授業コード | 81115100 | 単位数 | 2 |
科目名 | 学校栄養教育論Ⅰ | クラス | |
履修期 | 前期授業 | カリキュラム | *下表参考 |
担当者 | 村上 淳 | 配当年次 | *下表参考 |
授業の題目 | 学校栄養教育論Ⅰ Theory for school nutrition education Ⅰ |
学修の概要 | 子どもたちが生きる力を育み、生涯にわたって健全な生活を送ることができるように、学校教育現場において、安全安心な学校給食の運営管理ができ、かつ系統的・総合的に食と栄養に関する教育を展開し得る栄養教諭を目指すことを目標とします。 具体的には、次の学修を通じて、栄養教諭としての素養を身に付け、子どもの栄養に係る課題に対する理解を深めます。① 食に関する指導に係る法令・諸制度、② 栄養教諭の職務内容・使命・役割、③ 学校給食の意義と役割、④幼児、児童及び生徒の栄養の特徴、⑤児童生徒の栄養に係る課題の理解 |
学修の到達目標 | 栄養教諭としての素養を身に付け、子どもの栄養に係る課題に対する理解を深めます。 ①栄養教諭の制度やその役割を理解できる。 ➁食に関する指導の在り方を理解し、その指導計画を思考することができる。 ➂食に関する指導の手引きの内容を概ね理解し、栄養教諭の果たす役割を考察できる。 ➃学校給食の意義・役割を理解し、今後の栄養教育実習(小学校等)に興味・関心を持つことができる。 ➄児童生徒の身体的・栄養学的特徴を理解し、学校給食を理解し、実践へ繋ぐことができる。 |
授業計画 | 第1回 | 食に関する指導に係る法令・諸制度(栄養教諭制度、学校栄養士の歴史) |
第2回 | 栄養教諭の役割と職務 | |
第3回 | 食に関する指導の目標と内容、『食に関する指導の手引』の理解 | |
第4回 | 学校給食の意義と役割 学校栄養士と学校給食、学校給食における栄養・衛生管理、 学校給食を生きた教材として活用した食育の推進 |
|
第5回 | 学校給食と日本人の食生活 | |
第6回 | 児童・生徒の体位・体力と健康状況 | |
第7回 | 児童・生徒のエネルギー及び栄養素の摂取量(学校給食摂取基準)、国民栄養関連の諸事情・諸情報の理解 | |
第8回 | 児童・生徒の栄養に係る現状と課題(食物アレルギー対応・咀嚼状況など) | |
第9回 | 学習指導要領の意義と食育のあり方 前半部分のまとめ、中間テストを含む |
|
第10回 | 食に関する指導とその全体計画(食に関する指導の手引 -第二次改訂版-の解説) 基本的な年間指導計画の形(食に関する指導の全体計画)について |
|
第11回 | 食に関する指導の計画と展開 全体計画の中の指導の内容(各科目との関連など) |
|
第12回 | 給食の時間における食に関する指導・教科等における食に関する指導 | |
第13回 | 学校・家庭・地域が連携した食育の推進 地域食材を活用した学校給食の展開状況の理解など |
|
第14回 | 個別栄養相談指導(意義、特徴、方法、カウンセリング技法など) 現状と問題点などの発見など |
|
第15回 | 児童生徒の栄養や食生活に関する課題、栄養教諭の課題と今後の展望(ディスカッション) 後半部分のまとめ、小テストを含む |
授業外学習の課題 | 授業進行の内容・程度に応じて,レポート課題・小テストなどを出題の上、提出を求める。その内容は,授業において指示する。 事前学習(2時間程度): シラバスを基に各講義の進度に従って,次回講義に関するテキストの関連場所を読み,予備知識をつける。また関連する事柄について調べておくこと。 事後学習(2時間程度): 講義中によく理解できなかった部分は,テキストや補助資料などを繰り返し見直し,次回までに知識補充をしておくこと。レポート課題・小テストなどの課題を復習すること、その周辺の内容を自分で復習したりしてまとめておくこと。 |
履修上の注意事項 | 【対面授業】を行う。 これは講義科目であるが、一部演習作業も交えながら、理解を深める。また、前回までの授業の復習を兼ねて指名して質問等を行う場合があるので、復習・予習を行って受講するように心がけて下さい。 なお、管理栄養士養成課程では、授業科目の開講回数の2/3以上の出席による学修がなければ単位の認定はできなくなっていますので注意ください。 公認欠席は,欠席となります。公認欠席をした場合でも上記2/3以上の出席による学修が必要です。 自身の出席状況には気を配り,体調等を整えつつ全授業回の出席を心がけ、十分な学修を行うことを第一に取り組んでください。それらを踏まえていることから授業内ドリル提出を重視した配分・評価としています。したがって定期試験採点は,全講義回数の2/3以上の出席がなければ行いません。 欠席時の授業資料は,後日授業出席時に自身で受け取ること(授業の終了直後に配付,個別に研究室訪問による対応はしません)。 授業内小テスト等を含む等、授業実施時に公認欠席になったときは,代替措置などで対応する場合があります(原則対応しません)。 |
成績評価の方法・基準 | 中間(小)テスト(授業内),指定課題のレポート等の成績(50%),授業中に指示をした提出物(ワークシート、ノートテイクシートなど)で(50%)を総合して評価する。 |
テキスト | 金田雅代編著『栄養教諭論 ―理論と実際―』(建帛社) 最新版 文部科学省編『食に関する指導の手引』(文部科学省)最新版 文部科学省編『小学校学習指導要領解説 特別活動編』(文部科学省)最新版 |
参考文献 | 小学館編 『食に関する指導の実際 全4巻』(小学館) 農林水産省編編『食育白書』(最新版) 文部科学省編『小学校学習指導要領』(最新版) 文部科学省編『中学校学習指導要領』(最新版) 文部科学省編『小学校学習指導要領 総則編』(最新版) 文部科学省編『中学校学習指導要領 総則編』(最新版) 文部科学省編『小学校学習指導要領解説 家庭編』(最新版) 櫻井純子ら著 小学校教科書『わたしたちの家庭科 小学校 5・6』(開隆堂) 文部科学省編『食生活学習教材児童生徒用』文部科学省ホームページ 文部科学省編『食生活学習教材指導者用』文部科学省ホームページ http://www.mext.go.jp/a_menu/sports/syokuiku/index.htm |
主な関連科目 | 栄養教育論、応用栄養学、臨床栄養学他 |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
講義時間帯全体を通して、質問等の機会を確保するように計画しています。 その他オフィスアワーを中心として求めに応じ適時メール等での応対の予定。 授業中などに指示する課題は、提出物として適宜レポート等にて報告・提出することになります。 提出内容に関する気づき等は必要に応じて、授業冒頭などで説明することもあります。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
健康科学部健康栄養学科(資格関連科目) | - | 2019~2022 | 3・4 | - | - | - | - | - |
健康科学部健康栄養学科(資格関連科目) | - | 2023~2025 | 3・4 | ○ | ○ | - | ○ | - |