦略アイデアの着想や提案プレゼンテーションについて、授業中に講評するとともに、Moodle等にてフィードバックします。 |
| URLリンク | 森記念財団 日本の都市特性評価 |
| URLリンク | 地方創生図鑑 |
| URLリンク | 内閣府 地方創生 |
| 所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
| 知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
| 人間環境学部人間環境学科(関連科目) | - | 2024~2026 | 3・4 | ○ | ○ | ○ | ○ | - |
| 国際コミュニティ学部地域行政学科(政策領域) | FGRA30504 | 2019~2022 | 3・4 | - | - | - | - | - |
| 国際コミュニティ学部地域行政学科(政策領域) | FGRA30504 | 2023~2023 | 3・4 | ○ | ○ | ○ | ○ | - |
| 国際コミュニティ学部地域行政学科(政策領域) | 72400 | 2024~2026 | 3・4 | ○ | ○ | ○ | ○ | - |