授業コード | 64001700 | 単位数 | 2 |
科目名 | 臨床医学Ⅲ | クラス | |
履修期 | 後期授業 | カリキュラム | *下表参考 |
担当者 | 石田 万里 | 配当年次 | *下表参考 |
授業の題目 | 臨床医学 III |
学修の概要 | 管理栄養士による栄養指導は、健康管理、疾病の予防・治療において必要不可欠であり、医療チームの一員として貢献するためには、医学の基本的知識を修得しておくことが重要です。本科目では、疾患の成因、病態評価や診断、治療法について、①神経系 ②呼吸器系 ③筋・骨格系 ④血液・造血器・リンパ系(出血性疾患など)⑤生殖系 ⑥免疫・アレルギー性疾患 ⑦感染症、⑧代謝性疾患、その他に分けて臨床医としての実務経験を交え、「食」との関連にもふれながら説明します。 [実務経験内容:医療機関における臨床医としての診療経験] |
学修の到達目標 | ①種々の疾患の成因ならびに病態を理解し説明できるようになる。 ②栄養と疾患の発症と進行、および治療との関係を理解し説明できるようになる。 ③医薬品と栄養・食事の相互作用について理解し説明できるようになる。 |
授業計画 | 第1回 | 第1回 神経系ー①(感覚器・神経疾患の成因・病態・診断・治療の概要) ※ 総論、脳出血・脳梗塞、パーキンソン病・パーキンソン症候群 |
第2回 | 第2回 神経系ー②(精神的疾患) ※ 認知症、摂食障害(神経性食欲不振症・過食症)、アルコール依存症、薬物乱用・依存・離脱 |
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第3回 | 第3回 呼吸器系ー①(呼吸器疾患の成因・病態・診断・治療の概要) ※ 拘束性・閉塞性肺疾患、気管支喘息、気管支炎・肺炎、過敏性肺炎、石綿肺等 |
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第4回 | 第4回 呼吸器系ー②(呼吸器系がんの成因・病態・診断・治療の概要) ※ 肺線維症・間質性肺炎、気胸、無気肺、肺がん、副鼻腔がん、喉頭がん等 |
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第5回 | 第5回 筋・骨格系ー①(骨関連疾患) ※ 関節リウマチ、関節炎を呈する疾患、ヘルニア、脊柱管狭窄症、変形性関節症、骨粗鬆症、骨軟化症・くる病、悪性骨腫瘍 |
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第6回 | 第6回 筋・骨格系ー②(筋疾患、神経原性筋萎縮、フレイル、サルコペニア) ※ 筋ジストロフィー、神経原性筋萎縮、筋炎、フレイル、サルコペニア、ロコモティブシンドローム |
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第7回 | 第7回 第7回 血液・造血器・リンパ系 ※ 血液総論、各種貧血、白血病と多発性骨髄腫、出血素因(血友病、血小板減少)、悪性リンパ腫等 |
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第8回 | 第8回 生殖系・性特有疾患 ※ 腫瘍性疾患、婦人科疾患、妊娠に関わる病態 |
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第9回 | 第9回 免疫・アレルギー性疾患 ※ アレルギー性疾患、食物アレルギー、膠原病、自己免疫疾患、免疫不全症 |
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第10回 | 第10回 感染症 ※ 細菌感染症、ウイルス感染症、クラミジア感染症、リケッチア感染症、真菌症、寄生虫、原虫疾患、性感染症、新興感染症、再興感染症、食中毒等 |
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第11回 | 第11回 栄養障害と代謝性疾患① ※栄養障害、ビタミン欠乏・過剰症、脂質異常症、肥満、メタボリックシンドローム等 |
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第12回 | 第12回 栄養障害と代謝性疾患② ※糖尿病 |
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第13回 | 第13回 中毒 ※ 薬物、薬剤、生物学的製剤、海産物、キノコ類等による中毒 |
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第14回 | 第14回 医薬品と栄養・食事の相互作用 ※ 薬剤に影響を与える栄養・食品 |
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第15回 | 第15回 総復習 ※ 臨床医学IIIの重要ポイント総括 |
授業外学習の課題 | 日常の生活、新聞ならびに他の講義に出てくる病気について関心をもつこと. 病態を理解するには正常をきちんと理解することが基本なので、構造や機能がわからない場合は必ず解剖生理学の本で確認すること。 |
履修上の注意事項 | ①管理栄養士国家試験において、この講義は、「人体の構造と機能」の領域のみならず他の領域にも密接に関係していますので、十分理解するように心がけること。 ②小テストをしますので、復習をして学習すること。 ③全体の2/3以上の出席がなければ定期試験の資格はありません。 ④公認欠席は欠席として扱いますが、単位認定要件または期末試験の受験要件には影響しないよう配慮します。 ⑤原則的には対面講義ですが、10月10日および10月17日はMoodleあるいはGoogle Classroomを用いたオンデマンド授業とします。詳細は後日お知らせします。 |
成績評価の方法・基準 | 定期試験(80%)、小テスト(20%)、欠席は減点する。 |
テキスト | 栄養科学イラストレイテッド 臨床医学 疾病の成り立ち 第3版 田中 明,藤岡由夫/編 羊土社 |
参考文献 | 臨床医学: 人体の構造と機能及び疾病の成り立ち(健康・栄養科学シリーズ) 改訂第2版 国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所 (監修) 南江堂 栄養科学イラストレイテッド 解剖生理学 人体の構造と機能 第3版 志村二三夫,岡 純,山田和彦/編 |
主な関連科目 | 生化学、解剖生理学, 臨床医学 I, 臨床医学 II、 応用栄養学、臨床栄養学 |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
メール(mishida@alpha.shudo-u.ac.jp)にて質問・相談を受け付けます。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
健康科学部健康栄養学科(人体の構造と機能及び疾病の成り立ち) | FHNU20216 | 2018~2022 | 3・4 | - | - | - | - | - |
健康科学部健康栄養学科(人体の構造と機能及び疾病の成り立ち) | FHNU20209 | 2023~2023 | 3・4 | ○ | - | - | - | - |
健康科学部健康栄養学科(人体の構造と機能及び疾病の成り立ち) | 62200 | 2024~2025 | 3・4 | ○ | - | - | - | - |