授業コード | 93210801 | 単位数 | 2 |
科目名 | 政治・行政研究Ⅲ(行政学) | クラス | 01 |
履修期 | 後期授業 | カリキュラム | *下表参考 |
担当者 | 広本 政幸 | 配当年次 | *下表参考 |
授業の題目 | 公園での活動の検討(Discussing activities in parks) |
学修の概要 | 論文とニュース記事を使って、公園での活動を検討し、レポートを作成します。 公園での活動は、行政としても、民間の取り組みとしても、行われています。行政と民間の取り組みがあることを前提に、公園での活動を検討します。受講者は、テキストである論文とニュース記事を読み、テキストを素材にしてレポートを書くことを想定し、テキストのどの箇所について、どのような指摘をすることができるかを説明します。必要であれば、テキスト以外の資料を、自分で用意し、説明します。テキストを使った検討を踏まえて、レポートを作成します。 英文のニュース記事を使う回の授業に、英和辞典を持参してもらいます。授業中に、スマートフォンを使わないことにしますので、スマートフォンの辞書アプリは使いません。 公園での活動を理解するため、10月5日(日)に、大学生が呉市狩留賀町1-1-1の狩留賀海浜公園で行うごみ拾いの活動に参加し、ごみ拾いをしながら参与観察を行い、聴き取り調査と意見交換をします。狩留賀海浜公園に集合する時間は、午前9時50分です。活動の終了時間は、午後1時です。交通費は自己負担です。拾ったプラスチックごみは、持ち帰って、家庭のプラスチックごみと一緒に捨てます。参与観察、聴き取り調査、意見交換で得られた情報を、レポートの作成に活用することが望ましいです。この活動への参加は、事後学修の一部です。 この科目は基幹科目で、研究群は政治・行政研究群です。 オンデマンドの授業はありません。 |
学修の到達目標 | 論文とニュース記事を使って、公園での活動の現状をまとめ、公園での活動を検討し、公園での活動を提案するレポートを作成できるようになることです。 |
授業計画 | 第1回 | 授業の進め方の確認・論点の検討 科目で取り組む作業を確認し、テキストから論点を抽出する方法を実践できるようになります。 |
第2回 | 禹 在勇・宮間 香苗・宮田 佳美「住民参加型による地域活性化のための里山保全活動」『日本デザイン学会研究発表大会概要集』第71回、2024年、488-489ページ CiNii Research 菊池 沙耶歌・林 まゆみ「公園緑地等を活用した読書活動の推進方策について」『景観園芸研究』第22巻、2022年3月、29-35ページ CiNii Research テキストに含まれる論点に関する議論を通して、論点をめぐってさまざまな考えが生じる理由を説明できるようになります。 |
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第3回 | "Flood Cleanup Completed Ahead of Schedule at Kinser Park Thanks to Community" The Greeneville Sun (a newspaper based in Greeneville, Tennessee, the USA) November 1, 2024 テキストに含まれる論点に関する議論を通して、論点をめぐってさまざまな考えが生じる理由を説明できるようになります。 |
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第4回 | 川口 晋一「東京における公園・緑地の歴史的考察――居住空間と日常的スポーツ・レクリエーション活動の組織化を中心に――」『立命館産業社会論集(立命館大学)』第55巻第4号、2020年3月、77-91ページ CiNii Research テキストに含まれる論点に関する議論を通して、論点をめぐってさまざまな考えが生じる理由を説明できるようになります。 |
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第5回 | "Pilcher Park Woodland in Peril, Volunteer Community Sheds New Light" Patch (a news website based in the USA) October 28, 2024 テキストに含まれる論点に関する議論を通して、論点をめぐってさまざまな考えが生じる理由を説明できるようになります。 |
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第6回 | 池田 大・八木 剛「有馬富士公園における一般参加型虫とりプログラム『あさムシ!』による昆虫相調査」『人と自然』第31巻、2021年、93-97ページ CiNii Research(CiNii Research で検索する場合、論文名の一部である「有馬富士公園における」だけを使ってください。) 塩見 一三男・中川 秀徳・小松 亜紀子・金岡 省吾・市村 恒士「民間事業者の意識からみた『都市公園ビジネス』展開の可能性」『ランドスケープ研究』第82巻第5号、2019年3月、527-532 CiNii Research テキストに含まれる論点に関する議論を通して、論点をめぐってさまざまな考えが生じる理由を説明できるようになります。 |
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第7回 | "Community Unites for Juniper Valley Park Cleanup, Sprucing Up Pullis Farm Cemetery in Middle Village" QNS (a news website based in Little Neck, New York, the USA) October 24, 2024 テキストに含まれる論点に関する議論を通して、論点をめぐってさまざまな考えが生じる理由を説明できるようになります。 |
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第8回 | 辻 麻里子・渡邉 秀樹・藤牧 功太郎「公園を活用した住民主体のコミュニティプラットフォーム――川崎市宮前区を対象地とした『まちかどマルシェ』の実践――」『住総研研究論文集・実践研究報告集』第45巻、2019年、229-238ページ CiNii Research テキストに含まれる論点に関する議論を通して、論点をめぐってさまざまな考えが生じる理由を説明できるようになります。 |
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第9回 | "Highland Park Builds Community with Cleanup Event" The Occidental (a newspaper issued by Occidental College in Los Angeles, California, the USA) September 25, 2024 テキストに含まれる論点に関する議論を通して、論点をめぐってさまざまな考えが生じる理由を説明できるようになります。 |
