授業コード | 90302600 | 単位数 | 2 |
科目名 | 精神生理学研究指導Ⅰ | クラス | |
履修期 | 前期授業 | カリキュラム | *下表参考 |
担当者 | 古満 伊里 | 配当年次 | *下表参考 |
授業の題目 | 精神生理学研究指導Ⅰ Research Project with Psychophysiological Method I |
学修の概要 | 精神生理学はこころの変化を生理的な指標でとらえようとする学問である。したがって,心理学の研究であれば,学習心理学,感情心理学,社会心理学,さらには発達心理学といった分野を問わず,あらゆる研究に適用可能な実験的手法であるとも言える。この授業では,そのような精神生理学的手法を用いた研究テーマを各自が一つ選び,そのテーマに沿った文献を渉猟することによってレビュー論文を執筆する。その過程で修士論文に向けた研究計画を立案する。 |
学修の到達目標 | 1.精神生理学的研究の中から一つの研究テーマを選択し,その分野における研究のレビュー論文が書ける。 2.上記過程で研究テーマにおける問題点を指摘し,それを解決するための研究計画を立案できる。 |
授業計画 | 第1回 | オリエンテーション:授業の進め方についての調整および興味・関心のある研究テーマの紹介 |
第2回 | 関心のある研究テーマに関するディスカッション | |
第3回 | 関心のある研究テーマに関する文献発表1(研究テーマの概要を示すことのできる文献の発表) | |
第4回 | 関心のある研究テーマに関する文献発表2(研究テーマに基づく研究方法論を概観できる文献の発表) | |
第5回 | 関心のある研究テーマに関する文献発表3(研究テーマについて否定的見解を示した文献の発表) | |
第6回 | 問題点の集約のためのディスカッション | |
第7回 | レビュー論文の筋立てに関するディスカッション | |
第8回 | 研究計画についてのディスカッション1(研究計画の提示及び修正コメントの提案) | |
第9回 | 研究計画についてのディスカッション2(方法論的問題点,実現可能性の観点からのディスカッション) | |
第10回 | 研究計画のまとめ | |
第11回 | レビュー論文の推敲1(研究論文を仕上げるための全体構成の検討) | |
第12回 | レビュー論文の推敲2(研究の序論部分の仕上げ) | |
第13回 | 予備実験・予備調査の準備(実験装置の組み立てあるいは調査に使用する質問紙の細部にわたる検討) | |
第14回 | 予備実験・予備調査の結果報告 | |
第15回 | まとめ:これまでの授業で進めてきたプロジェクトの成果を研究論文として提出するための整理 |
授業外学習の課題 | 1.授業ではレジュメによる毎回の発表を義務付けるため,その準備を怠らぬこと。そのため各回の授業の予習に最低3時間はあてること。 2.授業中に完成した研究計画に基づいた予備実験・予備調査を期間内に実施して発表すること。 |
履修上の注意事項 | 1.授業は対面で実施する。発表資料はあらかじめ電子メールに添付して当該授業が始まる前に参加者全員に配布しておくこと。 2.この授業での成果は,修士論文の序論部分に相当すると考えてほしい。 3.この授業は講義ではなく,参加者によるディスカッションによって成立すると考えてほしい。 4.公認欠席の場合には,日程を調整して,別日に授業を行う。 |
成績評価の方法・基準 | 授業での発表回数(50%)+レビュー論文(50%) |
テキスト | 使用しない。 |
参考文献 | 堀 忠雄・尾崎 久記(監)「生理心理学と精神生理学Ⅰ~Ⅲ」北大路書房 |
主な関連科目 | 精神生理学Ⅰ・Ⅱ,精神生理学実験研究Ⅳ |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
1.研究遂行に必要な質問・相談は電子メールによって随時受け付けます。 2.提出物については授業の中で随時コメントするとともに,文章については校正のうえ,1週間後に返却します。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
人文科学研究科M心理学専攻 | - | 2024~2025 | 1・2 | - | - | - | - | - |