授業コード | 93109301 | 単位数 | 2 |
科目名 | 法制史演習Ⅰ | クラス | 01 |
履修期 | 前期授業 | カリキュラム | *下表参考 |
担当者 | 三阪 佳弘 | 配当年次 | *下表参考 |
授業の題目 | 近代日本法に関わる文献と史料研究 |
学修の概要 | 現代日本の法のあり方を比較法文化史的な視点からとらえることによって、現代法を歴史的かつ比較的に相対化し、対象をより客観的に総合的に理解する手法を学ぶ機会を提供する。 講義では、近代日本社会・国家と法制度に関する文献や史料を検討とすることを通じて、日本の法のあり方が、他国の同時代の法との比較のなかで、どのような特徴を帯びているのか、を批判的に検討する。 |
学修の到達目標 | 現代日本法制度の将来像を、様々な選択肢の中から構想できる実践的能力を獲得していく。具体的には以下のような目標を設定している。 ①現代日本法が歴史的に形成されたものであり、常に将来に向かって「変化・変容」する可能性が開かれている、という視点を持つことができる。 ②現代日本法を時間軸・空間軸をずらして、相対的に論じることができる。 ③現代日本法を、グローバルな座標軸での普遍性と、そうした普遍性が日本法として具体化されるときに表れる特殊性とのせめぎ合いの中でとらえることができる。 |
授業計画 | 第1回 | オリエンテーション 各回のテーマに関する基本文献や史料を学習するが、授業の進行、受講者の関心に合わせて適宜書きのテーマを変更する場合があることに留意されたい。 |
第2回 | 法史料と文献研究(憲法史①) | |
第3回 | 法史料と文献研究(憲法史②) | |
第4回 | 法史料と文献研究(憲法史③) | |
第5回 | 法史料と文献研究(憲法史④) | |
第6回 | 法史料と文献研究(憲法史⑤) | |
第7回 | 法史料と文献研究(家制度①) | |
第8回 | 法史料と文献研究(家制度②) | |
第9回 | 法史料と文献研究(家制度③) | |
第10回 | 法史料と文献研究(家制度④) | |
第11回 | 法史料と文献研究(刑法史①) | |
第12回 | 法史料と文献研究(刑法史②) | |
第13回 | 法史料と文献研究(刑法史③) | |
第14回 | 法史料と文献研究(刑法史④) | |
第15回 | 全体のまとめ--日本近代法の特徴について |
授業外学習の課題 | 事前に配布する文献や史料を熟読し、論点を自分なりに整理し、疑問や課題となる点をまとめてくることが必要で、時間外学習は、4時間を目安としています。 |
履修上の注意事項 | 授業は、指定された文献・法史料について受講者が要点と疑問点をまとめて報告し、それに基づいて議論する形で行うので、当該文献・法史料をよく読んで授業に臨んでください。 公欠による欠席を除いて、欠席については減点する。公認欠席等で欠席する場合、当該授業の資料は、moodleで掲示配布し、追加学修課題については別途指示します。 |
成績評価の方法・基準 | 事前に与えられた課題への取り組み(50%)、講義での積極的な発言(50%)によって評価する。 |
テキスト | 各回の講義テーマに関しての教材資料を配布する。 |
参考文献 | 下記の文献が授業の理解を補うために参考となる。 石川・中尾・矢野編『日本近代法制史研究の現状と課題』弘文堂 川口由彦『日本近代法制史 第2版』新世社 山中永之佑編『新・日本近代法論』法律文化社 伊藤孝夫『日本近代法史講義』有斐閣など |
主な関連科目 | |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
講義時もしくは講義後に対応します。また、メールでも対応します。講義時間外においても、質問は随時受け付けます。この時は、アポをとってください。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
法学研究科M法律学専攻 | - | 2022~2023 | 1・2 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
法学研究科M法律学専攻 | 31500 | 2024~2025 | 1・2 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |