| 授業コード | 30038101 | 単位数 | 2 |
| 科目名 | ゼミナールⅣ | クラス | 01 |
| 履修期 | 後期授業 | カリキュラム | *下表参考 |
| 担当者 | 伊藤 嘉亮 | 配当年次 | *下表参考 |
| 授業の題目 | ゼミナールⅣ:現代社会における刑法 |
| 学修の概要 | 池田修=金山薫編『新実例刑法[総論][各論]』(青林書院・2014年、2011年)を教材にし、講義形式の「刑法総論・各論」では扱えなかったテーマや深掘りできなかったテーマを学習します。まず、各事例では何が問題になるのか、その問題を解決するには何を議論しなければならないのかを皆で共有し、次に、いくつかのグループに分かれて議題を検討します。自由に意見を述べてもらう形式の場合もあれば、検察側・弁護側に分け、それぞれの主張を展開してもらう形式の場合もあります。 *下記スケジュールに並行して卒業研究(内容は学生が考えること)を行ってもらいます。 *後期には刑務所見学を実施します。 |
| 学修の到達目標 | ①現代社会が抱える問題を発見し、他の人と問題意識を共有できるようになること。 ②刑法の重要問題について、自分の考え方を裏付ける資料や論拠を示しながら、その趣旨を誤解なく相手に伝えられるようになること。 ③自分の立場とは異なる意見を正確に理解し、時には的確に批判し、時にはそうした意見を取り入れ、自説を修正できるようになること。 |
| 授業計画 | 第1回 | イントロダクション:模擬裁判①(事案・配役の確認、主張の検討) 模擬裁判の事案を確認した上で裁判官、検察官、弁護人、被告人、証人などの配役を決め、それぞれの主張内容や被告人質問、証人尋問の内容を検討する |
| 第2回 | 模擬裁判②(論告・最終弁論、判決) 自分たちの意見を正確に伝え、相手の意見を理解・批判できるようになる |
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| 第3回 | 権利行使と恐喝罪 自分の債権を行使するために脅迫した場合の罪責を考えられるようになる |
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| 第4回 | 不動産の二重譲渡、抵当権設定 不動産を二重に譲渡したり、二重に抵当権を設定した場合における財産犯の成否を検討できるようになる |
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| 第5回 | 公務執行妨害罪における職務の適法性 職務の「適法性」がどういった基準で判断されるかを理解できるようになる |
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| 第6回 | 贈収賄罪における職務関連性 どういった場合に公務員の職務と関連していると判断されるかを理解できるようになる |
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| 第7回 | 放火罪における現住性と公共の危険 建造物等以外放火罪などで要求される「公共の危険」の意味を理解できるようになる |
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| 第8回 | 文書のコピー、入試問題と文書偽造 コピーが文書として認められるかどうかを検討できるようになる |
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| 第9回 | 音の暴力と暴行・傷害罪 「音」が有形力なのか無形力なのかを判別できるようになる |
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| 第10回 | 不法目的の立入りと住居侵入罪 窃盗・強盗などの目的を秘して建造物等に侵入した場合の罪責を考えられるようになる |
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| 第11回 | 類推解釈の禁止 罪刑法定主義における「類推解釈の禁止」の意義を考えられるようになる |
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| 第12回 | 尊厳死 尊厳死がどういったものなのかを理解した上で、どういった場合に許容されるかを考えられるようになる |
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| 第13回 | 責任能力と精神鑑定 責任能力の趣旨を理解した上で、具体的にどういった症状の場合に責任能力が否定されるのかを判断できるようになる |
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| 第14回 | 管理・監督過失 過失犯の構造を学びつつ、管理・監督責任が問われる事例を素材に過失犯の成否を検討できるようになる |
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| 第15回 | 後期のまとめ(または刑務所見学) スケジュールの調整ができたら、刑務所見学を実施する |
