授業コード 91209200 単位数 2
科目名 経営戦略システム論研究Ⅰ クラス
履修期 前期授業 カリキュラム *下表参考
担当者 李 在鎬 配当年次 *下表参考

授業の題目 経営戦略の基本に関する研究 Study of basic issues of strategic management system
学修の概要 経営戦略の基本的な概念、分析枠組み、諸理論について学ぶ。
戦略形成と戦略実行の様々な課題について、個別に取り上げ、課題研究を行う。
学修の到達目標 経営形成における計画的な側面と創発的な側面を理解した上で、自分の研究課題を設定し、実行することができる。
授業計画 第1回 組織の事業活動:事業、あるいは生産活動の主体として個人、組織の違いについて理解することができる。
第2回 経営戦略の基本概念:組織の長機に渡る方向付けとして戦略概念を理解し、「日常的業務」、「管理活動」との違いについて述べることができる。
第3回 戦略決定プロセスとSWOT分析1~内部分析」:組織の強み、弱みを的確に示せる指標について理解する。
第4回 戦略決定プロセスとSWOT分析2~外部分析:組織を取り巻く、経営環境のパターンを捉え、組織にとって有利な環境、不利な環境の評価、判断ができるようになる。
第5回 製品ポートフォリオマネジメント:複数の事業構成の狙いとその方法論を関連付けて理解することができる。
第6回 経営戦略論に関する先行研究整理及び報告:企業戦略と競争戦略の全体像を把握し、自分の言葉で理路整然と発表することができる。
第7回 企業成長のモデル:企業成長の3つの方向性である、市場開拓、新製品開発、コア・コンピタンスの深耕を比較考察する。
第8回 多角化と範囲の経済:多角化により得られる範囲の経済について理解できる。
第9回 垂直的統合:垂直的多角化と垂直的統合の違いについて述べることができる。
第10回 企業戦略論(全社戦略論)に関する事例研究報告:企業戦略論の近年の研究動向を捉え、自分のことばで理路整然と発表することができる。
第11回 差別化:製品特性重視戦略として差別化を熟知する。
第12回 コスト・リーダシップ:効率的な生産体制による廉価提案力を重視するコストリーダーシップを熟知する。
第13回 先行者優位と後発者優位:市場参入時期による戦略的利点と限界について理解する。
第14回 競争戦略論(事業戦略論)に関する事例研究報告:競争戦略論の系譜を整理した上で、自分の言葉で理路整然と発表することができる。
第15回 全体のまとめと新たな戦略課題:経営戦略の理論体系を整理した上で、脱炭素化、循環型経済、デジタル経済という新たな経営環境変化の中でどのような理論的補強が必要になるかについて議論する。
授業外学習の課題 事前学修(2時間程度):毎講義の最後に次回の講義のテーマを発表するので、各自でできる限り調べて予備知識を集めておき、関係する事柄について調べておくこと。事後学修(2時間程度):講義中にわからなかった用語については、次回までに各自で調べること。
履修上の注意事項 公認欠席時の資料は後日配付しますので、指示に従って受け取ってください。
成績評価の方法・基準 参加と討論(50%) プレゼンテーション(50%)
テキスト 授業中に指定する。
参考文献 網倉久永、‎新宅純二郎著『マネジメント・テキスト経営戦略入門』日本経済新聞出版社2016年(第11刷)ジェイ・B・バーニー著『(新版)企業戦略論・上』ダイヤモンド社、2021年。
ジェイ・B・バーニー著『(新版)企業戦略論・中』ダイヤモンド社、2021年。
ジェイ・B・バーニー著『(新版)企業戦略論・下』ダイヤモンド社、2021年。
ヘンリー ミンツバーグ外2名『戦略サファリ』東洋経済新報社(第2版)2012年。
主な関連科目 経営戦略システム論研究Ⅱ
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
授業後の30分の間、またはe-mailでの対応。
※メールアドレスは授業の時間にお知らせします。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
商学研究科M経営学専攻 2021~2023 1・2 - - - - -
商学研究科M経営学専攻 12500 2024~2025 1・2 - - - - -