授業コード | 90506301 | 単位数 | 2 |
科目名 | 研究指導(刑法研究) | クラス | 01 |
履修期 | 前期授業 | カリキュラム | *下表参考 |
担当者 | 伊藤 嘉亮 | 配当年次 | *下表参考 |
授業の題目 | 刑法の主要論点の研究 |
学修の概要 | 重要判例や先行研究を素材にしながら刑法の主要論点を研究する。 前期授業では、履修者が修士論文のテーマをまだ確定していない場合には幅広いテーマを扱い、興味のあるテーマを探すことにする。既に修士論文のテーマが確定している場合には、当該テーマに関する判例や先行研究を中心に扱うことにする。 *下記「授業計画」は承継的共同正犯をテーマとした場合の一案であって、履修者の興味・関心に合わせて適宜修正する。 |
学修の到達目標 | 刑法の主要論点の理解、修士論文のテーマ設定、および修士論文の執筆ができるようになる。 |
授業計画 | 第1回 | イントロダクション 前期授業のスケジュールの確認 |
第2回 | 承継的共同正犯に関する最高裁判例の確認 平成24年決定・平成29年決定の論理や課題を理解する。 |
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第3回 | 判例評釈の確認① 平成24年決定に関する判例評釈を整理・分析する。 |
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第4回 | 判例評釈の確認② 平成29年決定に関する判例評釈を整理・分析する。 |
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第5回 | 承継的共同正犯をめぐる戦前の議論 戦前の判例・学説が承継的共同正犯をどのように扱っていたのかを理解する。 |
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第6回 | 承継的共同正犯をめぐる戦後の議論① 因果的共犯の登場以前における限定肯定説を整理・分析する。 |
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第7回 | 承継的共同正犯をめぐる戦後の議論② 因果的共犯論の登場以降の議論を整理・分析する。 |
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第8回 | 承継的共同正犯をめぐる戦後の議論③ 否定説を支持する論者の論文を批判的に検討する。 |
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第9回 | 承継的共同正犯をめぐる戦後の議論④ 限定肯定説を支持する論者の論文を批判的に検討する。 |
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第10回 | 近時の裁判例の分析① 傷害(致死)罪に関する裁判例を整理・分析する。 |
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第11回 | 近時の裁判例の分析② 詐欺罪に関する裁判例を整理・分析する。 |
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第12回 | 近時の裁判例の分析③ 強盗罪に関する裁判例を整理・分析する。 |
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第13回 | 近時の裁判例の分析④ 不同意性交等(強姦)罪に関する裁判例を整理・分析する。 |
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第14回 | 近時の裁判例の分析⑤ 禁制品輸入罪・無許可輸入罪に関する裁判例を整理・分析する。 |
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第15回 | まとめ |
授業外学習の課題 | ・各授業回のテーマについて予習・復習を行う。 ・授業外学修時間の目安:3時間程度 |
履修上の注意事項 | ・刑法研究Ⅰ・Ⅱを必ず履修すること。 ・刑法演習Ⅰ・Ⅱを合わせて履修すること。 *公認欠席は欠席として扱うが、単位認定要件には影響しないよう配慮する。 |
成績評価の方法・基準 | 報告の内容及び授業への参加度により総合的に評価する。(複数名の履修がある場合には報告内容70%、授業への参加度30%) |
テキスト | なし |
参考文献 | なし |
主な関連科目 | 刑法研究Ⅰ・Ⅱ、刑法演習Ⅰ・Ⅱ |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
随時対応する。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
法学研究科M法律学専攻 | - | 2022~2023 | 1・2 | ○ | ○ | ○ | ○ | - |
法学研究科M法律学専攻 | 31500 | 2024~2025 | 1・2 | ○ | ○ | ○ | ○ | - |