授業コード | 93212001 | 単位数 | 2 |
科目名 | 政策研究Ⅰ(公共政策論) | クラス | 01 |
履修期 | 前期授業 | カリキュラム | *下表参考 |
担当者 | 広本 政幸 | 配当年次 | *下表参考 |
授業の題目 | 海岸での活動の検討(Discussing activities on beaches) |
学修の概要 | 論文とニュース記事を使って、海岸での活動を検討し、レポートを作成します。 海岸での活動は、政策としても、民間の取り組みとしても、行われています。政策と民間の取り組みがあることを前提に、海岸での活動を検討します。受講者は、テキストである論文とニュース記事を読み、テキストを素材にしてレポートを書くことを想定し、テキストのどの箇所について、どのような指摘をすることができるかを説明します。必要であれば、テキスト以外の資料を、自分で用意し、説明します。テキストを使った検討を踏まえて、レポートを作成します。 英文のニュース記事を使う回の授業に、英和辞典を持参してもらいます。授業中に、スマートフォンを使わないことにしますので、スマートフォンの辞書アプリは使いません。 海岸での活動を理解するため、5月18日(日)に、大学生が安芸郡坂町水尻9075-4のベイサイドビーチ坂で行うプラスチックごみを拾うの活動に参加し、ごみ拾いをしながら参与観察を行い、聴き取り調査と意見交換をします。ベイサイドビーチ坂に集合する時間は、午前9時50分です。活動の終了時間は、午後1時です。交通費は自己負担です。拾ったプラスチックごみは、持ち帰って、家庭のプラスチックごみと一緒に捨てます。参与観察、聴き取り調査、意見交換で得られた情報を、レポートの作成に活用することが望ましいです。この活動への参加は、事後学修の一部です。 この科目は基幹科目で、研究群は政策研究群です。 オンデマンドの授業はありません。 |
学修の到達目標 | 論文とニュース記事を使って、海岸での活動の現状をまとめ、海岸での活動を検討し、海岸での活動を提案するレポートを作成できるようになることです。 |
授業計画 | 第1回 | 授業の進め方の確認・論点の検討 科目で取り組む作業を確認し、テキストから論点を抽出する方法を実践できるようになります。 |
第2回 | 海津 ゆりえ・片山 清宏・菅原 周一「海辺における市民参加型環境活動を基盤としたイノベーションに関する研究――国際環境認証ブルーフラッグ取得地域を題材に――」『湘南フォーラム(文教大学)』第27巻、2024年4月、39-51ページ CiNii Research テキストに含まれる論点に関する議論を通して、論点をめぐってさまざまな考えが生じる理由を説明できるようになります。 |
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第3回 | "Long Beach Residents Volunteer to Clean Up Junipero Beach" Long Beach Current (a newspaper issued by Long Beach State University in Long Beach, California, the USA) October 25, 2024 テキストに含まれる論点に関する議論を通して、論点をめぐってさまざまな考えが生じる理由を説明できるようになります。 |
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第4回 | 田上 樹「神奈川県におけるビーチクリーンボランティア活動参加動機構造に関する研究」『大学院研究年報 理工学研究科編(中央大学)』第53号、2023年7月、ページなし CiNii Research 山本 輝太郎・牧野 耀・永坂 正夫・岸本 秀一「能美海岸の環境意識に対する三世代アンケート調査――海岸清掃を通した環境教育の拡充に向けて――」『日本科学教育学会年会論文集』第47回、2023年、693-696ページ CiNii Research 林 淳可・加藤 一葉「ビーチクリーンボランティアのためのコミュニティ支援のデザイン」『日本デザイン学会研究発表大会概要集』第69回、2022年、420-421ページ CiNii Research テキストに含まれる論点に関する議論を通して、論点をめぐってさまざまな考えが生じる理由を説明できるようになります。 |
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第5回 | "'Don't Be a Litterbug': Community Tackles Demarest Lloyd Park in Beach Cleanup" Dartmouth Week (a news website based in Dartmouth, Massachusetts, the USA) October 20, 2024 テキストに含まれる論点に関する議論を通して、論点をめぐってさまざまな考えが生じる理由を説明できるようになります。 |
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第6回 | 蓬郷 尚代・千足 耕一「海での自然体験・海辺での生活体験がライフスキル獲得プロセスに及ぼす影響――集中授業参加者を対象とした質的分析の事例研究――」『沿岸域学会誌』第33巻第1号、2020年6月、27-34ページ CiNii Research(CiNii Research で検索する場合、論文名の一部である「海での自然体験・海辺での生活体験が」だけを使ってください。) テキストに含まれる論点に関する議論を通して、論点をめぐってさまざまな考えが生じる理由を説明できるようになります。 |
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第7回 | "Beach Cleanup a Sweeping Success Thanks to Dedicated Volunteers" The Daniel Island News (a newspaper based in Charleston, South Carolina, the USA) October 9, 2024 テキストに含まれる論点に関する議論を通して、論点をめぐってさまざまな考えが生じる理由を説明できるようになります。 |
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第8回 | 法理 樹里・赤石 大輔・徳地 直子「コミュニティ意識が一般市民の意識レベルにおける海岸清掃活動への参加意欲におよぼす影響」『沿岸域学会誌』第32巻第4号、2020年3月、51-59ページ CiNii Research テキストに含まれる論点に関する議論を通して、論点をめぐってさまざまな考えが生じる理由を説明できるようになります。 |
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第9回 | "A Beach Cleanup for All Ages" LI HERALD.com (a news website based in Garden City, New York, the USA) September 6, 2024 テキストに含まれる論点に関する議論を通して、論点をめぐってさまざまな考えが生じる理由を説明できるようになります。 |
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第10回 | 中山 賢司「日韓海峡圏における越境地域協力と地球市民教育――海岸漂着ごみをめぐる環境教育協力の事例考察――」『創大平和研究(創価大学)』第34号、17-37ページ。2020年3月 CiNii Research テキストに含まれる論点に関する議論を通して、論点をめぐってさまざまな考えが生じる理由を説明できるようになります。 |
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第11回 | "Surfrider's Beach Cleanup Report Exposes Alarming Scale of Plastic Pollution on America's Beaches" PR Newswire (a distributor of press releases based in USA) July 16, 2024 テキストに含まれる論点に関する議論を通して、論点をめぐってさまざまな考えが生じる理由を説明できるようになります。 |
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第12回 | 岡田 穣・宮島 清一・梅津 勘一・呉 尚浩・小酒井 正和・藤田 和歌子「海岸林保全管理における共同管理体制の構築――地域・NPO・企業――」『海岸林学会誌』第18巻第1号、2019年6月、13-20ページ CiNii Research テキストに含まれる論点に関する議論を通して、論点をめぐってさまざまな考えが生じる理由を説明できるようになります。 |
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第13回 | "Volunteers Celebrate Earth Day with Puget Sound Beach Cleanups" Cascade PBS (a news website based in Seattle, Washington, the USA) April 23, 2024 テキストに含まれる論点に関する議論を通して、論点をめぐってさまざまな考えが生じる理由を説明できるようになります。 |
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第14回 | レポートの作成の準備 テキストに含まれていた論点を確認し、レポートでどの論点を取り上げるかを考えることを通して、レポートの作成に取り組むことができるようになります。 |
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第15回 | レポートの修正と概要の説明 論点をめぐる考察を十分に行っているかについて意識し、レポートを確認し、必要な修正を加えることを通して、論点に対する自身の考えを深めることができるようになります。他の受講者が説明するレポートの概要を聴くことを通して、重要だと考えられる論点の多様性、論点をめぐる考察の多様性を説明できるようになります。 |
授業外学習の課題 | 事前学修(2時間程度):テキストを読み、テキストを理解し、論点に関する自身の考えを説明できるようにすることです。 事後学修(2時間程度):授業で作成したノートを使って、レポートを書くときに、どのような論点について、どのような考えを軸にすることができるかを検討し、情報を文章にまとめることと、授業での学びを踏まえ、海岸で実施される大学生の活動に参加し、調査を行うことです。授業での考察をいかし、5月18日(日)に、大学生が安芸郡坂町水尻9075-4のベイサイドビーチ坂で行うごみ拾いの活動に参加し、ごみ拾いをしながら参与観察を行い、聴き取り調査と意見交換をします。ベイサイドビーチ坂に集合する時間は、午前9時50分です。活動の終了時間は、午後1時です。交通費は自己負担です。拾ったプラスチックごみは、持ち帰って、家庭のプラスチックごみと一緒に捨てます。参与観察、聴き取り調査、意見交換で得られた情報を、レポートの作成に活用することが望ましいです。 |
履修上の注意事項 | オンデマンドの授業はありません。 授業の前に、テキストを読んでおくことが必要です。授業の前に、自身の考えを説明する準備をしておき、授業で、他の受講者と議論します。 英文のニュース記事を検討する回の授業に、英和辞典を持参してもらいます。授業では、スマートフォンを使わないことにしますので、本の辞典か電子辞書を持って来てください。 海岸での活動を理解するため、5月18日(日)に、大学生が安芸郡坂町水尻9075-4のベイサイドビーチ坂で行うごみ拾いの活動に参加し、ごみ拾いをしながら参与観察を行い、聴き取り調査と意見交換をします。交通費は自己負担です。拾ったプラスチックごみは、持ち帰って、家庭のプラスチックごみと一緒に捨てます。参与観察、聴き取り調査、意見交換で得られた情報を、レポートの作成に活用することが望ましいです。この活動への参加は、事後学修の一部です。 公認欠席の場合、代替措置として、日を改めて、授業での作業に取り組む機会を設けます。 |
成績評価の方法・基準 | 論点の検討(第1回) 2% テキストを使った検討(第2-13回) 84% レポートに関連する作業(第14-15回) 14% |
テキスト | 授業計画で示しています。 本学図書館にある雑誌や本に収録されている論文、CiNii Research などのウェブサイトで閲覧できる論文は、自分で入手してください。大学からインターネットにアクセスしないと、CiNii Research で閲覧できない論文があるかもしれません。 論文が収録されている雑誌の発行月が、授業計画の欄に記載されておらず、発行年だけが記載されている場合、それは年ではなく、年度である場合があります。 |
参考文献 | 川辺 みどり『海辺に学ぶ――環境教育とソーシャル・ラーニング――』東京大学出版会、2017年 (授業では使いません。本学図書館にあります。海岸での活動を理解するために、使うといいです。) |
主な関連科目 | 政策研究演習I(事例研究) |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
授業終了後に、教室で、対面で、質問と相談を受けつけます。 フィードバックとして、すべての授業が終わった後に、授業での取り組みやレポートなどについての気づきを、対面で、受講者に説明します。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
法学研究科M国際政治学専攻 | 31500 | 2024~2025 | 1・2 | ○ | ○ | ○ | ○ | - |