授業コード 70007100 単位数 2
科目名 ソーシャルイノベーション論 クラス
履修期 第1学期 カリキュラム *下表参考
担当者 三浦 浩之 他 配当年次 *下表参考

授業の題目 ソーシャル・イノベーションの理念、原理、価値と社会課題の解決
学修の概要 ソーシャル・イノベーションの理念、原理、価値について理解し、最先端の事例を知り、対象地域の社会課題の解決に応用できるようにする。
地域の社会課題の解決を通して創造された集合知としてのコミュニティや社会変革の担い手としての新しい社会起業家等が社会に与えるインパクトを理解し、社会的インパクト投資等、イノベーションを生み出す社会を形成する持続可能な仕組みについて理解する。
地域の社会課題を自ら発見し、ビジョンをもとに着想し、創造性を発揮して、その解決を図るための立案・実践ができるようにする。
学修の到達目標 1.ソーシャル・イノベーションの理念、原理、価値について理解し、社会課題の解決に応用できるようになること。
2.イノベーションを生み出す持続可能な仕組みについて理解、説明できるようになること。
3.地域の社会課題を自ら発見し、ビジョンをもとに着想し、創造性を発揮して、その解決を図るための立案・実践ができるようになること。
授業計画 第1回 [4/11]ソーシャル・イノベーションとソーシャル・アントレプレナー〔三浦〕
 社会課題とは何か、それを解決するソーシャル・イノベーションとは何か、ソーシャル・アントレプレナーとはどういう人たちなのかを理解する
第2回 [4/18]社会課題解決とソーシャルビジネス〔鈴木・三浦〕
ソーシャルビジネスをどの様に展開すれば社会課題解決につながるのかを理解する
第3回 [4/18]ソーシャルビジネスへのチャレンジ(事例)〔鈴木・三浦〕
 ソーシャルビジネスによる社会課題解決の様々な先行事例より、そのチャレンジの実態を認識する
第4回 [4/25]地域課題とソーシャル・イノベーション〔川本・三浦〕
 地域課題解決にソーシャルビジネスがどのように寄与するのかを理解する
第5回 [4/25]地域でのソーシャル・ビジネス〔川本・三浦〕
 地域でのソーシャルビジネスによる社会課題解決の様々な先行事例より、その取り組みの特徴を認識する
第6回 [5/2]解決したい社会問題の現状と課題の把握〔木原〕
 解決したい社会問題の現状と課題の把握によって、取り組もうとするソーシャル・イノベーションの再確認を行い、ソーシャル・イノベーションの着眼ポイントについて示すことができるようになる
第7回 [5/2]課題の解決方法の創案〔木原〕
 取り組もうとするソーシャル・イノベーションの基本骨格を創案できるようになる
第8回 [5/9]ビジネスモデルの構想〔三浦〕
 ソーシャルアントレプレナーとして、ソーシャルビジネスによるソーシャル・イノベーションを構想する
第9回 [5/9]顧客のセグメンテーションとターゲット、インサイト〔三浦〕
 ソーシャルビジネスのターゲットを見出し、そのインサイト(ターゲットの行動や思惑、それらの背景にある意識構造を見ぬいたことによって得られる「選択意欲の核心やツボ」)を想像できるようになる
第10回 [5/16]マーケティング視点(4P)の検討 〔三浦〕
 ソーシャルビジネスのマーケティングを構成する4つの要素の=4P(Product;製品) Price;価格 Promotion;プロモーション Place;流通)を考えられるようになる
第11回 [5/16]ペルソナとカスタマージャーニー〔三浦〕
 ソーシャルビジネスのペルソナ(詳細なユーザー像)とカスタマージャーニー(ターゲットがどのように商品の情報を得て購入意欲を高め、購入へと至るのかというプロセス)を考えられるようになる
第12回 [5/23]事業化の構想(市場規模、利益モデル、展開ステップ)〔三浦〕
 ソーシャルビジネスを社会実装するために、市場規模、利益モデル、展開ステップを考えられるようになる
第13回 [5/23]ソーシャルインパクトの予測とソーシャルビジネスコンセプトの構築〔三浦〕
 創案したソーシャルビジネスによるのソーシャルインパクト(活動を通して、社会や環境にもたらされた変化や効果)を予測した上で、ソーシャルビジネスコンセプトを構築する
 最終ピッチに向けて、各自が提案内容をブラシュアップする
第14回 [5/30]最終ピッチ①〔三浦・木原・川本〕
 各自がソーシャルビジネスプランのピッチを行い、審査を受ける
第15回 [5/30]最終ピッチ②と総評〔三浦・木原・川本〕
 各自がソーシャルビジネスプランのピッチを行い、審査を受ける。それを踏まえて、社会起業にむけてのブラッシュアップについて認識できるようになる。
授業外学習の課題 事前学修(2時間程度):次回の講義のテーマについて、各自で出来る限り調べて予備知識を集めておき、関係する事柄について調べておくこと。また、自らが企画するソーシャルイノベーションについての調査や分析、提案作成を行うこと。
事後学修(2時間程度):講義で取り上げた事例については、その取り組みを調べて理解するようにすること。次回の講義までの課題について、取り組んでおくこと。
履修上の注意事項 資料提示の連絡等は、主にMoodleとGoogle Classroom で行います。また、プレゼンテーション素材の提出や指導もMoodleあるいはGoogle Classroom で行います。

