| 授業コード | 63002300 | 単位数 | 2 |
| 科目名 | 臨床心理学 | クラス | |
| 履修期 | 後期授業 | カリキュラム | *下表参考 |
| 担当者 | 藤川 卓也 | 配当年次 | *下表参考 |
| 授業の題目 | 臨床心理学概論 Introduction to Clinical Psychology |
| 学修の概要 | 臨床心理学は,心理学の知識を応用して(あるいは独自に)人々のこころの健康の回復・保持・増進を助けるため,理論や技法を研究したり,実践したりする心理学の学問分野である。 この授業では,臨床心理学の成り立ちや主要な考え方,こころの理解・支援の仕方に関する基礎的な知識の修得を目指す。講義を基本としながら,体験しながら学ぶことを重視する。 この授業は,公認心理師の資格取得に必要な科目でもある。臨床心理士や公認心理師といった心理専門職に関心のある学生は,この授業を通してキャリア選択・計画における基礎固めを行う。心理専門職を目指さない人にとっても,身近なこころの悩みについて臨床心理学的に考えるための知識を身につけることを目指す。 実務経験内容:精神科クリニック,児童精神科,大学附属心理相談室や地域コミュニティでの臨床心理学の実践活動の経験がある。実務経験を踏まえて,実践のリアリティを持てるような学びにつなげる。 |
| 学修の到達目標 | 臨床心理学の展開と現状に関する基礎知識を修得することを目指す。具体的に以下の3つを学修の到達目標とする。 ①臨床心理学の成り立ち,臨床心理学の基礎的な知識を理解し,説明ができる。 ②授業で学んだ知識を元に日常の事象を臨床心理学的に考えることができる。 ③将来,心理専門職として活動を行うイメージを持ち,キャリア選択・計画ための準備ができる。 |
| 授業計画 | 第1回 | 【オリエンテーション:心理専門職の専門性から考える臨床心理学】 授業の流れ,学修の到達目標,成績評価の基準を理解できる。 心理専門職の活動から臨床心理学はどんな学問かを大枠を理解し,説明できる。 キーワード:公認心理師,臨床心理士,専門性 |
| 第2回 | 【臨床心理学の成り立ちと考え方】 臨床心理学が今日に至るまでの過程,心理専門職の在り方を理解し,説明できる。 キーワード:科学者―実践家モデル/生物・心理・社会モデル/多職種連携/地域連携/経験的に支持された治療/科学的根拠に基づいた心理的支援 |
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| 第3回 | 【こころの支援の流れと構造】 心理支援の流れを理解し,どのように行われるかを説明できる。 キーワード:クライエント/セラピスト/インテーク面接・受理面接・初回面接/ラポール/治療(作業)同盟/インフォームド・コンセント/説明責任/ケース・フォーミュレーション/支援の構造・枠/終結・中断(ドロップアウト) |
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| 第4回 | 【こころの支援につなぐ心理的アセスメント】 心理支援においてクライエントの困り事や訴え,特徴を理解していく作業を心理的アセスメントという。 心理的アセスメントの概要やセラピストの臨む姿勢について理解し,説明できる。 キーワード:診断との違い/全人的理解/心理検査法/面接法/観察法 |
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| 第5回 | 【心理的アセスメントとしての面接法・観察法】 面接法・観察法について理解し,説明できる。 キーワード:構造化面接/半構造化面接/非構造化面接/参与しながらの観察 |
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| 第6回 | 【心理的アセスメントとしての心理検査法】 心理検査法について理解し,説明できる。 キーワード:人格検査(質問紙法・投影法)/作業検査/神経心理学的検査/発達検査・知能検査/テストバッテリー |
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| 第7回 | 【ここの支援:カウンセリング】 カウンセリングの方法やセラピストの姿勢について理解し,説明できる。 キーワード:マイクロカウンセリング/傾聴 |
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| 第8回 | 【メディアにみるこころの病気とその支援の実際①】 こころの病や悩みとその回復をテーマとしたメディア作品は多数存在する。 そのようなメディア作品を参照しながら,こころの病や悩み,支援とは何かを考え,メディア作品を臨床心理学的に解釈できる。 |
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| 第9回 | 【メディアにみるこころの病気とその支援の実際②】 第8回の続きを行う。 メディア作品を参照しながら,こころの病や悩み,支援とは何かを考え,メディア作品を臨床心理学的に解釈できる。 |
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| 第10回 | 【こころの支援:人間性アプローチと精神力動アプローチ】 多様な心理療法うち人間性アプローチと精神力動アプローチを理解し,説明できる。 キーワード:クライエント中心療法/精神分析療法/防衛機制 |
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| 第11回 | 【こころの支援:認知行動アプローチとその他の様々なアプローチ】 多様な心理療法のうち認知行動アプローチとその他のアプローチを理解し,説明できる。 キーワード:行動療法/認知療法 |
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| 第12回 | 【こころの支援:臨床動作法を通したこころ・からだのセルフケア】 臨床動作法は,身体の動き(動作)を通して心を支援する方法である。 臨床動作法を通したリラクセイション体験をする。 臨床動作法の一部をセルフケアとして日常に取り入れることができる。 |
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| 第13回 | 【心理専門職の研鑽と研究活動(オンデマンド)】 心理専門職は生涯学び続けることが必要である。生涯学習の方法やスタイルを理解し,説明できる。 心理専門職は研究活動も行う。臨床心理学をどのように研究するかを理解し,説明できる。 キーワード:ケースカンファレンス/事例検討会/スーパービジョン/事例研究/無作為割付対照試験(RCT)/効果量/メタ分析 |
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| 第14回 | 【心理専門職が専門性を活かす現場:教育,司法・犯罪,産業・労働分野(オンデマンド)】 教育,司法・犯罪,産業・労働分野における心理専門職の仕事や役割を理解する。 各分野におけるキャリアイメージを持てるようになる。 |
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| 第15回 | 【心理専門職が専門性を活かす現場:保健・医療,福祉分野と授業のまとめ】 保健・医療,福祉分野における心理専門職の仕事や役割を理解する。 各分野におけるキャリアイメージを持てるようになる。 授業全体を通して学んだことを振り返り,知識を定着させる。 |
| 授業外学習の課題 | 事前学修(2時間程度):授業資料に目を通し,内容を理解する。 事後学修(2時間程度):ノートや授業資料を見返し,情報を整理したり,疑問点を整理する。 |
| 履修上の注意事項 | ●授業形式:ブレンド型授業(Microsoft Teams(以下Teams)を使用) ●授業資料等の共有: ・Teamsを利用してオンライン上で共有。 ・Teamsの利用方法は第1回の授業で伝える。 ・授業中にTeamsにアクセスできる機器PC・タブレットを持参すること。 (スマートフォン・iPhoneで資料を見ることは不可) ●欠席の対応 ・事前に連絡が必要。 ・欠席時の授業資料は,Teams上で確認すること。 ・公認欠席も欠席として扱う。 ・遅刻・欠席により小テストを受験できなかった場合,公認欠席であれば別日の受験を認める。 その場合は自ら教員に受験を申し出ること。 ●その他 居眠り・私語厳禁。時間厳守。 繰り返しの注意にも関わらず改善が見られない場合は,退出を求め,欠席扱いとする。 |
| 成績評価の方法・基準 | ●期末試験:有 ●成績評価の基準:以下による総合的な評価 ・期末試験(50%) ・授業中の小テストおよびコメントペーパー(50%):数回に1回確認テストやコメントペーパーの提出を求める。 ・その他:授業態度や質問など授業への取り組みで減点・加点する。 |
| テキスト | 使用しない。 |
| 参考文献 | 公認心理師の基礎と実践3 臨床心理学概論 第2版 野島・岡村編 遠見書房 ISBN: 978-4866161679 New Liberal Arts Selection 臨床心理学 改訂版 丹野・石垣 ・毛利・佐々木・杉山 有斐閣 ISBN: 978-4641053908 |
| 主な関連科目 | 心理的アセスメント,心理学的支援法,公認心理師の職責,関係行政論,健康・医療心理学,教育 学校心理学,産業・組織心理学,福祉心理学,司法・犯罪心理学,人体の構造と機能及び疾病,精神疾患とその治療,障害者・障害児心理学 |
| オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
授業中において,適宜質問を受け付ける。 授業時間外においては,対面およびTeamsを用いて質問や相談に対応する。 対面の場合,授業等で席を外している時もあるので,事前に連絡をすること。 |