| 授業外学習の課題 | 授業時間外でも一緒に勉強できる場や機会を設けます。図書館の書籍だけでなく、私の研究室にある書籍等も適宜貸し出しますので、利用して下さい。 *事前学修(3時間):報告担当者は、報告準備に相応の時間がかかると思います。図書館や教員の研究室も活用しながら準備をして下さい。報告担当者以外も、GoogleDriveにアップされる資料やレジュメに目を通して予習して下さい。 |
| 履修上の注意事項 | なお、他の人が報告している間は静かに(真摯に)聴く必要がありますが、議論の段階ではむしろ“がやがや”するくらいの雰囲気になって欲しいと思います。報告者に対して質問するだけでなく、教員やその他のゼミ生とも自由に討論して下さい。 *公認欠席制度の配慮内容は以下の通りです。 ・公認欠席は欠席として扱いますが、単位認定には影響しないよう配慮します。 ・公認欠席時の資料は、GoogleDriveにアップしてあるので、各自でダウンロードして下さい。 |
| 成績評価の方法・基準 | 成果物(70%)、議論への参加・寄与度(30%)で評価します。 |
| テキスト | 池田修=金山薫編『新実例刑法[総論][各論]』(青林書院・2014年、2011年) *購入する必要はありません。 |
| 参考文献 | 特に指定はしません。 |
| 主な関連科目 | 刑法総論Ⅰ・Ⅱ、刑法各論Ⅰ・Ⅱ、刑事政策 |
| オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
アポイントを取って頂ければ、質問や相談等には随時対応します。 |
| 5(AA) | 4(A) | 3(B) | 2(C) | 1(D) | |
|---|---|---|---|---|---|
| 企画立案 | コンセプトやアイディアが正確に伝わる報告になっており、また、既に興味関心を促す内容になっている。 | コンセプトやアイディアを十分理解できるし、改善次第では興味関心を促す内容になる見込みが認められる。 | コンセプトやアイディアを理解することはできるが、興味関心を促す内容になっていない。 | コンセプトやアイディアを理解することが難しく、第三者による補足説明を必要とする。 | 第三者による補足説明を加えてもコンセプトやアイディアを理解することができない。 |
| 中間報告 | 進捗状況や課題が正確に伝わる報告になっており、報告資料も聞き手の理解を助けになるものであって、今後の作業方針を共有できるものである。 | 報告や資料だけでも十分進捗状況や課題を理解できるものになっている。 | 報告や資料だけでは十分に進捗状況や課題を理解できないが、質疑応答を含めれば理解できるものになっている。 | 報告、資料、および質疑応答から進捗状況や課題を理解することは難しく、第三者による補足説明を必要とする。 | 第三者による補足説明を加えても進捗状況や課題を理解することができない。 |
| 作成作業 | 成果物を作成するにあたって作業全般のとりまとめを行うなど、非常に大きな貢献が認められる。 | 全体の作業内容を理解した上で自身の役割を積極的にこなし、成果物の作成に十分貢献している。 | 割り当てられた自身の役割をこなしている。 | コミュニケーション不足等により役割を割り当てられていない、または役割をこなしていない。 | 成果物の作成に対して何らの貢献も認められない。 |
| 成果物 | 企画立案や中間報告での議論を踏まえた内容になっており、かつ、学習・調査の成果がよく表れたものであって、何らかの形で利活用する見込みがある。 | 企画立案や中間報告での議論を踏まえた内容になっており、かつ、学習・調査の成果がよく表れたものである。 | 学習・調査の成果が表れたものではあるが、反省点や改善が若干見受けられる。 | 学習・調査の成果を見て取ることが難しく、多くの反省点や改善が見受けられる。 | 学習・調査の成果を見て取ることができず、根本的な見直しが求められる。 |
| 参考資料 | 豊富なデータベースや参考文献から適切なものを選択し、また、参考資料やデータの一覧表は第三者のチェックに資するものになっている。 | 適切なデータベースや参考文献を選択し、また、参考資料やデータの一覧表も作成できている。 | 適切なデータベースや参考文献を選択しているが、参考資料一覧はない。 | 不適切な資料の参照が散見される。 | 不適切な資料しか参照していない、または資料をまったく参照していない。 |
| 所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
| 知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
| 法学部法律学科(演習) | - | 2014~2014 | 3・4 | - | - | - | - | - |
| 法学部法律学科(演習) | FLLA30804 | 2018~2022 | 3・4 | - | - | - | - | - |
| 法学部法律学科(演習) | FLLA30804 | 2023~2023 | 4 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 法学部法律学科(演習) | 31400 | 2024~2026 | 4 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |