授業コード 11026702 単位数 2
科目名 憲法Ⅱ クラス 02
履修期 後期授業 カリキュラム *下表参考
担当者 葛 虹 配当年次 *下表参考

授業の題目 人権保障のために憲法をいかに解釈すべきかについて考える。 Human Rights and Japanese Constitution
学修の概要 日本国憲法の人権保障規定について、それに関連する具体的な裁判事例を取りながら、順次解説する。その上で、人権の一般的制約根拠(人権保障の限界)としての「公共の福祉」という不確定概念について考える。日本の人権保障理論の修得のみならず、アメリカ、ドイツのものも講義に取り組むことで、人権に関する知識について広く学んでいく。
学修の到達目標 憲法の保障する基本的人権についての理解を深め、自分なりの人権感覚を身につける。
授業計画 第1回 憲法を学ぶために必要な法学基礎知識
法の概念および種類、憲法に関する分類、憲法の名宛人に関する基礎的知識を修得する。
第2回 立憲主義の起源及びその発展
マグナ・カルタ、ロック『市民政府二論』、アメリカ合衆国憲法、ドイツ・ワイマール憲法を概観し、日本国憲法成立の歴史的背景を理解する。
第3回 人権総論(1)
 …人権の分類
自由権、参政権、国務請求権及び社会権について概観し、比較分析する。
第4回 人権総論(2)(オンデマンド授業)
 …人権保障の限界
憲法12条、13条、22条及び29条にいう「公共の福祉」に関する解釈、論点を把握する。
第5回 精神的自由ー-表現の自由(1)
 …税関検査事件判決、北方ジャーナル事件判決
表現の自由の優越地位、憲法21条にいう「検閲」の概念、表現の自由に対する規制についての司法審査基準を理解する。
第6回 精神的自由ー-表現の自由(2)
 …夕刊和歌山事件、グーグル検索結果削除事件判決
名誉毀損・プライバシー侵害の表現に関する判例法理を理解する。
第7回 精神的自由ー-思想良心の自由、信教の自由、学問の自由
 …「君が代」起立・斉唱訴訟、愛媛玉串料判決
思想・良心に対する規制の司法審査基準及び政教分離に関する目的効果審査基準を理解する。
第8回 経済的自由
 …薬事法違憲判決、小売市場判決
規制目的二分論の審査基準に関する知識を得る。
第9回 人身の自由
 …GPS捜査違憲判決、第三者所有物の没収事件判決
憲法31条及び35条について、最高裁判例における手続的正義と実体的正義の考え方を理解する。
第10回 国務請求権
 …袴田事件判決、旧優生保護法違憲判決
国家賠償法と刑事補償法に関する知識を得る。
第11回 社会権ー-生存権
 …朝日訴訟、堀木訴訟、学生無年金障害者訴訟、生活扶助の基準額の減額訴訟
生存権に関する学説および生存権をめぐる最高裁判例の判断を理解する。
第12回 社会権ー-教育を受ける権利、勤労権、労働基本権
 …全農林警職法事件判決
教育基本法及び労働基準法の基本原則並びに最高裁判例における公務員の労働基本権の考え方を理解する。
第13回 平等原則(1)
 …国籍法違憲判決、再婚禁止期間違憲判決
最高裁判例における目的手段審査基準を理解する。
第14回 平等原則(2)(オンデマンドで実施)
 …嫡出性の有無による法定相続分差別規定の違憲判決、夫婦別姓訴訟の合憲判決
最高裁の多数意見と少数意見の相違点を把握する。
第15回 新しい人権ーー プライバシーの権利、身体への侵襲を受けない自由
 …住基ネット訴訟、性同一性障害者特例法の違憲判決
新しい人権の成立要件に関する学説並びに最高裁判例における判断基準について理解を深める。。
授業外学習の課題 授業外学習は毎週3~4時間を目安としましょう。講義を聞く前に、読みやすいと思った憲法の教科書を一冊、読み通してみることをお勧めします。また、新聞などで、最近の裁判に関する記事に関心をもって読んで見てください。そして、わからないことがあれば、法律学辞典で調べたり、講義の際に質問に来てください。
履修上の注意事項 ブレンド型授業を実施します。第4回、14回の講義は、オンデマンド授業です。Moodleでその録画をアップロードします。
なお、公認欠席は欠席として扱いますが、期末試験の受験要件(少なくとも8回の出席(オンデマンド授業を除く))には影響しないよう配慮します。
成績評価の方法・基準 【期末試験】有、対面で実施します。
 期末テスト(100%)で評価します。
テキスト 西村裕三編著「判例で学ぶ日本国憲法」第三版 有信堂高文社 2024年
参考文献 西村裕三編「リーガル・マインド入門」第3版 有信堂高文社 2025年4月
主な関連科目 憲法Ⅰ
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
ご質問などがあれば、お気軽にメールで葛宛(kkatsu@alpha.shudo-u.ac.jp)にご連絡ください。ご質問に対し、メールで回答致します。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
商学部商学科(D2群) FCBS14202 2020~2022 1・2・3・4 - - - - -
商学部商学科(D2群) FCBS14202 2023~2023 1・2・3・4 - - - -
商学部商学科(D2群) 11200 2024~2026 1・2・3・4 - - - -
商学部経営学科(D2群) FCBA14202 2020~2022 1・2・3・4 - - - - -
商学部経営学科(D2群) FCBA14202 2023~2023 1・2・3・4 - - - -
商学部経営学科(D2群) 12200 2024~2026 1・2・3・4 - - - -
経済科学部現代経済学科(G群) FECE10702 2019~2022 1・2・3・4 - - - - -
経済科学部現代経済学科(G群) FECE10702 2023~2023 1・2・3・4 - - - -
経済科学部現代経済学科(G群) 41200 2024~2026 1・2・3・4 - -
経済科学部経済情報学科(G群) FEEI10702 2019~2022 1・2・3・4 - - - - -
経済科学部経済情報学科(G群) FEEI10702 2023~2023 1・2・3・4 - - - -
経済科学部経済情報学科(G群) 42200 2024~2026 1・2・3・4 - -
人文学部人間関係学科社会学専攻(人文学部総合科目) FHHS20106 2017~2022 1・2・3・4 - - - - -
人文学部人間関係学科社会学専攻(人文学部総合科目) FHHS20106 2023~2023 1・2・3・4 - - - -
人文学部教育学科(人文学部総合科目) FHED10105 2017~2022 1・2・3・4 - - - - -
人文学部教育学科(人文学部総合科目) FHED10105 2023~2023 1・2・3・4 - - - -
人文学部英語英文学科(人文学部総合科目) FHEN10007 2017~2022 1・2・3・4 - - - - -
人文学部英語英文学科(人文学部総合科目) FHEN10007 2023~2023 1・2・3・4 - - - -
人間環境学部人間環境学科(関連科目) FHES18102 2018~2022 1・2・3・4 - - - - -
人間環境学部人間環境学科(関連科目) FHES18102 2023~2023 1・2・3・4 - - - -
人間環境学部人間環境学科(関連科目) 2024~2026 1・2・3・4 - - - -