| 授業コード | 40000300 | 単位数 | 2 |
| 科目名 | 環境経済学Ⅱ | クラス | |
| 履修期 | 後期授業 | カリキュラム | *下表参考 |
| 担当者 | 鈴木 伸 | 配当年次 | *下表参考 |
| 授業の題目 | 環境政策の批判 |
| 学修の概要 | 本講義では、環境経済学Ⅰで学んだ「公共経済学的な解決策(市場の失敗の補正)」を相対化し、マルクス経済学および地域経済学の視点から環境問題の深層を解剖する。 環境問題の本質を人間と自然の物質代謝の撹乱として捉え、資本蓄積の論理が地域や環境にどのような負荷を強いているのかを考察する。また、地域経済学の視点から、再生可能エネルギーや資源循環を「地域の富」として取り戻すための戦略(エネルギー自治やコモンズの再生)について、北欧や日本の先進的事例をもとに議論する。 授業では、Ⅰの「効率性の論理」とⅡの「構造的転換の論理」を絶えず往復し、具体的な政策が地域社会に真の豊かさをもたらすのかを多角的に検証する。 |
| 学修の到達目標 | ①構造的分析: 環境問題を資本蓄積や物質代謝の視点から捉え、市場メカニズムの限界を論理的に説明できる。 ②地域の再定義: 再生可能エネルギー等の導入を、地域内経済循環や「地域コモンズ」の視点から評価できる。 ③複眼的考察: 特定の環境政策に対し、公共経済学(Ⅰ)とマルクス経済学(Ⅱ)の両面から批判的かつ建設的な議論ができる。 |
| 授業計画 | 第1回 | イントロダクション(環境経済学Ⅰの復習と、社会経済学の視座) |
| 第2回 | 社会経済学の基礎①:経済の社会化と自然 | |
| 第3回 | 社会経済学の基礎②:社会的費用と資本主義 | |
| 第4回 | マルクス経済学と環境:物質代謝論 | |
| 第5回 | 環境政策の評価軸 | |
| 第6回 | 地域経済学への接続:内発的発展と環境 | |
| 第7回 | 再生可能エネルギーの政治経済学 | |
| 第8回 | 再エネ普及の虚実 | |
| 第9回 | 日本における「地域循環共生圏」の可能性 | |
| 第10回 | サーキュラー・エコノミーの政治経済 | |
| 第11回 | 脱成長と定常型社会の議論 | |
| 第12回 | 環境と労働 | |
| 第13回 | 環境政策の歪 | |
| 第14回 | 地域からのオルタナティブ・デザイン | |
| 第15回 | 総括:二つの経済学の比較を通じて |
| 授業外学習の課題 | 教科書・授業資料の復習、コメントシートの記入 |
| 履修上の注意事項 | 本授業ではオンラインコメントツールを使うため、スマートフォンなど電子端末を持参することが望ましい。充電にも留意されたい。 ・公認欠席は欠席として扱うが、単位認定要件には影響しないように配慮する。 |
| 成績評価の方法・基準 | コメントシート(70%)、課題提出(30%)で評価する。欠席は減点する。 |
| テキスト | 1.宮本憲一『環境経済学』岩波書店 2.斎藤幸平『人新世の「資本論」』(集英社新書) |
| 参考文献 | K.マルクス『資本論』 |
| 主な関連科目 | 経済学入門、資源経済学 |
| オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
授業中のコメントは受け付ける。またコメントツールを使うので、積極的に活用すること。 |
| 所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
| 知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
| 経済科学部現代経済学科(C群) | FECE30314 | 2019~2022 | 3・4 | - | - | - | - | - |
| 経済科学部現代経済学科(C群) | FECE30314 | 2023~2023 | 3・4 | ○ | ○ | ○ | - | - |
| 経済科学部現代経済学科(C群) | 41300 | 2024~2026 | 3・4 | ○ | ○ | ○ | - | - |
| 経済科学部経済情報学科(H群) | FEEI30822 | 2019~2022 | 3・4 | - | - | - | - | - |
| 経済科学部経済情報学科(H群) | FEEI30822 | 2023~2023 | 3・4 | ○ | ○ | ○ | - | - |
| 経済科学部経済情報学科(H群) | 42300 | 2024~2026 | 3・4 | ○ | ○ | ○ | - | - |