授業コード 00046551 単位数 2
科目名 一般教養特殊講義(情報・研究の倫理) クラス 51
履修期 後期授業 カリキュラム *下表参考
担当者 嶋﨑 太一 配当年次 *下表参考

授業の題目 現代社会の情報倫理と研究倫理(Infromation Ethics and Research Ethics in Modern Society)
学修の概要 我々は、日々、膨大な情報とともに生活しています(このシラバスも一つの「情報」です)。情報(化)社会という言葉は通常、今日のコンピューターなど情報技術の進展した社会を指すことが多いですが、そもそも文字が生まれてからというもの、人類は情報と共に生きてきました。我々は常に既に、この情報社会に存在をしてしまっています。この情報社会において我々はどうあるべきなのか。近代の情報技術の進歩に対して我々はどう考えるべきなのか。しかも今日では、ロボットやAIの技術の進展とともに、「我々」が一体何を指しているのかすら不明瞭になりつつあります。これが情報倫理の主題であると言えます。
また、本講義では、情報倫理の知見を踏まえつつ、研究倫理についても扱います。情報を蓄積し、新たな知見を得ていく営みを「研究」といいます。言うまでもなく、学生諸君が大学卒業時に行う「卒論」も「研究」です。研究において我々に求められる倫理とは何か。様々な情報が錯綜する現代社会において、研究はどのようにあるべきなのか。こうした課題は、研究者のみならず、学問を学ぶ者すべてが考えるべきものだと思っています。
これを踏まえ、本講義では、情報倫理と研究倫理について、特に現代的な視野から検討していきます。
学修の到達目標 ・情報社会の特質について理解し、説明できる。
・情報社会の倫理的諸課題について考察し、自らの意見を述べられる。
・研究倫理の要点を理解し、説明できる。
・倫理的な研究の在り方について考察し、自らの意見を述べられる。
授業計画 第1回 ガイダンス、情報倫理とは何か
情報倫理とは何か、情報倫理が議論される背景を理解し、説明できるようになる。
第2回 情報の歴史①
言語、文字、印刷技術の発展過程を理解し、説明できるようになる。
第3回 情報の歴史②
メディアの誕生と特質について理解し、説明できるようになる。
第4回 情報の真理性・フェイクの倫理
メディアにおける情報の真理性、フェイクをめぐる諸問題を理解し、説明できるようになる。
第5回 表現の自由とその限界
「表現の自由」と情報倫理の関係などについて説明できるようになる。
第6回 個人情報とプライバシー
現代社会における個人情報やプライバシーをめぐる倫理的諸課題、研究におけるプライバシーの在り方について理解し、説明できるようになる。
第7回 AIの倫理(AI一般)
人工知能(AI)の本質、その倫理的課題などを理解し、説明できるようになる。
第8回 AIの倫理(生成AI)
生成AIの現状と特質、その倫理的課題などを理解し、説明できるようになる。
第9回 ロボット開発・利用の倫理
ロボット開発の現状とそれをめぐる倫理的諸課題について理解し、説明できるようになる。
第10回 知的財産権
情報社会における知的財産権とについて情報倫理の観点から理解し、説明できるようになる。
第11回 研究倫理におけるFFP
捏造・改ざん・盗用(FFP)について、情報社会の現状を踏まえて理解し、説明できるようになる。
第12回 研究倫理ケーススタディ
ケーススタディ(ドラマ)を通して研究倫理について考え、自分の意見を述べられるようになる。
第13回 人を対象とした研究の倫理
研究におけるインフォームドコンセントなどについて理解し、説明できるようになる。
第14回 動物実験の倫理
研究における動物実験の在り方について理解し、説明できるようになる。
第15回 まとめ
講義を振り返り、情報倫理の諸問題について自らの意見を表明できるようになる。
授業外学習の課題 事前学習(2時間程度):授業前に配信される資料をあらかじめ読む。
事後学習(2時間程度):授業で学んだことを振り返り、簡潔にまとめて提出する。
           授業資料を読み返し、授業内容について復讐する。
履修上の注意事項 倫理学においては、自ら考えることが重要です。授業は基本的に講義形式ですが、適宜学生に質問をするので、積極的に自らの考えなどを答えるようにしてください。受講に当たり特別な知識や技能は前提としませんが、自ら考え抜く姿勢をもつようにしてください。
Moodleを用いて資料配信や振り返りの提出などを行います。
欠席の上限は5回とします。公認欠席に対して、評価に影響がないよう配慮します。
成績評価の方法・基準 試験(70%)とレポート(30%)で評価する。
試験は持ち込み可とする。
テキスト 使用しない。授業にて資料を配布する。
参考文献 土屋俊(監修)『情報倫理入門』(アイ・ケイ・コーポレーション)
高橋慈子ほか『改訂新版 情報倫理:ネット時代のソーシャル・リテラシー』(技術評論社)
眞嶋俊造ほか『人文社会科学のための研究倫理ハンドブック』(慶應義塾出版会)
主な関連科目 倫理学、人間と生命の倫理学
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
オフィスアワーは「金曜日3限」としますが、それ以外の時間帯も在室時は可能な限り対応しますので、遠慮なくご来室ください。
またメールでの連絡も受け付けます。メールで質問や連絡をする際の留意点については初回授業でお話しします。
授業ごとに振り返りのコメント(質問や感想など)を提出する機会があります。そこに記入された内容については次の授業にてフィードバックを行います。なおいただいたコメントを全体に提示する際には匿名性を確保します。

■ルーブリック情報
 
情報倫理の基本事項の理解 情報倫理の基本事項について十分に理解できている。 情報倫理の基本事項についておおむね理解できている。 情報倫理の基本事項について理解できていない。
研究倫理の基本事項の理解 研究倫理の基本事項について十分に理解できている。 研究倫理の基本事項についておおむね理解できている。 研究倫理の基本事項について理解できていない。
論理的な議論展開 十分に論理的な議論展開ができている。 一部、論理に飛躍がある。 論理的な議論になっていない。
主体的な考察 十分に主体的な考察ができている。 主体的な考察がおおむねできている。 主体的な考察ができていない。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
商学部商学科(一般教養科目) 00100 2024~2026 1・2・3・4 - -
商学部経営学科(一般教養科目) 00100 2024~2026 1・2・3・4 - -
経済科学部現代経済学科(一般教養科目) 00100 2024~2026 1・2・3・4 - -
経済科学部経済情報学科(一般教養科目) 00100 2024~2026 1・2・3・4 - -
人文学部教育学科(一般教養科目) 00100 2024~2026 1・2・3・4 - -
人文学部英語英文学科(一般教養科目) 00100 2024~2025 1・2・3・4 - -
人文学部英語英文学科(一般教養科目) 2026~2026 1・2・3・4 - -
人文学部社会学科(一般教養科目) 2024~2026 1・2・3・4 - - - - -
法学部法律学科(一般教養科目) 00100 2024~2026 1・2・3・4 - -
法学部国際政治学科(一般教養科目) 2024~2026 1・2・3・4 - - - - -
人間環境学部人間環境学科(一般教養科目) 00100 2024~2026 1・2・3・4 - -
健康科学部心理学科(一般教養科目) 00100 2024~2026 1・2・3・4 - -
健康科学部健康栄養学科(一般教養科目) 00100 2024~2026 1・2・3・4 - -
国際コミュニティ学部国際政治学科(一般教養科目) 00100 2024~2026 1・2・3・4 - -
国際コミュニティ学部地域行政学科(一般教養科目) 00100 2024~2026 1・2・3・4 - -