授業コード 30038113 単位数 2
科目名 ゼミナールⅣ クラス 13
履修期 後期授業 カリキュラム *下表参考
担当者 柳生 一成 配当年次 *下表参考

授業の題目 障がい者・LGBTIQ+の権利を中心に国際人権について学ぼう
学修の概要 (1) ゼミのねらい
 人権とは個別に存在するのではなく、相互に関連します。本ゼミナールにおいては、関心のある国際人権法の問題についてリサーチし、国際人権に関する深い知識を身につけます。
 
(2) ゼミの進め方
 関心のあるテーマについて定期的に発表をしつつ、最終的に、1年間の学習の成果としてレポート・論文の形でまとめ、プレゼンテーションで発表してもらいます。
参考文献・資料の探し方なども学生の希望と必要に応じて、随時説明します。
学修の到達目標 本授業を履修することで、
①人権に関する国際法の実現が現実の社会でどのように行われているかを把握できるようになる
②専門的な知識をもとに自らが発見した人権に関する社会問題について解決策を考察できるようになる
③専門的な知識の習得の成果を論理的な(文書の)形で表現できるようになる
④他者と協同して人権に関する問題の解決策を探ることができるようになる
ことが目標です。
授業計画 第1回 ガイダンス、国際人権法に関する基礎的知識の確認
前期の復習を行うとともに、後期の授業の進め方などを説明します。
第2回 テーマ例:障がい者の逸失利益をめぐる問題
近年出た裁判例をもとに、障害者の逸失利益の算定における問題と障害者の権利との関係を学びます。
第3回 LGBTIQ+の権利に関する問題に関するディベート
同性婚、職場におけるトランスジェンダー等のテーマについて学生が論点を設定して、ディベートを行います。
第4回 テーマ例:複合差別①(総論)
複数の要因が重なって、単独の要因が存在する場合よりも差別が複雑・悪化する場合が近年注目されています。その「交差性」や「複合差別」といった問題の基礎と概要を学びます。
第5回 テーマ例:複合差別② (女性と障がい)
複合差別の具体的例として、女性と障がいの問題について関連条約等を確認しつつ学びます。
第6回 テーマ例:複合差別③(障がいを持った子ども)
複合差別の具体的例として、年齢(子ども)と障がいの問題について関連条約等を確認しつつ学びます。
第7回 図書館ガイダンス(予定)
レポートの執筆に必要な文献の検索の仕方を学び、必要な資料等を図書館で入手できるようになります。
※図書館との日程調整の問題等により、行う回は前後することや実施しない可能性があります。
第8回 これまでに学んだ知識を活用する①(クイズを作成する)
これまでに学んだ障がい者、LGBTIQ+に関する知識を応用して、学生が自らで障がい者やLGBTIQ+の人権についての知識を確認するようなクイズを作成し、他の学生がそれに答えることを行います。
第9回 これまでに学んだ知識を活用する②(映画に関するディスカッション)
障害者やLGBTIQ+に関する映画等を見て、その中から法的問題点を抽出し、ディスカッション等を行います。
第10回 これまでに学んだ知識を活用する③(世界中のLGBTIQ+のモニュメントについて調べよう)
世界中の都市にあるLGBTIQ+のモニュメントについて設立の歴史等を調べ、人権の発展の意義等を考察します。
第11回 障がい者の権利などに関するまとめのプレゼンテーション
障がい者の権利などに関して感心を持った問題についてリサーチした学生が、その成果についてプレゼンテーションをします。その後、学生同士による質疑応答を行います。
第12回 複合差別などに関するまとめのプレゼンテーション
複合差別などに関して感心を持った問題についてリサーチした学生が、その成果についてプレゼンテーションをします。その後、学生同士による質疑応答を行います。
第13回 レインボーファミリーから「文化・伝統的価値観と人権」へ等に関するまとめのプレゼンテーション
レインボーファミリーを広い意味で捉え、性同一性障害特例特例法の「(未成年の子なし)要件」、こどもの「出自を知る権利」、そしてファミリーシップ制度の内容を確認しつつ、「伝統的家族観」とLGBTIQ+人権の問題まで考察を深めます。
第14回 障がい者と芸術などに関するまとめのプレゼンテーション
舞台鑑賞等における「合理的配慮」の提供や、アール・ブリュットなど広く障がい者と芸術に関する知識を深めます。
第15回 総括・復習
学生の行ったプレゼンテーションの総括をし、フィードバックを行います。
授業外学習の課題 ・授業外においてリサーチの準備、プレゼンテーションの準備(資料収集、レジュメやスライドの作成など)をして下さい。
・レポートの作成の資料収集、執筆を授業と並行して進めて下さい。
・授業外における学習時間は60時間以上行って下さい。
履修上の注意事項 ・授業で扱うテーマは履修者数やその関心などによって変更することがあります。
・ゼミナールⅠ(前期)、国際人権論で修得した知識やスキルを前提として、授業を進めます。
・遅刻をしない、欠席の場合は事前の連絡をする、他のゼミ生と協調性を持って課題に臨むなど、ゼミに取り組む姿勢を重視します。
・欠席・途中退室・欠席を無断で行い、他の学生の学習を妨げたにもかかわらず、教員の問い合わせや注意に真摯に対応しないなどの場合、以降のゼミへの出席を禁止する場合があります。
・公認欠席について、代替措置のレポート・資料(プレゼンテーションの欠席の場合)を作成した場合のみ授業に出席した場合と同様の成績評価を行います。
成績評価の方法・基準 ・プレゼンテーション・ゼミへの参加度・課題への取組み(30%)、学習の成果物(論文)(70%)を基礎として総合的に評価します。
・ただし正当な理由(病気、部活動など)が無く、授業を4回以上を欠席した場合は単位取得ができません。
・正当な理由のない遅刻や途中退室も欠席と同様に扱います。
テキスト 指定しません。
参考文献 長瀬修・川島聡編『障害者権利条約の実施―批准後の日本の課題―』(信山社、2018)等、初回授業で指示します。
主な関連科目 ゼミナールⅠ、国際法、国際社会と法、国際人権論、基礎演習Ⅱ
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
・授業後に随時質問を受けつけます。それ以外の時間帯に質問したい方は、授業後に声をかけるか、メールを送って下さい。日程の調整をします。
・レポートに関するフィードバックは、オフィスアワーなどにおいて個別に行います。

