授業コード 70015100 単位数 1
科目名 キャリアデザイン(働き方の多様化) クラス
履修期 前期授業 カリキュラム *下表参考
担当者 藤原 明文 配当年次 *下表参考

授業の題目 本当にやりたいことをみつける「キャリアデザインの描き方。」
学修の概要 キャリアデザインとは、自分らしい生き方、暮らし方、働き方を考えていく理論と方法です。

 人生100年時代。これからの「生き方、暮らし方、働き方」は、コロナ禍で「時計の針は数十年進んだ」といわれたように大きく変化しています。

 これまで当たり前でなかったリモートワークや副業/複業の推進が一般化することで、これまで職業の選択肢が少なかった地方で働くことができたり、場所にとらわれず国内外の多拠点で働くなど「働き方の選択肢」は多様化し、自由で新しい可能性が広がっています。

 一方で、働く選択肢が多くなりすぎて、やりたいこと迷子になってしまったり、企業寿命の短命化や異常気象での台風や大雨、未知のウイルス、7-80年周期で訪れる大規模地震や噴火に対する有事への備えなど、不確実で変動性の高い社会の中で、外部環境に振り回されない判断・行動基準となる価値観を持つことが求められています。

 本講座では、答えのない時代での「未来の生き方、暮らし方、働き方」に不安をもっている人ややりたいことが見つからない人を対象に、外部環境に振りまわされない自分軸となる「価値観」や「情熱(興味のある分野)」、「才能(得意なこと)」などの「じぶん資源」を見える化し、仲間と共にこれから描くキャリアをデザインしていくプログラムです。

 授業は、講義だけでなくワークショップやカードゲームを通して、キャリアデザインの土台となる「じぶん資源」を内省と対話で深め、新しい気づきを得ながら楽しく学びを深めていきます。

 講師の実務経験としては、16年間勤務した環境ベンチャー企業(現在は上場企業)にて、①新規環境ソリューション事業の開発と提供から②人財開発(採用からグループ社内人財の育成、キャリアデザイン支援等)に携わり、独立後現在までの12年間で①総務省地域力創造アドバイザーとして、ローカルチャレンジを応援するキャリア支援を1000名以上実施、②企業でも人財開発支援(集合研修から1on1までのキャリアデザイン支援)の実務経験を活かして、大学生向けにわかりやすくアレンジしたオリジナルのキャリアデザインプログラムをご提供させて頂きます。
学修の到達目標 (1)キャリアに関する基本的事柄について簡潔に説明できるようになること。
(2)キャリアデザインの必要性をキャリアに関する基本的理解をもとに説明できるようになること。
(3)これからの就職活動及び社会人生活に役立てるキャリアデザインの土台となる【じぶん資源】を整理し、自分らしい生き方、暮らし方、働き方を言語化できるようになること。
授業計画 第1回 ガイダンス
・授業の目的、進め方、講義概要、評価等の説明と思考を整理しアイデアを生み出すノート術(マインドマップやマンダラート等)を活用しながら、全8回のプログラム内容を理解する。
第2回 キャリアデザインの基礎理解~ケーススタディ1紹介~
 ・働く目的からキャリアデザインを考える個人ワークとグループワークの実施。
 ・キャリアデザインの土台となる【じぶん資源】の全体像を理解する。
第3回 じぶん資源発掘ワーク①【自分の大切なこと(価値観)を知る】~ケーススタディ2紹介~
 ・カードゲームで、自分の大切にしていること(価値観)を言語化するグループワークの実施。
 ・価値観ワークシートに基づき、価値観の原体験を深堀する個人&グループワークの実施。
第4回 じぶん資源発掘ワーク②【ありたい自分の姿を知る】~ケーススタディ3紹介~
 ・人生を俯瞰するライフラインチャート(人生曲線)の作成と共有。
 ・これまでの人生と未来の人生を描くライフストーリーワークの作成と共有からありたい姿を知る。
第5回 じぶん資源発掘ワーク③【興味があること(情熱)と得意なこと(才能)を知る】
 ・自分の中にあるモヤモヤとワクワクから、興味がある分野をみつける個人&グループワーク。
 ・ついついやってしまうこと、イラっとすることから得意なことを見つける個人&グループワーク。
第6回 じぶん資源発掘ワーク④【本当にやりたいことの原石となるマイプロジェクトづくり】
 ・大切にしていること×興味のあること(分野)×得意なことから、本当にやりたいことの原石を
  みつけ、マイプロジェクトの骨子をつくる個人ワーク。
第7回 じぶん資源発掘ワーク⑤【マイプロジェクトを描き、磨き直す】
 ・マイプロジェクト作成。
 ・グループワークにて新しい可能性を探り、マイプロジェクトを磨き直す個人ワーク。
第8回 全体振り返り
 ・磨き直したマイプロジェクトの発表と共有から新しい可能性を見つけるグループワーク。
 ・正解のない時代に描くあなたらしいキャリアデザインについて。
第9回 -
第10回 -
第11回 -
第12回 -
第13回 -
第14回 -
第15回 -
授業外学習の課題 新聞、雑誌、書籍、テレビ等で「キャリア」や「働き方」といったキーワードに基づく情報の中から、自分自身が興味を持った人のキャリアデザインについて、読んで、見て、感じたことをメモにまとめ、話してみること。
予習目安時間としては、講義【10日】前から【2時間/日】、復習の目安時間としては、講義受講日の振り返り【2時間/日】。
参考)TURNS、プロフェッショナルの流儀、ガイアの夜明け、賢者の選択など
履修上の注意事項 ※当日ワークシート及びレポートにつきましては、指定する日時までにご提出ください。

