授業コード 64000200 単位数 2
科目名 基礎化学 クラス
履修期 前期授業 カリキュラム *下表参考
担当者 井原 邦夫 配当年次 *下表参考

授業の題目 基礎化学 (Basic chemistry)
学修の概要 私たちの体は、およそ30兆個の細胞からできています。細胞の中には、タンパク質・脂質・糖質・無機塩類など、たくさんの化学物質が含まれています。毎日の食事から、これらの物質のもとになる分子を取り入れ、新しい細胞を作ったり、体を動かすためのエネルギーを得たりしています。もし必要な成分が不足すると、体調をくずしたり、病気になったりすることがあります。このことから、食事の内容を化学の視点で考えることが大切だとわかります。また、食品をすりつぶす、加熱する、塩を加えるといった加工や調理によって、見た目や食感、味は変化します。これらの変化は、食品に含まれる物質の性質(物性;物理的・化学的な特徴)によって説明することができます。
 この授業では、物質を原子、分子のレベルで考え、化学の言葉で表すための基本ルールを学びます。分子がどのような力によってまとまっているのか、どのような条件でほかの分子と反応し、どんな別の物質に変わるのかを学びます。これを理解することで、食品の加工や調理のしくみを科学的にイメージできるようになります。また、料理や食品づくりでの工夫を考える力も身につきます。
学修の到達目標 この授業を通して、次のことができるようになることを目標とします。
1. 身の回りの物質を、原子や分子の集まりとしてとらえ、化学の言葉で説明できる。
2. 物質の三態(固体・液体・気体)や溶ける・混ざるといった現象を、分子の動きや性質と結びつけて説明できる。
3. 化学式や化学反応式の基本的な書き方と読み方を理解し、簡単な反応を表すことができる。
4. 分子どうしが引き合う力(分子間力)や、原子どうしの結びつき(化学結合)の基本を説明できる。
5. 酸・塩基やpHの意味を理解し、食品や体内で起こる身近な例と関連づけて説明できる。
6. 加熱や冷却、混合などによって起こる食品中の変化を、化学的な性質や反応の視点から考えることができる。
授業計画 第1回 授業全体の概要説明(成績評価方法を含む)、化学という学問について(高校の復習と他の学問との関係)
第2回 原子の構造と周期表(すべての物質は原子からできている)
第3回 化学結合(イオン結合、金属結合、共有結合、配位結合、分子間相互作用)
第4回 有機化合物 その1(種類と特徴、構造、命名法)
第5回 有機化学 その2 (立体化学、生体高分子)
第6回 さまざまな元素と無機化学 (非金属元素、典型金造元素、遷移金属元素)
第7回 試験の実施(1〜6回の理解)と試験に関するフィードバック
第8回 物質量と濃度、状態変化 (分子量、モル、濃度、状態変化、温度、溶液)
第9回 化学変化と化学反応式(質量保存の法則、化学反応式)
第10回 酸と塩基の反応(pH, 酸解離定数、中和、緩衝液)
第11回 酸化還元反応(イオン化傾向、酸化還元電位)
第12回 熱力学と化学反応、反応速度論 その1 (熱力学の第一法則、第二法則、エンタルピー、エントロピー)
第13回 熱力学と化学反応、反応速度論 その2(化学平衡、化学反応速度論、酵素反応)
第14回 測定と分析(定性と定量、測定値の取り扱い、統計学初歩)
第15回 試験の実施(8〜14回の理解)と試験に関するフィードバック
授業外学習の課題 ・日々の生活全てに化学的な視点から関心を持ち、大規模言語モデル(LLM)を活用して課外課題に充てる時間を短縮すると同時に、自分の言葉で表現できるよう努力する。

・事前学修:授業は教科書に沿って進める。そのため、自分の学習ペースと日常生活の優先順位を考えて、学習を習慣化するように工夫する。

・事後学修:Moodleから授業外学習の課題サイトを指定する。毎回10〜30分程度の小テストを行う。
履修上の注意事項 ・基本的に、対面授業とします。オンデマンド授業に関しては、授業内で説明します。

・15回のうち、欠席(公認欠席も含め)が6回になった時点で、成績評価の対象としない。

・公認欠席に関しては、別途オンデマンド授業を含めた課外学習課題で対応してもらいます。
成績評価の方法・基準 中間試験、期末試験(60%)、授業中の小テスト(20%)、授業後の小テスト(20%)
テキスト 新スタンダード栄養・食物シリーズ19 基礎化学 村田容常、奈良井朝子 編 東京化学同人、2020年、2500円(税別)、ISBN 978-4-8079-1682-5
参考文献 授業時間内で、適宜紹介します。
主な関連科目 高校の化学、高校の化学基礎
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
質問や相談は、基本的にメールで対応します。もしくは、授業の前後、オフィスアワーに口頭でも構いません。個人の疑問を解消することが学習の基本ですから、わからないことを解決する能力(検索したりLLMを活用する)をしっかり身につけてください。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
健康科学部心理学科(健康科学部総合科目) FHPS41001 2018~2022 1・2・3・4 - - - - -
健康科学部心理学科(健康科学部総合科目) FHPS41202 2023~2023 1・2・3・4 - - -
健康科学部心理学科(健康科学部総合科目) 61200 2024~2026 1・2・3・4 - - -
健康科学部健康栄養学科(健康科学部) FHNU10202 2018~2022 1・2・3・4 - - - - -
健康科学部健康栄養学科(健康科学部) FHNU10202 2023~2023 1・2・3・4 - - -
健康科学部健康栄養学科(健康科学部) 62200 2024~2026 1・2・3・4 - - -