授業コード 90306606 単位数 2
科目名 臨床心理学研究指導Ⅰ クラス 06
履修期 前期授業 カリキュラム *下表参考
担当者 森平 准次 配当年次 *下表参考

授業の題目 臨床心理学研究指導Ⅰ Guide to master's thesis of clinical psychology(1)
学修の概要 特に心の健康やそれにかかわるパーソナリティ、精神病理、心理学的課題、心理療法法論、心理支援、深層心理学、等の臨床心理学にかかわる実証的な研究についての指導を行う。修士論文作成のための研究目的、研究方法について検討し、序論から方法までの下書きの執筆を進める。その上で、研究を実施し、研究データを収集し,整理する。
学修の到達目標 修士論文の序論から方法までの下書きを一通り作成する。その上で、研究の実施(実験や調査)を開始することができる。データを取得し,結果を整理する。
授業計画 第1回 オリエンテーション
修士論文作成のための研究について確認する。

研究の進捗について説明し,議論できる。
第2回 リサーチ・クエスチョンの明確化・言語化とその発表
これまでの研究から、自身の研究のリサーチ・クエスチョンを明確化し、発表する。

自身のリサーチ・クエスチョンと問題について記述できる。
第3回 方法の決定
リサーチ・クエスチョンに応えられる研究のための方法を決定する。

研究方法について説明し,検証できる。
第4回 序論の執筆について
修士論文の序論の執筆に必要な記載について確認する。

論文の序論を執筆できる。
第5回 方法の執筆について
修士論文の研究方法について必要な事項を確認する。

論文の方法を記述できる。
第6回 研究計画と研究倫理との照合
研究計画を振り返り、研究倫理と照らし合わせて問題のないことを確認する。

研究倫理について検証し,論文の中に必要な事項を記述できる。
第7回 序論から方法までの下書きの確認
実際に修士論文本文について下書きをし、問題がないか確認する。また論文全体としてのまとまりについて検証する。

序論から方法までの記述について検証できる。
第8回 研究対象者の選定
研究の実施にあたり、どのように研究対象者に協力してもらえるかについて検討する。

研究対象者の条件を,研究の目的と照らして記述できる。
第9回 実験・調査の実施準備
研究の実施について、必要な素材を準備する。

研究実施に必要な尺度などを研究を実施できるように準備できる。
第10回 実験・調査の実施
研究の実施についての留意点、ブリーフィング等について確認し、データを収集する。

データの収集を開始する。
第11回 データ収集(オンデマンド)

収集しているデータを確認し,必要なサンプルを得られているか検証する。

得られたデータについて問題ないかを検証できる。
第12回 データの確認(オンデマンド)
得られたデータに問題がないか、研究に使用できるかを確認する。
得られたデータを整理し、研究として報告できる形にする。

データの収集を終了し,研究としてあつかえるように整理できる。
第13回 データの分析
整理したデータから結果に記載すべき内容を吟味する。

結果を整理できる。
第14回 結果の整理
分析したデータを,論文の結果として記述する。

結果を記述できる。
第15回 進捗の確認(オンデマンド)
ここまでの研究の進捗を確認する。

これまでの研究の進捗を確認し,研究結果について考察できる。
授業外学習の課題 事前学修(3時間程度):論文検索、論文の精読、研究実施の準備、研究の実施、データの収集、データの整理、等について授業時間外に行う。
事前学修(2時間程度):授業で得られた示唆に基づき、自身の研究をブラッシュアップする。
履修上の注意事項 ・ブレンド型授業を実施する。オンデマンド授業では、メールにて学修・研究内容の指示を行う。
・毎回の授業で研究の進捗状況を報告・発表する。
・論文の下書きについてはコメントをつけて返却するので、それに基づいて再検討し、修正を行うこと。
・公認欠席の際には、当該授業回の内容の代替の学修課題を課す。
成績評価の方法・基準 研究に対する取り組み(70%)、授業における議論(30%)、を総合して評価する。
評価についての基準は添付の評価ルーブリック(2年次)を参照すること。
テキスト 指定しない
参考文献 日本心理学会 執筆・投稿の手引き
他に、必要に応じて紹介する
主な関連科目 臨床心理学研究指導Ⅱ_11
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
授業外に質問や相談には随時対応する。事前にe-mailにてアポイントメントを取ること。
研究についての指導は授業内で行うほか、必要に応じてe-mail等で適宜行う。
添付ファイル 評価ルーブリック(2年次).pdf 説明
添付ファイル 心理学専攻修士論文ルーブリック.pdf 説明 修士論文評価ルーブリック

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
人文科学研究科M心理学専攻 2024~2025 1・2 - - - - -