| 授業コード | 30038103 | 単位数 | 2 |
| 科目名 | ゼミナールⅣ | クラス | 03 |
| 履修期 | 後期授業 | カリキュラム | *下表参考 |
| 担当者 | 片上 孝洋 | 配当年次 | *下表参考 |
| 授業の題目 | 判例で読み解く現代の憲法問題・卒業論文の完成 |
| 学修の概要 | このゼミナールでは、憲法学の知識を基盤に、現代社会の諸課題を重要判例の分析を通じて多角的に考察します。受講生が選定した判例について、ディスカッションを行うことで、憲法理論の実践的な理解を目指します。また、4年間の大学での学修の集大成として、各自のテーマに基づく卒業論文を完成させます。 このゼミナールの運営は、受講生の主体性に委ねられ、報告された判例に基づくディスカッションを通じて、憲法理論の実践的理解を深化させます。また、並行して進める論文作成においては、定期的な研究進捗報告および草稿(ドラフト)の検討を行い、論理構成の妥当性、引用の正確性、および独自性を徹底的に検証します。報告と相互議論、教員の個別指導を経て、卒業論文の完成を目指します。 |
| 学修の到達目標 | このゼミナールの到達目標は、次のとおりです。 ① 高度な専門知識と分析力 重要判例を精緻に読解し、多角的な学説検討を踏まえた自らの見解を、学術的作法に則り論理的に提示できる。 ② 批判的思考と理論の適用 憲法理論を複雑な社会問題に適用し、司法判断の射程や制度的課題について、自律的に批判的な考察を加えることができる。 ③ 卒業論文の完成 先行研究を適切に踏まえ、論理的一貫性と説得力を備えた卒業論文を、適切な形式(引用作法等)に従って執筆・完成できる。 |
| 授業計画 | 第1回 | ガイダンス 前半の報告者の割り当て |
| 第2回 | 報告の準備 | |
| 第3回 | 表現の自由と名誉毀損《「北方ジャーナル」事件》 | |
| 第4回 | 税関検査と検閲の禁止 | |
| 第5回 | ビラ貼り規制と表現の自由 | |
| 第6回 | 児童扶養手当と年金の併給制限《堀木訴訟最高裁判決》 | |
| 第7回 | 障害基礎年金と受給資格《学生無年金障害者訴訟》 | |
| 第8回 | 前半の振り返り 後半の報告担当者の割り当て 卒業論文の中間報告 |
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| 第9回 | 卒業論文の中間報告 報告の準備 |
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| 第10回 | 教育権の存在《旭川学テ事件》 卒業論文の進捗報告 |
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| 第11回 | 学習指導要領の法的効力《伝習館高校事件》 卒業論文の進捗報告 |
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| 第12回 | 校則と校長の裁量権《バイク免許取得規制事件》 卒業論文の進捗報告 |
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| 第13回 | 生徒の学習権と内申書記載《麹町中学内申書事件》 卒業論文の進捗報告 |
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| 第14回 | 宗教的理由による輸血拒否と医師の説明責任 卒業論文の進捗報告 |
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| 第15回 | 後半の振り返り 全体のまとめ |
| 授業外学習の課題 | 【事前学修】(4時間程度) ・指定された報告判例を精読し、論点を整理した自らの意見をメモにまとめて議論の準備をすること。 ・自身の論文テーマに関する最新の文献・判例を補足収集し、計画的に執筆を進めること。 ・進捗報告や検討会に際して、その段階に応じた報告資料や論文草稿(ドラフト)を事前に準備し、共有すること。 【事後学修】(4時間程度) ・演習での議論や指摘を反映させ、論文の論理構成や記述を適宜修正・ブラッシュアップすること。 ・最終提出に向け、引用文献の確認や形式の整序を含めた執筆作業を継続すること。 |
