授業コード 00043500 単位数 2
科目名 メディア論 クラス
履修期 前期授業 カリキュラム *下表参考
担当者 立野 純二 配当年次 *下表参考

授業の題目 ニュース報道の意義と問題を考える
学修の概要 市民の知る権利を保障する報道の自由は民主主義の基盤です。報道の自由にもとづき、公共の情報を伝える報道メディアは、権力監視を最大の使命とする一方、過剰な特ダネ競争や経営優先などの問題をはらむ存在でもあります。この講義では、報道メディアの歴史と現状、展望を踏まえて、ジャーナリズムの価値と報道の意義を考察します。
 新聞記事やドキュメンタリー映像を活用して時事問題の実例を取りあげ、報道する側、報道される側、ニュースを受け取る側の視点から、多角的に問題を読み解きます。メディアの主役がネットに移る環境の変化も検証の対象とし、情報が氾濫するネット時代の市民に求められるメディアリテラシーを学びます。
 時事問題をタイムリーに学ぶため、その都度発生するニュースの事情によっては授業計画を変更することがあり得ます。

【実務経験】
全国紙の記者として、事件事故、司法、行政、選挙、市民活動などの取材と新聞編集の経験を積んだ後、約30年間にわたり国際ニュースを担当。米ワシントン、ニューヨーク、エジプト・カイロに計約11年間駐在し、米国政治・外交・社会や中東・アジア情勢、戦争、テロ、国際機関を中心に国際報道や論説・評論活動に従事しました。この授業では、報道現場での経験で得た知見を活かし、ジャーナリズムの理念と現実を講義します。
学修の到達目標 ・各種メディアの特性と報道現場について基本的な知識を身につけることができる
・時事ニュースを歪みなく、批判的に、幅広く摂取する読解力を養うことができる
・様々な社会事象を多面的に捉え、自らの社会観と世界観を相対化できるようになる
授業計画 第1回 イントロダクション/
授業のねらい、進め方、目標、成績評価などを説明します~講義がめざす目標について理解することができる
第2回 メディアの歴史と現在/
活字、電波、ネットの各メディアの歩みを概観し、それぞれの強みと弱み、今後の展望を考察する~各種報道メディアの特性が説明できるようになる
第3回 犯罪報道と「正義」①/
注目事件の報道は激しい特ダネ競争をおこします。報道は公正な司法を支えることも、歪めることも、共に起こりえる現実を検証します~報道と司法の関係について批判的に考察できる
第4回 犯罪報道と「正義②」/
注目事件の報道は激しい特ダネ競争をおこします。報道は公正な司法を支えることも、歪めることも、共に起こりえる現実を検証します~報道と司法の関係について批判的に考察できる
第5回 芸能とメディア産業の関係性/
人権を守るべきマスメディアが商業的な利益追求との葛藤のなかで、どのように問題を起こすのか~メディアの見えにくい事情を知り、報道を冷静に洞察できるようになる
第6回 自然災害と情報伝達/
大規模な災害の恐れがある、または発生したときにメディアの果たすべき役割は何かを探ります~社会の安全を守る報道の役割を学び、災害への備えを総合的にとらえることができる
第7回 地方問題とニュース砂漠/
地方メディアはどう活動しているのかを考え、メディア産業の苦境と情報過疎の問題を考察します~責任あるメディアが各地域に存在する意義について意見を持てるようになる
第8回 中間試験とフィードバック
~授業を振り返り、各種メディアの特性とニュース報道の問題点を列挙できるようになる
第9回 ゲストスピーカーに聴く/
ジャーナリズムの第一線で活躍する人材を招き、現在取り組んでいるテーマやメディアの問題点などの解説を聞き、質疑応答します~報道活動の実践現場の知見を得ることができる
第10回 戦前戦中の日本メディア/
無謀な戦争に加担した日本メディアの歴史と背景を学びます~過去の教訓をもとに、現在の報道メディアの姿勢を批評する見識を養うことができる
第11回 女性とジェンダー/
日本社会での女性や性的少数者の権利認定が遅れている日本の現状とマスメディアはどのような関係にあるのか~日本のジェンダー問題を国際的水準に照らして考察できるようになる
第12回 選挙とSNS/
国政や地方を問わず近年伸長している選挙でのSNSの影響力の拡大を踏まえ、その可能性と問題点を探ります~世論形成におけるデジタル技術進展の影響について説明できるようになる
第13回 人工知能と報道/
人工知能の普及と発展がニュース報道や世論形成にどのような影響と変化をもたらしているのか、現状と展望を考察します~人工知能とジャーナリズムの相関について見識を深められる
第14回 最終試験に向けたフィードバック①/
授業全体での学修をもとに報道の意義と問題点などを復習するとともに、進行中のニュース報道に対する見識を問います~報道に対する見解を自己点検することができる
第15回 最終試験に向けたフィードバック②/
ネット時代を生きる市民に欠かせない批判的な情報摂取の姿勢を学びます~情報の精度を常に自問し、メディアリテラシーを養うことができる
授業外学習の課題 日ごろから最新のニュースをチェックして、時事問題についての知識を深めて下さい。授業のなかで、最近の出来事をめぐる報道について受講生に意見を求め論議することもあります。
履修上の注意事項 ・授業後に、Moodleコース上にリアクションのコメント(200字程度)を提出してください
・無断欠席や授業中の私語は厳禁です
・やむをえない欠席の場合、事前に連絡すること
・公認欠席は単位認定要件などに影響しないよう配慮します。中間試験及び最終試験時に公認欠席となった場合、追試または代替措置で対応します。
・公認欠席では資料配布等の配慮は行いますが、本授業の欠席回数の上限である5回には含めてカウントしますので注意してください。
成績評価の方法・基準 リアクションのコメント30%、中間試験30%、最終試験40%
テキスト 授業のレジュメや新聞記事、各種資料などをMoodleに掲載します
参考文献 春原昭彦・武市英雄『ゼミナール日本のマス・メディア〈第3版〉』、佐藤卓己『現代メディア史 新版』、大井眞二・田村紀雄・鈴木雄雅『現代ジャーナリズムを学ぶ人のために〈第2版〉』、朝日新聞「新聞と戦争」取材班『新聞と戦争』、W.リップマン『世論』、谷口将紀『シリーズ日本の政治10・政治とマスメディア』
主な関連科目 国際ジャーナリズム論、アメリカの政治と社会
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
・授業の後に時間が許す限り対応します
・メールでも質問に応じます
・面談を希望する場合は時間を予約するためコンタクトして下さい

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
商学部商学科(一般教養科目) 00100 2024~2026 2-4 -
商学部経営学科(一般教養科目) 00100 2024~2026 2-4 -
経済科学部現代経済学科(一般教養科目) 00100 2024~2026 2-4 -
経済科学部経済情報学科(一般教養科目) 00100 2024~2026 2-4 -
人文学部教育学科(一般教養科目) 00100 2024~2026 2-4 -
人文学部英語英文学科(一般教養科目) 00100 2024~2025 2-4 -
人文学部英語英文学科(一般教養科目) 2026~2026 2-4 -
人文学部社会学科(一般教養科目) 00100 2024~2026 2-4 -
法学部法律学科(一般教養科目) 00100 2024~2026 2-4 -
法学部国際政治学科(一般教養科目) 2024~2026 2-4 - - - - -
人間環境学部人間環境学科(一般教養科目) 00100 2024~2026 2-4 -
健康科学部心理学科(一般教養科目) 00100 2024~2026 2-4 -
健康科学部健康栄養学科(一般教養科目) 00100 2024~2026 2-4 -
国際コミュニティ学部国際政治学科(一般教養科目) 00100 2024~2026 2-4 -
国際コミュニティ学部地域行政学科(一般教養科目) 00100 2024~2026 2-4 -