*公認欠席制度の配慮内容は以下の通りです。
・公認欠席によるマイナス評価は行いません。
・公認欠席時の資料は、後日、MoodleあるいはClassroomを通じて配布します。
・プレゼンテーション時に公認欠席となる場合、代替措置で対応します。

《非常勤講師》
 鈴木 雅剛(株式会社ボーダレス・ジャパン 代表取締役)
 川本 真督(株式会社BPL 代表取締役、一般社団法人 地域ブランドプロデューサー協会 代表理事)
成績評価の方法・基準 【期末試験】無 
相互評価等の授業への取り組み(30%)と各自が取り上げた社会課題を解決するソーシャルイノベーションのプラン(70%)によって総合的に評価する。
テキスト なし
参考文献 SSIT Japan 「スタンフォード・ソーシャルイノベーション・レビュー ベストセレクション10 これからの「社会の変え方」を、探しにいこう。」、英治出版(2021)
「サステイナブル・カンパニー入門: ビジネスと社会的課題をつなぐ企業・地域」、学芸出版社(2016)
神戸から顔の見える経済をつくる会「ローカルエコノミーのつくり方」、学芸出版社(2019)
大野圭司「起業家教育 DESIGN BOOK」(2018)
主な関連科目 地域コミュニケーション、生涯学習論Ⅰ・Ⅱ、生涯学習支援論Ⅰ・Ⅱ、社会教育経営論Ⅰ・Ⅱ、地域資源ビジネス(地域資源創造論)
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
相互評価等については以降の授業にて、プランについては発表時にフィードバックします。このフィードバックは、Classroomの機能の利用と、授業時に直接行います。
随時相談に応じます。大学alphaメールにてコンタクトください。
さらに、授業終了後にも、時間を設けます。
URLリンク 日本財団ジャーナル
URLリンク 株式会社ボーダレスジャパン
URLリンク 18歳意識調査/日本財団

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
国際コミュニティ学部国際政治学科(学科連携科目) FGGP20702 2019~2022 2・3・4 - - - - -
国際コミュニティ学部国際政治学科(学科連携科目) FGGP20702 2023~2023 2・3・4 -
国際コミュニティ学部国際政治学科(学科連携科目) 71300 2024~2025 2・3・4 -
国際コミュニティ学部地域行政学科(行政領域) FGRA20404 2018~2022 2・3・4 - - - - -
国際コミュニティ学部地域行政学科(行政領域) FGRA20404 2023~2023 2・3・4 -
国際コミュニティ学部地域行政学科(政策領域) 72300 2024~2025 2・3・4 -