| 授業コード | 70009100 | 単位数 | 2 |
| 科目名 | 政治特論B(国際ジャーナリズム論) | クラス | |
| 履修期 | 第3学期 | カリキュラム | *下表参考 |
| 担当者 | 立野 純二 | 配当年次 | *下表参考 |
| 授業の題目 | 国際報道で形づくられる多様な世界像を考察する |
| 学修の概要 | 二つの世界大戦を経て築かれた米国主導の国際秩序が揺らいでいます。国連憲章をはじめとする法の支配の原則が公然と軽んじられ、各地で紛争が頻発しています。その混迷を伝える国際ジャーナリズムの最前線を検証し、現代世界の諸相を考察します。ドキュメンタリー映像や新聞・ネット情報など世界の報道の実例を取りあげ、多角的に読み解きます。同じ出来事を伝えるニュースでも、発信する主体や国、立場によって異なるイメージを生むケースなどを題材に、国際問題の捉え方は多様であり、自らの世界観を不断に見つめ直す必要があることを学びます。 世界的な時事問題をタイムリーに学修の題材にするため、発生するニュース状況によっては授業計画を変更することがあり得ます。 【実務経験】 全国紙の記者として、日本の国内取材と新聞編集の経験を重ねたあと、約30年間にわたり国際ニュースを担当。米ワシントン、ニューヨーク、エジプト・カイロに長年駐在し、米国政治・外交・社会や中東・アジア情勢を中心に国際報道や論説・評論活動に従事しました。この授業では、世界各地のニュース現場での経験で得た知見を活かし、国際ジャーナリズムの理念と現実を講義します。 |
| 学修の到達目標 | ・国際ニュースについての基本的な知識を深めることができる ・国際メディアの多様性を知り、報道を批判的に分析できるようになる ・世界情勢の変化を観察し、自分の世界観を常に更新する姿勢をもてるようになる |
| 授業計画 | 第1回 | 授業全体のガイダンス/ 授業の進め方、目標、成績評価の説明など~授業のねらいについて理解できるようになる |
| 第2回 | 欧州の紛争/ウクライナ戦争①/ 開戦の時、世界各国ではどのように報じられたのか。立場や歴史背景を映す報道を検証します~紛争に対する善悪や解釈をめぐる多様な視座を知ることができる |
|
| 第3回 | 欧州の紛争/ウクライナ戦争②/ 戦時下で報道を続ける記者たちの現状を学び、戦争を起こす為政者はなぜ報道機関を支配しようとするのか考えます~現代の紛争と報道の関係について見識を広げられる |
|
| 第4回 | 中東の紛争/ガザ紛争①/ パレスチナ自治区ガザの状況を現地ジャーナリストの報告で確認し、紛争地の危険を越えて報じる意味を考えます~紛争の報道の価値について自分なりの意見を持つことができる |
|
| 第5回 | 中東の紛争/ガザ紛争②/ イスラエルの国内と国外で異なる報道のありようを学び、紛争に対する世論形成に報道がどう影響するか分析します~集団の認識に及ぼす報道の影響力について述べることができる |
|
| 第6回 | アジアの報道①/中国と香港/ 強権国家が報道機関を弾圧する現実を知り、それでも報道活動を志す価値を学びます~近隣国のジャーナリズムについて意見を述べられるようになる |
|
| 第7回 | アジアの報道②/朝鮮半島/ 同じ民族が分断されている朝鮮半島の南北で全く異なる言論状況を考察し、歴史と言論の関係を考察します~国家体制と言論の自由の関係について説明できるようになる |
|
| 第8回 | 中間試験とフィードバック/ 前半に取り上げたテーマに共通するメディアの問題を振り返ります~自らの考察の深度を知り、後半の目標を立てることができる |
|
| 第9回 | 世界のフォトジャーナリズム/ 一枚の写真が世論を動かし、世界の流れを変えることがあります。報道写真の歴史を振り返り、その影響力を学びます~ジャーナリズムの多様な側面について見識を深められる |
|
| 第10回 | 米国と言論の自由①/9.11とイラク戦争/ 2001年に起きた未曽有のテロ事件の実相を知り、対テロ戦争に至るまでの報道の経緯と問題点を探ります~報道と世論の相関について説明できるようになる |
|
| 第11回 | 米国と言論の自由②/トランプ政権とメディア/ 自由主義の大国が報道の自由を圧迫するに至った現実を踏まえ、権力と報道の緊張関係を考察します~米国の現状について洞察できるようになる |
|
| 第12回 | グローバルサウスの視点①/核武装の特権と廃絶の相克/ 核保有国は軍拡に走る一方、非保有国は核の廃絶の結束をめざす現状はどう伝えられているか~核戦力をめぐる世界の分断について意見を述べられる |
|
| 第13回 | グローバルサウスの視点②/国連は誰のためにあるのか/ 米国が国際枠組みから離脱する動きに対し、国連はじめ国際機関を構成する国々はどのように取り組みを発信しているか~国際協調の論議について視野を広げられる |
|
| 第14回 | 最終試験に向けたフィードバック/ 試験に向けて授業全体を振り返ります~国際世論とジャーナリズムはどのような関係にあるのか、学修の成果を表現できるようになる |
|
| 第15回 | 総括/ 世界の出来事を注意深くとらえるアンテナを張り、多様な報道をもとに国際社会についての見識を深める価値を考えます~自分の世界観を持ち、常に更新し続ける習慣を身につけることができる |
| 授業外学習の課題 | ・日ごろから国際ニュースをチェックして下さい ・授業のなかで現在進行中のニュースについて論議することがあります ・次回授業のテーマの予習、授業後の振り返りなど、各授業の過程でそれぞれ3~4時間を要します |
| 履修上の注意事項 | ・授業後、Moodle上にリアクションのコメント(200字程度)を提出してください ・無断欠席や授業中の私語は厳禁です ・やむをえない欠席の場合、事前に連絡すること ・公認欠席は単位認定要件などに影響しないよう配慮します。中間試験及び最終試験時に公認欠席となった場合、追試または代替措置で対応します。 ・公認欠席では資料配布等の配慮は行いますが、本授業の欠席回数の上限である5回には含めてカウントしますので注意してください。 |
| 成績評価の方法・基準 | 授業ごとのリアクションのコメント30%、中間試験30%、最終試験40% |
| テキスト | とくに定めません |
| 参考文献 | A.モレリ『戦争プロパガンダ10の法則』、ビル・コバッチ&トム・ローゼンスティール『ジャーナリストの条件~時代を超える10の教訓』 |
| 主な関連科目 | メディア論、アメリカの政治と社会 |
| オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
・授業の後に質問に応じます ・メールでも問い合わせに応じます ・面談を希望する場合は時間を予約するためコンタクトして下さい |
| 所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
| 知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
| 国際コミュニティ学部地域行政学科(政治領域) | FGRA30313 | 2019~2022 | 3・4 | - | - | - | - | - |
| 国際コミュニティ学部地域行政学科(政治領域) | FGRA30313 | 2023~2023 | 3・4 | ○ | - | ○ | ○ | - |
| 国際コミュニティ学部地域行政学科(政治領域) | 72400 | 2024~2026 | 3・4 | ○ | - | ○ | ○ | - |