授業コード | 70018600 | 単位数 | 2 |
科目名 | ヨーロッパの政治と社会 | クラス | |
履修期 | 後期授業 | カリキュラム | *下表参考 |
担当者 | 矢田部 順二 | 配当年次 | *下表参考 |
授業の題目 | ヨーロッパ地域および欧州統合入門 Introduction to Europe and European Integration |
学修の概要 | ヨーロッパは地球の陸地面積の約7%に、地球総人口の約11%の7億3300万人が暮らし、50もの国家が存在する地域です。そのヨーロッパを特徴づける国際組織は、いうまでもなくヨーロッパ連合(EU)でしょう。EUには27カ国が加盟し4億4700万人の人口を抱えています。 したがって、地域統合としてのEUの成り立ちもこの授業では考察の対象にします。ただし、この講義ではヨーロッパ=EUとはとらえず、EUも含まれるヨーロッパ地域の全体を対象に、この地域が抱える現在の課題や問題点を考えてみたいと思います。 |
学修の到達目標 | ①ヨーロッパの地理的拡がりについて自分なりに説明できる。 ②ヨーロッパ連合の成り立ちと現状について自分なりに説明できる。 ③国際関係におけるヨーロッパの存在意義について説明できる。 |
授業計画 | 第1回 | ガイダンス、ヨーロッパとは何か この授業の展開と受講方法について理解する。この授業が対象とするヨーロッパとはどこのことか地図上で説明できる。 |
第2回 | 基礎知識1:ヨーロッパの地理と自然 ヨーロッパ地域の自然地理上の特徴と自然環境の多様性について説明できる。 |
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第3回 | 基礎知識2:ヨーロッパの言語と文化 ヨーロッパにおける言語分布とその類型化、宗教文化上の多様性について説明できる。 |
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第4回 | ヨーロッパ連合(EU)とは何か EUの現在の加盟国、ヨーロッパの非加盟国など基本情報を整理する。 |
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第5回 | 欧州統合の歴史:1950年代〜70年代 第二次世界大戦後の欧州統合の始まりから1970年代までの統合史を説明できる。 |
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第6回 | 欧州統合の歴史:1980年代〜90年代半ば 1980年代から1990年代半ばまでの統合史を説明できる。 |
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第7回 | 欧州統合の歴史:1990年代後半以降 1990年代後半以降、現在までの統合史を説明できる。 |
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第8回 | EUの組織:欧州委員会・欧州理事会・欧州議会 EUの組織のうち、欧州委員会と欧州理事会、欧州議会についてその役割を説明できる。 |
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第9回 | EU域内の諸問題:EUの東方拡大 EU域内の諸問題のうち、冷戦後の東方拡大について説明できる。 |
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第10回 | EU域内の諸問題:域内市場の形成 EU域内の諸問題のうち、域内市場の現状と課題について説明できる。 |
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第11回 | EU域内の諸問題:共通農業政策の陥穽 EU域内の諸問題のうち、共通農業政策の現状と課題について説明できる。 |
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第12回 | EUの対外関係:ヨーロッパ内の欧州外交 EUとその他の欧州諸国の国際関係について説明できる。 |
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第13回 | EUの対外関係:EUと世界 EUと欧州圏外の国際関係について説明できる。 |
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第14回 | EUと日本の関係 EUと日本の関係について説明できる。 |
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第15回 | まとめ:ヨーロッパの将来 欧州統合やヨーロッパの将来について説明できる。 *国際情勢に応じて適宜変更することがある。 |
授業外学習の課題 | ①第1回目以降、授業の最後に次回授業のキーワードを提示するので、事前学習としてその用語調べに120分ほどかけてください。 ②事後学習としては、Moodleに練習問題を提示するので、その演習に毎回60分程度当て、また当該回の授業内容についてノートまとめなどに60分程度かけてください。 ③その他宿題として小レポートなどを課す場合には、指示にしたがって取り組みましょう。 |
履修上の注意事項 | ①この授業は後期週1回15回で完結します。 ②原則として毎回、リアクションペーパーの提出により授業参加を確認します。提出物の期限を厳守してください。 ③欠席が授業回数の3分の1となった場合は、単位を修得できません。公認欠席の場合は、単位認定要件または期末試験の受験要件には影響しないように配慮するので、必ず証明を添えて公認欠席届(様式1)を教学センターに提出してください。 ※より詳しくは開講時に説明します。 |
成績評価の方法・基準 | 期末テスト(60%)、リアクションペーパーおよびワークシート(40%)として総合評価します。 |
テキスト | 特に指定しない。必要な教材はコピーを配付する。 |
参考文献 | 池上俊一『ヨーロッパ史入門:市民革命から現代へ』岩波ジュニア新書、2022年。 井上淳『はじめて学ぶEU:歴史・制度・政策』法律文化社、2020年。 坂井一成・八十田博人編『よく分かるEU政治』ミネルヴァ書房、2020年。 羽場久美子編『EU(欧州連合)を知るための63章』エリアスタディーズ124、明石書店、2013年。 広瀬佳一、小久保康之編『現代ヨーロッパの国際政治:冷戦後の軌跡と新たな挑戦』法律文化社、2023年。 |
主な関連科目 | 西洋政治外交史、地域研究特論A(ロシア)、地域研究特論A(東欧) |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
各回の内容に関する質問は授業終了後に提出するリアクションペーパーの中に書いてください。共有すべき質問は、次週のレジュメに回答を載せるので、復習時にあわせて読むことができます。 また木曜日の昼休みをオフィスアワーにするほか、これ以外で質問したいときには、メールすることも可能です。ただしこの場合は学籍番号と氏名を明記してください。 試験に関しては、採点後に総評をMoodleに掲載することでフィードバックします。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
国際コミュニティ学部国際政治学科(地域研究領域) | - | 2019~2022 | 3・4 | - | - | - | - | - |
国際コミュニティ学部国際政治学科(地域研究領域) | FGGP30501 | 2023~2023 | 3・4 | ○ | ○ | - | - | ○ |
国際コミュニティ学部国際政治学科(地域研究領域) | 71400 | 2024~2025 | 3・4 | ○ | ○ | - | - | ○ |
国際コミュニティ学部地域行政学科(政治領域) | - | 2018~2022 | 3・4 | - | - | - | - | - |
国際コミュニティ学部地域行政学科(政治領域) | FGRA30311 | 2023~2023 | 3・4 | ○ | ○ | - | - | ○ |
国際コミュニティ学部地域行政学科(政治領域) | 72400 | 2024~2025 | 3・4 | ○ | ○ | - | - | ○ |