授業コード 31010402 単位数 2
科目名 基礎演習Ⅲ クラス 02
履修期 後期授業 カリキュラム *下表参考
担当者 片上 孝洋 配当年次 *下表参考

授業の題目 憲法を学ぶ
学修の概要  この演習では、憲法の入門的文献を精読し、報告とそれに続くディベートを通じて、法学的な思考力と議論の作法を習得します。テキストには、初宿正典ほか著『いちばんやさしい憲法入門(第7版)』(有斐閣、2025年)を使用し、憲法の全体像を体系的に復習・定着させます。

 各回の報告担当者は、割り当てられたテーマについて、要点をまとめた報告資料(レジュメ)を作成して発表を行います。報告後は、その内容に基づいて質疑応答を行い、さらに報告担当者が提示した「問い」や「課題」に基づくディベートを行います。対立する学説や判例のロジックを比較検討するプロセスを通じて、身につけるべき知識や内容の確実な定着を図ります。報告担当でない者も、事前の予習(テキストの通読)と自身の意見の整理を前提として、積極的な議論への参加が求められます。また、演習で取り上げたテーマについてレポートを作成することで、自身の考えを論理的に構成する力を養います。
学修の到達目標  この演習を通して、以下の能力を習得することを目指します。
1.憲法の基本的な考え方や主要な学説・判例を体系的に理解し、ディベートを通じてそれらを具体的事例に適用・説明できる。
2.報告資料の作成、報告、ディベートを通して、3年次以降のゼミナールで専門性を深めるために不可欠な、論理的思考力、表現力、傾聴力、および論証能力を身につけることができる。
授業計画 第1回 ガイダンス
前半の報告者の割り当て
第2回 報告の準備
第3回 Theme1:ブラック校則-子どもの人権
第4回 Theme2:欲しいのはまず選挙権-外国人の人権
第5回 Theme6:むかし親殺しありきー法の下の平等(2)
第6回 Theme9:人殺し教えます一表現の自由(2)
第7回 Theme11:クーラーのない生活-生存権
第8回 前半の振り返り
後半の報告者の割り当て
第9回 レポートの書き方
報告の準備
第10回 Theme12:教科書はつらいよ-教育権
第11回 Theme13:罪と罰のはて-死刑制度
第12回 Theme16:両院は車の両輪-国会(1)
第13回 Theme18:首相の選び方ー内閣
第14回 Theme19:裁判はだれのために-裁判所
第15回 後半の振り返り
全体のまとめ
授業外学習の課題 【事前学修】
・報告担当者:担当箇所の要約だけでなく、関連する判例や参考文献を調査し、学説の対立や憲法判断の是非をめぐるディベートのための「問い」や「課題」を含めた報告資料(レジュメ)を作成すること(2週間程度)。
・報告担当でない者:テキストの該当箇所を精読した上で、想定される論点について自分の意見をメモにまとめ、ディベートに参加する準備をして臨むこと(2時間程度)。

【事後学修】(2時間程度)
・演習でのディベートや教員の解説を振り返り、報告内容を整理し直すことで、学んだ知識・学説・判例の定着を図ること。また、関連する文献を読み、理解を深めること(2時間程度)。
履修上の注意事項 1.演習には主体的に参加し、自身の考えを根拠(条文・判例等)とともに述べるよう努めてください。
2.報告担当者は、発表内容の正確性と分かりやすさを追求し、資料作成・発表練習を含め、余裕を持った準備を心がけてください。
3.報告担当でない者は、テキストの該当箇所を事前に熟読し、自分の意見や質問をまとめて出席してください。
4.テキストと各自で用意した六法(ポケット六法、デイリー六法など)を持参してください。
5.原則として全回出席を求めます。やむを得ない理由で欠席する場合は、事前に必ず担当教員に連絡してください。
6.授業計画は一部変更する場合があります。

*公認欠席制度の配慮内容は以下の通りです。
・公認欠席時の資料は、Moodleで配付します。
・報告を担当する時に公認欠席となる場合、報告の順番を変更するなど適宜対応します。
成績評価の方法・基準  報告への取り組み(報告の内容等)(40%)、議論への取り組み(発言の回数と内容等)(30%)、演習で取り上げたテーマに関するレポート(30%)で評価します。
 ※ 正当な理由のない欠席や不適切な受講態度は、減点します。
テキスト 初宿正典ほか著『いちばんやさしい憲法入門(第7版)』(有斐閣、2025年)
参考文献 高橋和之『立憲主義と日本国憲法(第6版)』(有斐閣、2024年)
渋谷秀樹編著『憲法判例集(第12版)』(有斐閣、2022年)または、渋谷秀樹編著『憲法判例集(第13版)』(有斐閣、2025年)
主な関連科目 憲法原論、基本的人権
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
・授業の前後で質問・相談に対応します。
・詳細な解説やまとまった時間を要する質問・相談の場合は、別途時間を設けますので、メールにて予約をとってください。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
法学部法律学科(演習) 31300 2024~2026 2