授業コード | 93208900 | 単位数 | 2 |
科目名 | 地域・歴史研究Ⅳ(アメリカ) | クラス | |
履修期 | 前期授業 | カリキュラム | *下表参考 |
担当者 | 船津 靖 | 配当年次 | *下表参考 |
授業の題目 | トランプ政権研究:英文購読と発表 The Study of the Trump Administration in English |
学修の概要 | トランプ政権に関するニューヨーク・タイムズ紙などの記事、外交専門誌フォーリン・アフェアーズの論文などの中から、学生の関心、英語の水準にあった教材を選び、精読して英語の読解力向上を図る。授業の形態は受講者のニーズに応じる。日本語文献も使用する研究発表を指導する。関連する実務経験を適宜伝える。 【実務経験】共同通信社の地方3支局で司法・行政・選挙を取材後、外信部、モスクワ、エルサレム、ロンドン、ニューヨーク支局などで特派員として勤務。東京本社で国際経済や科学・文化・運動を含む重要ニュース全般の速報・編集管理や企画・論説も手掛けた。著書に『聖書の同盟 アメリカななぜユダヤ国家を支援するのか』(河出書房新社)『パレスチナ 聖地の紛争』(中央公論新社)。共著に『20世紀 未来への記憶』『アメリカ文化史事典』『世界年鑑』 |
学修の到達目標 | トランプ政権の分析を通じアメリカの政治外交・経済・宗教に関する専門知識が身に付けられるようになる。論理的で説得力ある文章が書けるようになる。英語文献を使用できるようになる。多角的で現実的な分析ができるようになる。 |
授業計画 | 第1回 | 第2次トランプ政権の政策と人事 政権の主要政策と主要閣僚・人事の知識を得ることができる |
第2回 | 2024年大統領選挙 民主党バイデン政権のハリス副大統領との選挙戦の争点とトランプの勝因を理解できるようになる |
|
第3回 | ドナルド・トランプの家庭環境 富裕で厳格な不動産業者の父の下、兄を押しのけ家業を継承するまでの経歴を知る |
|
第4回 | ドナルド・トランプのビジネス ニューヨークのホテル事業での成功、カジノ事業の失敗など波乱に富んだ半生とさまざまな人脈を知る |
|
第5回 | 2016年大統領選挙 出馬やオバマ批判の背景、クリントンに逆転勝利した経過と勝因を理解できるようになる |
|
第6回 | アメリカ第一主義 戦間期にリンドバークが広告塔になったアメリカ第一委員会と比較できるようになる |
|
第7回 | 第2次政権の経済政策 対中政策を軸にトランプ政権の経済政策、IT企業トップらとの関係を考察できるようになる |
|
第8回 | 白人ブルーカラー層 岩盤支持層である白人男性労働者がトランプを支持する理由を理解できるようになる |
|
第9回 | キリスト教福音派、イスラエル右派 トランプの異例の親イスラエル政策の背景にあるキリスト教神学や人脈を理解できるようになる |
|
第10回 | 安倍晋三の日米首脳外交 蜜月関係とされた2人の首脳外交の背景にある国益や政治思想を理解できるようになる |
|
第11回 | 2020年選挙敗北と弾劾・訴追 選挙の敗因や連邦議会による弾劾、刑事訴追の内容を理解できるようになる |
|
第12回 | 第2次政権の反リベラル政策 不法移民、民主党系組織への報復、歳出削減などの経過と思想を理解できるようになる |
|
第13回 | 第2次政権の対中国、ロシア、EU外交 対中覇権競争、ロシア・ウクライナ戦争とEUへの外交政策を理解できるようになる |
|
第14回 | 第2次政権の帝国主義的外交 グリーンランド、パナマ、カナダ、ガザなどへの帝国主義的な外交の動機を理解できるようになる |
|
第15回 | トランプ政権と日本、世界 トランプが日米関係や世界情勢に与える影響を多角的に考えられるようになる |
授業外学習の課題 | 事前学修(2時間程度)基本書や英文記事などの予習 事後学修(2時間程度)基本書や英文記事などの復習 |
履修上の注意事項 | 履修希望者はできるだけ早く教員に連絡を(funatsu@shudo-u.ac.jp)。履修の時間帯は暫定。受講者や教員の都合で変更する。教員との連絡を密にする。連絡や応答があれば柔軟に対応する。英文を含む資料は教員と学生が相談して決める。 テキストや英文記事などの指定された箇所を予習・復習する。発表する際はキーワード、年表、要約や引用、地図などからなる資料(ワードでもパワポでもよい)を作成し、発表前日までに教員に送る。 日本の新聞やニュースサイト、報道番組、アメリカの主流派メディアの報道に目を配る。時事英語を勉強する。英語や知識の小テストを実施する 公認欠席は欠席として扱うが、単位認定要件などに影響しないように配慮する。公認欠席時にMoodleに掲載しない資料がもしあれば後日配布する。プレゼンテーションなども代替措置を講じる。 |
成績評価の方法・基準 | 授業40%、小テスト20%、レポート40%(2000字程度)。小テストとレポートの割合は授業の実態に合わせ変更することがある。 |
テキスト | 英文記事・論文の抜粋を配布する。トランプ関連書籍のうち良質なものを適宜、推奨する。NHKのニュース防災アプリ(無料)を共通の情報インフラとする。日本経済新聞(電子版)を推奨する。 |
参考文献 | 履修者の関心や必要に合わせ随時紹介する。 |
主な関連科目 | 欧米地域研究演習Ⅰ(事例研究) |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
進路を含めできる限り対応する。メール(funatsu@shudo-u.ac.jp)での相談にも対応する。学期中の評価は授業中やMoodleで個別にも対応。期末レポートへの批評は個別の問い合わせにも懇談やメールなどで対応する。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
法学研究科M国際政治学専攻 | 31500 | 2024~2025 | 1・2 | ○ | - | ○ | ○ | - |