| 履修上の注意事項 | 1.このゼミナールは、3年・4年合同で実施します。 2.〈学びたい〉・〈知りたい〉という意欲を持ち続けることの大切さを理解し、主体的・積極的な姿勢でディスカッションと卒業論文の執筆に取り組んでください。 3.テキストの報告判例の該当箇所を事前に熟読し、自分の意見や質問をまとめて出席してください。 4.テキストと各自で用意した六法(ポケット六法、デイリー六法など)を持参してください。 5.毎回出席することが前提です。やむを得ず欠席する場合は、事前に連絡してください。 6.授業時間外で、教員による卒業論文の個別指導を行います。 7.授業計画は一部変更する場合があります。 *公認欠席制度の配慮内容は以下の通りです。 ・公認欠席時の資料は、Moodleで配付します。 ・報告を担当する時に公認欠席となる場合、報告の順番を変更するなど適宜対応します。 |
| 成績評価の方法・基準 | ディスカッションでの発言の内容と貢献度〈10%〉、卒業論文の進捗報告と「研究計画書」の内容〈20%〉、卒業論文の内容〈70%〉で評価します。 ※ 事前連絡のない欠席や不適切な受講態度は、減点します。 |
| テキスト | 渋谷秀樹編著『憲法判例集(第13版)』(有斐閣、2025年) 〔※渋谷秀樹編著『憲法判例集(第12版)』(有斐閣、2022年)も使用可〕 |
| 参考文献 | 上田健介ほか『憲法判例50!(第3版)』(有斐閣、2023年) 棟居快行ほか『基本的人権の事件簿(第7版)』(有斐閣、2024年) 長谷部恭男ほか編『憲法判例百選Ⅰ(第8版)』(有斐閣、2025年) 長谷部恭男ほか編『憲法判例百選Ⅱ(第8版)』(有斐閣、2025年) 芦部信喜・高橋和之補訂『憲法(第8版)』(岩波書店、2023年) 高橋和之『立憲主義と日本国憲法(第6版)』(有斐閣、2024年) |
| 主な関連科目 | 憲法原論、基本的人権、統治機構 |
| オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
・授業の前後で質問・相談に対応します。 ・詳細な解説やまとまった時間を要する質問・相談の場合は、別途時間を設けますので、メールにて予約をとってください。 |
| 5(AA) | 4(A) | 3(B) | 2(C) | 1(D) | |
|---|---|---|---|---|---|
| テーマとの関連 | 課題との関連が極めて明確であり、非の打ちどころがない | 課題に対して明確かつ網羅的に答えている | 課題に対して一通り答えている | 課題に対する答えが不十分である | 課題と関係のない答えをしている |
| 論理性 | 全体を通じて非常に論理的で、わずかな破綻もない | 結論に至るまで論理的に一貫している | 論理的に整ってはいるものの、改善できる | 論理的に整理されておらず、論旨が曖昧である | 全体として論理的に破綻している |
| 参考資料 | 豊富な資料の中から適切な箇所を極めて適格に引用したり、参照したりすることができている | 資料の選択が的確かつ十分であり、正しく引用できている | 妥当な資料が選ばれており、引用にも問題ない | 資料が示されていないか、引用方法に間違いがある | 資料を正しく用いていない |
| 文章 ・段落 ・句読点 ・主語と述語 ・文体の統一 | 的確かつ優れた日本語表現が用いられた文章であり、読みやすく誤りもない | 4項目とも問題なく、正しい文章で書かれている | 4項目中、1つの項目に問題がある/全体的に軽微な問題がある | 4項目中、2つの項目に問題がある/全体的に問題がある | 4項目中3つ以上の項目に問題がある/文章に関して全体的に重大な問題がある |
| 所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
| 知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
| 法学部法律学科(演習) | - | 2014~2014 | 3・4 | - | - | - | - | - |
| 法学部法律学科(演習) | FLLA30804 | 2018~2022 | 3・4 | - | - | - | - | - |
| 法学部法律学科(演習) | FLLA30804 | 2023~2023 | 4 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 法学部法律学科(演習) | 31400 | 2024~2026 | 4 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |