授業コード 90700900 単位数 4
科目名 計量経済学特殊研究 クラス
履修期 年間授業 カリキュラム ＊下表参考
担当者 塗師本　彩 配当年次 ＊下表参考
授業の題目 政策評価モデルと実証分析/ Policy Evaluation Models and Empirical Analysis
学修の概要 この講義では、プログラムや政策の効果を明らかにするための計量経済学の手法を学び、合わせてStataを用いた演習を行う。
The lecture will cover econometric methods for analyzing the effects of programs and policies and include exercises using Stata.
学修の到達目標 1. 政策評価モデルの理論を説明できる。
Be able to explain the theories of policy evaluation models.
2. 統計ソフトを用いて政策評価の分析を行うことができる。
Be able to perform policy evaluation analysis using statistical software.
3. 政策評価モデルを用いた論文を正しく読むことができる。
Be able to correctly read papers that use policy evaluation models.
授業計画 第１回 前期のイントロダクション/ Introduction in the First Semester
前期の講義の概要を理解する。
第２回 因果推論の考え方/ Causal Inference
ポテンシャルアウトカムアプローチの考え方を学び、それを説明できるようになる。
第３回 ランダム化比較試験(1): 基礎/ Randomized Controlled Trial (1): Basics
ランダム化比較試験の理論を学び、それを説明できるようになる。
第４回 ランダム化比較試験(2): 発展/ Randomized Controlled Trial (2): Advancement
複数の介入パターンがある場合などのランダム化比較試験の考え方を学び、それを説明できるようになる。
第５回 ランダム化比較試験を用いた実証論文(1)/ Reading an Empirical Paper that Uses RCT (1)
ランダム化比較試験を用いた実証論文を読み、理解を深める。
第６回 ランダム化比較試験を用いた実証論文(2)/ Reading an Empirical Paper that Uses RCT (2)
ランダム化比較試験を用いた実証論文を読み、理解を深める。
第７回 Stata演習：ランダム化比較試験/ Stata Exercises: Randomized Controlled Trial
Stataで実験データを用いて政策効果を明らかにできるようになる。
第８回 マッチング推定法(1)：基礎/ Matching Methods (1): Basics
傾向スコアマッチングの理論を学び、それを説明できるようになる。
第９回 マッチング推定法(2)：発展/ Matching Methods (2): Advancement
逆確率重み付け法を用いた推定法を学び、それを説明できるようになる。
第１０回 マッチング推定法を用いた実証論文(1)/ Reading an Empirical Paper that Uses Matching Methods (1)
マッチング推定法を用いた実証論文を読み、理解を深める。
第１１回 マッチング推定法を用いた実証論文(2)/ Reading an Empirical Paper that Uses Matching Methods (2)
マッチング推定法を用いた実証論文を読み、理解を深める。
第１２回 Stata演習：マッチング推定法/ Stata Exercises: Matching Methods
Stataでマッチング推定法を用いた分析ができるようになる。
第１３回 操作変数法/ Instrumental Variable Methods
操作変数法の理論を学び、それを説明できるようになる。
第１４回 操作変数法を用いた実証論文/ Reading an Empirical Paper that Uses Instrumental Variable Methods
操作変数法を用いた実証論文を読み、理解を深める。
第１５回 Stata演習：操作変数法/ Stata Exercises: Instrumental Variable Methods
Stataを用いて、操作変数法を使った分析ができるようになる。
第１６回 後期のイントロダクション/ Introduction in the Second Semester
後期の講義の概要を理解する。
第１７回 差の差分析(1)：基礎/ Difference-in-Differences Design (1): Basics
差の差分析の理論を学び、それを説明できるようになる。
第１８回 差の差分析(2)：発展/ Difference-in-Differences Design (2): Advancement
差の差の差分析など差の差分析の発展的な理論を学び、それを説明できるようになる。
第１９回 差の差分析を用いた実証論文(1)/ Reading an Empirical Paper that Uses DID Design (1)
差の差分析を用いた実証論文を読み、理解を深める。
第２０回 差の差分析を用いた実証論文(2)/ Reading an Empirical Paper that Uses DID Design (2)
差の差分析を用いた実証論文を読み、理解を深める。
第２１回 Stata演習：差の差分析/ Stata Exercises: DID Design
Stataで差の差分析ができるようになる。
第２２回 回帰不連続デザイン(1)：基礎/ Regression Discontinuity Design(1): Basics
シャープな回帰不連続デザインの理論を学び、それを説明できるようになる。
第２３回 回帰不連続デザイン(2)：発展/ Regression Discontinuity Design(2): Advancement
ファジーな回帰不連続デザインの理論を学び、それを説明できるようになる。
第２４回 回帰不連続デザインを用いた実証論文(1)/ Reading an Empirical Paper that Uses RDD (1)
回帰不連続デザインを用いた実証論文を読み、理解を深める。
第２５回 回帰不連続デザインを用いた実証論文(2)/ Reading an Empirical Paper that Uses RDD (2)
回帰不連続デザインを用いた実証論文を読み、理解を深める。
第２６回 Stata演習：回帰不連続デザイン/ Stata Exercises: RDD
Stataで回帰不連続デザインを用いた分析ができるようになる。
第２７回 分位点回帰モデル(1)：基礎/ Quantile Regression (1): Basics
分位点回帰モデルの理論を学び、それを説明できるようになる。
第２８回 分位点回帰モデル(2)：発展/ Quantile Regression (2): Advancement
分位点回帰モデルの発展的な理論を学び、それを説明できるようになる。
第２９回 分位点回帰モデルを用いた実証論文/ Reading an Empirical Paper that Uses Quantile Regression Model
分位点回帰モデルを用いた実証論文を読み、理解を深める。
第３０回 Stata演習：分位点回帰モデル/ Stata Exercises: Quantile Regression
Stataで分位点回帰モデルの推定ができるようになる。
授業外学習の課題 毎回、予習・復習をすることが望ましい。（4時間程度）
It is desirable to prepare and review for each class (about 4 hours).
履修上の注意事項 ・公認欠席に対しては資料を後日配布するなどの配慮を行う。
For officially excused absences, I will provide materials at a later date.
成績評価の方法・基準 報告（100％）によって評価する。
Each presentation will contribute to the final grade(100%).
テキスト 西山・新谷・川口・奥井（2019）『計量経済学』有斐閣
Angrist, J. D. and Pischke, J.-S. 2008. "Mostly Harmless Econometrics: An Empiricist's Companion" Princeton Univ Press
参考文献 必要に応じて指示する。
To be announced if necessary.
主な関連科目 計量経済学研究Ⅰ・Ⅱ（EconometricsⅠ・Ⅱ）
オフィスアワー及び
質問・相談への対応		 質問には講義内や講義前後に応じる。課題のフィードバックは授業内で行うほか、個別にも対応する。
Questions will be addressed during or before/after the lecture. Feedback on assignments will be provided during the class, as well as on an individual basis.
■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
経済科学研究科D現代経済システム専攻 41600 2025～2025 1・2・3 ○ ○ ○ - -