授業コード 70017115 単位数 2
科目名 ゼミナールa(2025) クラス 15
履修期 前期授業 カリキュラム *下表参考
担当者 山中 雄次 配当年次 *下表参考

授業の題目 公務員・地方自治の研究(1)
学修の概要 公務員及び地方自治を研究対象とするゼミであり、将来、公務員として就職を希望する学生を対象とする。

はじめに、文献の講読を行い、学術的な理論を踏まえた上で、地方自治体の現場と課題に目を向ける。中でも、公務員の仕事内容、やりがい、組織、運営管理を中心に研究する。実際に、自治体職員を教室にお呼びし、意見交換する機会も設ける。大半の公務員は、縁の下の力持ちとして、福祉・土木・税務など、人の生命を左右する重要だが地味な仕事に取り組んでいる。住民の日常の暮らしを成り立たせるために、行政のあらゆる部署が関わるため、こんな仕事も?という発見があるであろう。それらはツマラナイ仕事ではなく、やりがいにあふれている。「地方自治及び公務員を研究する」中で、その魅力を存分に知ってほしい。

さらに、公務員として就職した後を想定し、実際に活用できる文章表現やコミュニケーション等を学ぶ内容を盛り込む。

このために、「話すこと」と「議論」を積極的に行うスタンスである。毎回冒頭では、各自が関心のある地方自治体の時事を取り上げ、プレゼンテーションを求める。さらに、定期的に集団討論の機会を設ける。
学修の到達目標 ・プレゼンテーション及び討論を重ねる中で、以下を実現する。
・様々な事象を整理し、自身の意見をもつことができる。
・第三者に分かりやすく伝える能力(表現力、論理性、資料作成力)を身に着けることができる。
・地方自治体に関する報道に触れた際に、どうして、地方自治体がそのような意思決定し、また行動をとったのか、その背景を考え、それに対する自分の意見をもつことができる。
授業計画 第1回 イントロダクション
・ゼミナールaの概要を理解する。
第2回 文献講読1:地方自治体の組織
・組織と業務内容を理解する。
第3回 文献講読2:地方自治体の人事制度
・自治体の人事の仕組みを理解する。
第4回 文献講読3:地方公務員の福利厚生
・地方公務員の福利厚生を理解する。
第5回 集団討論1:身近な地方自治のテーマ
・少人数でディスカッションができるようになる。
第6回 地方自治体に関する小論文の執筆1
・第三者に伝わる小論文の書き方を習得する。
第7回 地方自治体に関する小論文の執筆2
・自身が特に関心をもつ地方自治体の課題を整理する。
第8回 地方自治体に関する小論文の執筆3
・人口減少に関する課題を作成する。
第9回 集団討論2:広島に関するテーマ
・少人数でディスカッションができるようになる。
第10回 公務員の伝え方の技術1:わかりやすい話し方
・他者の理解を得るために有効なコミュニケーション技術を身に着ける。
第11回 公務員の伝え方の技術2:説得力のある話し方
・他者を納得させるために有効なコミュニケーション技術を身に着ける。
第12回 公務員の伝え方の技術3:他者を動かすための話し方
・他者を動かすために有効なコミュニケーション技術を身に着ける。
第13回 集団討論3:環境問題のテーマ
・少人数でディスカッションができるようになる。
第14回 意見交換
・自治体職員との意見交換を通じて、公務の現場を理解する。
第15回 総括、振り返り 
・ゼミナールbに向け、ゼミナールaで学んだことを整理できる。
授業外学習の課題 ・毎回、2時間程度、事前学修として、以下に取り組むこと。
(1)多くの地方自治体では、職員が毎朝、新聞を全紙閲覧し、業務に関連する記事のクリッピングを行っている。新聞を精読する習慣をつけてほしい。
(2)授業前、講読する文献について、自身の担当箇所以外も精読する。
(3)綿密な発表準備を行う。

・毎回、2時間程度、事後学修として、以下に取り組むこと。
(1)授業時間内に紹介した文献を読み込む。
履修上の注意事項 ・受講者数によって、内容や進め方を変更する場合がある。
・継続して、ゼミナールbを受講すること。
・欠席・遅刻をしないこと。個別の事情がある場合は、事前に相談すること。
・自治体職員との意見交換の機会を予定している。この場合、スケジュールを柔軟に変更する。
・公認欠席については、公認欠席時に配布した資料を後日配布する。プレゼンテーションの日が公認欠席となった場合は順番を変更するなど、適宜配慮する。
成績評価の方法・基準 ゼミへの参加態度・意欲(60%)、報告内容(40%)
テキスト 牧野浩樹(2020)『公務員の「伝え方」の技術』学陽書房
そのほかにも公務員に関する書籍を購入する。別途、指示する。
参考文献 別途、指示する。地方自治及び公務員に関する書籍を輪読する。
主な関連科目 地方自治論、公共政策論、地方財政論
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
・適宜、ゼミ生からの相談を受け付ける。メールで連絡をください。
・報告内容のフィードバックは授業時間内に行う。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
国際コミュニティ学部国際政治学科(演習科目) FGGP30801 2019~2022 3・4 - - - - -
国際コミュニティ学部国際政治学科(演習科目) FGGP30801 2023~2023 3・4
国際コミュニティ学部国際政治学科(演習科目) 71400 2024~2025 3・4
国際コミュニティ学部地域行政学科(演習科目) FGRA30801 2018~2022 3・4 - - - - -
国際コミュニティ学部地域行政学科(演習科目) FGRA30801 2023~2023 3・4
国際コミュニティ学部地域行政学科(演習科目) 72400 2024~2025 3・4