1)履修希望者は、必ず第一回のガイダンスに参加してください。
2)課題には必ず取り組んだ上で出席するようにしてください。
3)グループワークやペアワーク等、授業ではワークを盛り込んだ内容を中心に行います。
 積極的なメンバーとの関わりの中で新しい自分を発見できる機会にしてください。

・公認欠席時の資料は後日配布します。
成績評価の方法・基準 1)受講態度:40%(グループワーク等における積極的な発言やメンバーとの関わり、発表などの参画度合いを評価)
2)振り返りシート及び課題レポート評価:60%(当日レポートについて提示致します。指定する日時までにご提出頂きます。)
テキスト 原則、レポート及びワークシート、資料については当日配布致します。必要に応じてMoodleでも共有します。これからの就職活動や社会人になってからでも活用できるオリジナルキャリアワークシートとしてご活用頂きます。
参考文献 松浦弥太郎・野尻哲也「はたらくきほん100」2017マガジンハウス
リンダ・グラットン『ライフ・シフト』2016東洋経済新報社
リンダ・グラットン『ワーク・シフト』2012プレジデント社
ティム・クラーク『ビジネスモデル・YOU』2012翔泳社
長沼博之『ワーク・デザイン~これからの働き方の設計図』2013阪急コミュニケーションズ社
原尻淳一、千葉智之『「キャリア未来地図」の描き方』2013ダイヤモンド社
柴沼俊一『知られざる職種アグリゲーター5年後に主役になる働き方』2013日経BP社
野津卓也『キャリアノートで会社を辞めても一生困らない人になる』2010東洋経済新報社
平井孝志『売れる「じぶん」をつくる~経営学の視点で考えるあなたのキャリア』2010日本経済新聞出版社
主な関連科目 キャリアデザインの他科目、インターンシップA,インターンシップB
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
振り返りシートに、質問・相談等記入いただければ、個別対応いたします。

※レポートに関するフィードバック方法については、授業内及びmoodleにて実施致します。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
国際コミュニティ学部国際政治学科(キャリア・実習科目) 2019~2022 2・3・4 - - - - -
国際コミュニティ学部国際政治学科(キャリア・実習科目) 2023~2023 2・3・4 - -
国際コミュニティ学部国際政治学科(キャリア・実習科目) 71300 2024~2025 2・3・4 - -
国際コミュニティ学部地域行政学科(キャリア・実習科目) 2018~2022 2・3・4 - - - - -
国際コミュニティ学部地域行政学科(キャリア・実習科目) 2023~2023 2・3・4 - -
国際コミュニティ学部地域行政学科(キャリア・実習科目) 72300 2024~2025 2・3・4 - -