■ルーブリック情報
  5(AA) 4(A) 3(B) 2(C) 1(D)
テーマとの関連 課題との関連が極めて明確であり、非の打ちどころがない 課題に対して明確かつ網羅的に答えている 課題に対して一通り答えている 課題に対する答えが不十分である 課題と関係のない答えをしている
論理性 全体を通じて非常に論理的で、わずかな破綻もない 結論に至るまで論理的に一貫している 論理的に整ってはいるものの、改善できる 論理的に整理されておらず、論旨が曖昧である 全体として論理的に破綻している
参考資料 豊富な資料の中から適切な箇所を極めて適格に引用したり、参照したりすることができている 資料の選択が的確かつ十分であり、正しく引用できている 妥当な資料が選ばれており、引用にも問題ない 資料が示されていないか、引用方法に間違いがある 資料を正しく用いていない
文章 ・段落 ・句読点 ・主語と述語 ・文体の統一 的確かつ優れた日本語表現が用いられた文章であり、読みやすく誤りもない 4項目とも問題なく、正しい文章で書かれている 4項目中、1つの項目に問題がある/全体的に軽微な問題がある 4項目中、2つの項目に問題がある/全体的に問題がある 4項目中3つ以上の項目に問題がある/文章に関して全体的に重大な問題がある

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
法学部法律学科(演習) 2014~2014 3・4 - - - - -
法学部法律学科(演習) FLLA30804 2018~2022 3・4 - - - - -
法学部法律学科(演習) FLLA30804 2023~2023 4
法学部法律学科(演習) 31400 2024~2026 4