授業コード 90111900 単位数 2
科目名 経営学特講(海外ビジネス研修) クラス
履修期 年間授業 カリキュラム *下表参考
担当者 新本 寛之 他 配当年次 *下表参考

授業の題目 ベトナムハノイ市における課題解決型研修
ー広島ブランド商品の現地販売促進イベントの企画・広島発ハノイ旅行プランの企画ー
学修の概要  海外ビジネス研修(ベトナムハノイ市)は、課題解決型研修と位置付け、下記2つの課題を軸として進めます。企業からいただいた課題です。
①広島ブランド商品の現地販売促進イベントの企画
②広島発ハノイ旅行プランの企画
 それぞれの課題について、4月から事前研修としてチームに分かれて情報収集および分析を進め、企画案を作成します。その上で、ハノイ(ハノイには8月下旬渡航を予定)において、①イベント企画の現地準備および開催、②旅行プランの現地検証および旅行会社での中間報告会を実施します。
 上記を軸としながら、ベトナムの経済、社会、文化、習慣等を深く知ることを目的として、現地協力企業による講義、ノイバイ国際空港制限区域視察、現地資本および日本資本の小売店における市場調査、現地学生との交流等のプログラムを提供します。
 帰国後は、ハノイでの研修をふまえ、それぞれ持続性の高い企画へのブラッシュアップに努め、協力企業を対象とした最終報告会に臨みます。
 結びに、この授業によって学び得た財産およびそれを自身の将来にどう活かしていくかについてレポートを作成します。
 海外マーケティングや観光業界に関心のある学生はもちろん、国際的視野を広げ、グローカル人材に必要な資質を成長性高いハノイで磨きたいと考える学生を歓迎します。


【実務経験内容】
◎協力企業等(順不同、予定)
井辻ホールディングス株式会社:飲食業。ハノイ店でのイベント企画の課題を提供していただきます。
染匠:イベント企画において、日本の伝統文化である「きもの」着付け体験にご協力いただきます。
西日本日中旅行社広島支店:旅行業務。旅行プラン作成方法、ガイドおよび添乗員業務等について解説していただきます。また、最終報告会で各企画について講評をいただきます。
JTB-TNT Co.,Ltd. HANOI OFFICE:旅行業務。ハノイでの中間報告会で旅行プラン企画について講評をいただきます。
日本航空ベトナム支店:航空業務。「ベトナム航空事情と航空業界」をテーマにご講義いただきます。また、ノイバイ国際空港制限区域視察についてご協力いただきます。
広島銀行ハノイ駐在員事務所:海外ビジネス支援。「ベトナムハノイ市の経済概況と治安情報」についてご講義いただきます。
KURETAKE INN KIM MA 132:宿泊業。ホテル経営情報のご提供ならびにホテル施設について視察させていただきます。
学修の到達目標 ◎広島ブランド商品の現地販売促進イベントに係る企画プロセスを学び、イベントを実施できる。
◎旅行プラン作成のプロセスを学び、広島発ハノイ旅行プランを作成できる。
◎海外ビジネス業界および観光業界における国際的知識を修得できる。
◎国際的職業観の涵養、海外ビジネスマナーの習得、国際コミュニケーション能力および課題解決能力の向上により、“Think Globally,Act Locally!” 思考を磨くことができる。
授業計画 第1回 ◎第1回~第8回は本学で実施(隔週開講)します。
ガイダンス
ハノイ研修の目的、ハノイ研修スケジュール、海外ビジネスおよび観光ビジネスについて理解し説明できる。
第2回 旅行プラン作成の知識
旅行プランの作成方法について学び、テーマにそって旅行プランを作成できる。
第3回 ベトナム(ハノイ)の経済社会研究
ベトナム(ハノイ)の経済社会事情について学び、その内容を説明できる。
第4回 課題解決企画案の作成① -テーマ設定-
設定したテーマについて、内容および選択した理由を説明できる。
第5回 課題解決企画案の作成② -ターゲット設定-
設定したターゲットについて、内容および選択した理由を説明できる。
第6回 課題解決企画案の作成③ -ハノイにおける海外ビジネスおよび観光ビジネスに係る情報収集-
収集した情報について、その特徴を説明できる。
第7回 課題解決企画案の作成④ -企画のアウトライン-
企画のアウトラインについて説明できる。
第8回 中間報告会とその講評
中間報告会に向けて資料作成を進め、同資料をもとにプレゼンテーションができる。
第9回 ◎第9回〜第12回はハノイ10日間で実施します。
夏季休暇中:ハノイ研修 -ハノイ経済社会事情学習 他-
ハノイ経済社会事情について理解し、説明できる。
第10回 夏季休暇中:ハノイ研修 -イベント企画案の検証および実施①-
イベント企画案を現地で検証した上で、イベントを実施できる。
第11回 夏季休暇中:ハノイ研修 -旅行プラン企画案の検証および現地旅行会社においてプレゼンテーション、ヒアリング、意見交換会-
旅行プラン企画案を現地で検証した上で、現地旅行会社でプレゼンテーションができる。
第12回 夏季休暇中:ハノイ研修 -市場調査 他
ハノイの市場の特徴について説明できる。
第13回 ◎第13回~第15回は本学で実施します。
課題解決企画案の作成⑤ -チームごとにプラン内容指導-
最終報告会に向けて課題解決企画の内容についてふりかえりを実施し、改善点を指摘できる。
第14回 課題解決企画案の作成⑥ -チームごとに報告指導-
最終報告会に向けて、課題解決企画の内容およびプレゼンテーション・スキルについてブラッシュ・アップできる。
第15回 最終報告会とその講評
最終報告会に向けて資料作成を進め、同資料をもとにプレゼンテーションができる。
授業外学習の課題 ◎事前学修(2時間程度):各授業のテーマおよびグループ内の分担課題について事前に情報収集して予備知識を持って授業に参加してください。
◎事後学修(2時間程度):授業で得た知識を復習するとともに、各テーマにそってグループ内でまとめた内容について確認してください。観光業界、広島およびベトナムに関連する新聞記事等を読むことを勧めます。
履修上の注意事項 ◎履修登録前の事前説明会への出席を条件に履修者を決定します。
◎本学実施の授業(第1回~第8回、第13回~15回)は、原則火曜日の5限、隔週で開講します。
◎下記「主な関連科目」の履修を勧めます。
◎渡航費用が別途必要です。
◎公認欠席制度の配慮内容は下記の通りです。
・公認欠席は欠席として扱いますが、単位認定要件または期末試験の受験要件には影響しないよう配慮します。
・公認欠席時の資料は後日配付します。
・ミニテストやプレゼンテーション時に公認欠席となる場合、追試または代替措置で対応します。

【不測の事態により、ハノイ研修プログラムが変更ならびに中止となることがあります。】
成績評価の方法・基準 ◎事前研修、ハノイ研修および事後研修80%、レポート20%で評価します。
◎ハノイ渡航が実現しない場合、単位認定されません。
テキスト 必要に応じて資料を配布します。
参考文献 岩井美佐紀著・編(2023)『現代ベトナムを知るための63章【第3版】(エリア・スタディーズ 39)』明石書店.
朝日新聞出版編(2018)『Vietnam guide 24H』朝日新聞出版.
福森哲也(2021)『<決定版>ベトナムのことがマンガで3時間でわかる本』明日香出版社.
その他、授業の中で紹介します。
主な関連科目 マーケティング論、マーケティング・リサーチ、観光論、国際観光、観光ビジネス、国際貿易論、アジア経済論など。
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
◎授業後あるいはオフィス・アワーで対応します。オフィス・アワーは水曜日13時~17時です。ただし、会議等で不在の場合もあるのでメール等での事前連絡が望ましいです。メールやリモート(Zoom等)でも対応します。メール・アドレスは最初の授業で伝えます。
◎レポート課題に関するフィードバックは個別に対応します。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
商学研究科M経営学専攻 2021~2022 1・2 - - - - -
商学研究科M経営学専攻 2023~2023 1・2
商学研究科M経営学専攻 12500 2024~2025 1・2