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第10回 | 椎野 亜紀夫「保育施設の園外活動による都市公園利用様態と利用者属性との関係性」『ランドスケープ研究』第82巻第5号、2019年3月、487-492ページ CiNii Research 冨田 厚志「川崎市の樹林地型都市公園におけるボランティア活動を通じた緑地景観の形成・維持システム」『日本地理学会発表要旨集』2017年度春季、ページなし(要旨の番号 100257)、2017年 CiNii Research テキストに含まれる論点に関する議論を通して、論点をめぐってさまざまな考えが生じる理由を説明できるようになります。 |
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第11回 | "Dairy Companies Volunteer to Clean Up Warner Park in Madison, Donate Nutritious Cheese to Second Harvest of Southern Wisconsin" International Dairy Foods Association (an organization based in the USA) June 25, 2024 テキストに含まれる論点に関する議論を通して、論点をめぐってさまざまな考えが生じる理由を説明できるようになります。 |
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第12回 | 岡野 聡子「都市公園における子どもの遊び場環境づくりの可能性――NPOと行政の協働による『緑の遊び場(ESD)プロジェクト』を通して――」『奈良学園大学紀要』第1巻、2014年9月、11-23ページ CiNii Research テキストに含まれる論点に関する議論を通して、論点をめぐってさまざまな考えが生じる理由を説明できるようになります。 |
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第13回 | "Atlantans Show Love to Their Parks through New City-wide Volunteer Initiative" SaportaReport (a news website based in Atlanta, Georgia, the USA)(ウェブサイト名の Sporta と Report の間に、スペースはありません。) February 26, 2024 テキストに含まれる論点に関する議論を通して、論点をめぐってさまざまな考えが生じる理由を説明できるようになります。 |
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第14回 | レポートの作成の準備 テキストに含まれていた論点を確認し、レポートでどの論点を取り上げるかを考えることを通して、レポートの作成に取り組むことができるようになります。 |
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第15回 | レポートの修正と概要の説明 論点をめぐる考察を十分に行っているかについて意識し、レポートを確認し、必要な修正を加えることを通して、論点に対する自身の考えを深めることができるようになります。他の受講者が説明するレポートの概要を聴くことを通して、重要だと考えられる論点の多様性、論点をめぐる考察の多様性を説明できるようになります。 |
授業外学習の課題 | 事前学修(2時間程度):テキストを読み、テキストを理解し、論点に関する自身の考えを説明できるようにすることです。 事後学修(2時間程度):授業で作成したノートを使って、レポートを書くときに、どのような論点について、どのような考えを軸にすることができるかを検討し、情報を文章にまとめることと、授業での学びを踏まえ、公園で実施される大学生の活動に参加し、調査を行うことです。授業での考察をいかし、10月5日(日)に、大学生が呉市狩留賀町1-1-1の狩留賀海浜公園で行うごみ拾いの活動に参加し、ごみ拾いをしながら参与観察を行い、聴き取り調査と意見交換をします。狩留賀海浜公園に集合する時間は、午前9時50分です。活動の終了時間は、午後1時です。交通費は自己負担です。拾ったプラスチックごみは、持ち帰って、家庭のプラスチックごみと一緒に捨てます。参与観察、聴き取り調査、意見交換で得られた情報を、レポートの作成に活用することが望ましいです。 |
履修上の注意事項 | オンデマンドの授業はありません。 授業の前に、テキストを読んでおくことが必要です。授業の前に、自身の考えを説明する準備をしておき、授業で、他の受講者と議論します。 英文のニュース記事を検討する回の授業に、英和辞典を持参してもらいます。授業では、スマートフォンを使わないことにしますので、本の辞典か電子辞書を持って来てください。 公園での活動を理解するため、10月5日(日)に、大学生が呉市狩留賀町1-1-1の狩留賀海浜公園で行うごみ拾いの活動に参加し、ごみ拾いをしながら参与観察を行い、聴き取り調査と意見交換をします。交通費は自己負担です。拾ったプラスチックごみは、持ち帰って、家庭のプラスチックごみと一緒に捨てます。参与観察、聴き取り調査、意見交換で得られた情報を、レポートの作成に活用することが望ましいです。この活動への参加は、事後学修の一部です。 公認欠席の場合、代替措置として、日を改めて、授業での作業に取り組む機会を設けます。 |
成績評価の方法・基準 | 論点の検討(第1回) 2% テキストを使った検討(第2-13回) 84% レポートに関連する作業(第14-15回) 14% |
テキスト | 授業計画で示しています。 本学図書館にある雑誌や本に収録されている論文、CiNii Research などのウェブサイトで閲覧できる論文は、自分で入手してください。大学からインターネットにアクセスしないと、CiNii Research で閲覧できない論文があるかもしれません。 論文が収録されている雑誌の発行月が、授業計画の欄に記載されておらず、発行年だけが記載されている場合、それは年ではなく、年度である場合があります。 |
参考文献 | 石山 高広『「未来の公園」をつくる男――パークベンチャーカンパニーが、日本経済を立て直す!――』ごま書房新社、2023年 (授業では使いません。本学図書館にあります。公園での活動を理解するために、使うといいです。) |
主な関連科目 | 政治・行政研究演習III(事例研究) |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
授業終了後に、教室で、対面で、質問と相談を受けつけます。 フィードバックとして、すべての授業が終わった後に、授業での取り組みやレポートなどについての気づきを、対面で、受講者に説明します。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
法学研究科M国際政治学専攻 | 31500 | 2024~2025 | 1・2 | ○ | ○ | ○ | ○ | - |