授業コード 64001500 単位数 2
科目名 臨床医学Ⅰ クラス
履修期 前期授業 カリキュラム *下表参考
担当者 石田 万里 配当年次 *下表参考

授業の題目 臨床医学Ⅰ
学修の概要 管理栄養士による栄養指導は、健康維持管理、疾病の予防・治療において必要不可欠であり、医療チームの一員として、あるいは食に関わるプロフェッショナルとして貢献するためには、医学の基本的知識を修得しておくことが重要です。本科目では、疾患が発生・発症する細胞学的・組織学的病態基盤、疾患診断ための症候学・検査、疾患治療概要に続き、下記に示す各疾患の成因、病態評価や診断、治療法の詳細について、臨床医としての実務経験を交え、「食」との関連にもふれながら説明します。
[実務経験内容:医療機関における臨床医としての診療経験]
学修の到達目標 ①様々な疾患の発生・発症に共通する病態を理解する。
②種々の疾患の成因ならびに病態を理解し、これを説明できるようになる。
③栄養と疾患の発症と進行、および治療との関係を理解し、これを説明できるようになる。
授業計画 第1回 第1回 加齢・疾患に伴う変化
※ 加齢に伴う変化、疾患につながる細胞・組織の変化、個体の死等
第2回 第2回 疾患診断の概要①
※ 診察、主な症候、臨床検査等
第3回 第3回 疾患診断の概要②
※ 臨床検査、微生物検査、生理機能検査、画像検査等
第4回 第4回 疾患治療の概要
※ 治療の種類、治療計画、栄養・食事療法、運動療法、薬物療法、手術療法等
第5回 第5回 栄養障害
※ 飢餓、たんぱく質・エネルギー栄養障害、ビタミン欠乏症・過剰症、ミネラル欠乏症・過剰症、アシドーシス・アルカローシス
第6回 第6回 代謝障害①
※ 脂質異常症、肥満、メタボリックシンドローム等
第7回 第7回 代謝障害②
※ 糖尿病
第8回 第8回 代謝障害③
※ 高尿酸血症・痛風、先天性代謝異常
第9回 第9回 内分泌系①
※ 概論、下垂体、甲状腺、副甲状腺に関わる内分泌疾患
第10回 第10回 内分泌系②
※ 副腎に関わる内分泌疾患
第11回 第11回 皮膚疾患①
※ 皮膚疾患総論、検査、水疱症、湿疹等
第12回 第12回 皮膚疾患②
※ 薬疹、紅斑、皮膚および皮下組織、皮膚付属器の障害、皮膚癌
第13回 第13回 周産期系①
※ 正常妊娠、悪阻、流産、妊娠高血圧症候群
第14回 第14回 周産期系②
※ 多胎妊娠、羊水の異常、胎盤早期剥離、早産、分娩時の異常等
第15回 第15回 総復習 
※ 臨床医学Iの重要ポイント総括
授業外学習の課題 日常の生活、新聞ならびに他の講義に出てくる病気について関心をもつこと。
病態を理解するには正常をきちんと理解することが基本なので、構造や機能がわからない場合は必ず解剖生理学の本で確認すること。
履修上の注意事項 ①管理栄養士国家試験において、この講義は、「人体の構造と機能」の領域のみならず他の領域にも密接に関係していますので、十分理解するように心がけること。
②小テストをしますので、復習をして学習すること。
③全体の2/3以上の出席がなければ定期試験の資格はありません。
④公認欠席は欠席として扱いますが、単位認定要件または期末試験の受験要件には影響しないよう配慮します。
⑤原則的に対面講義です。
成績評価の方法・基準 定期試験(80%)、小テスト(20%)、欠席は減点する。
テキスト 栄養科学イラストレイテッド 臨床医学 疾病の成り立ち 第3版
田中 明,藤岡由夫/編 羊土社
参考文献 臨床医学: 人体の構造と機能及び疾病の成り立ち(健康・栄養科学シリーズ) 改訂第2版 国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所 (監修) 南江堂
栄養科学イラストレイテッド 解剖生理学 人体の構造と機能 第3版
志村二三夫,岡 純,山田和彦/編
主な関連科目 生化学、解剖生理学、臨床医学Ⅱ、臨床医学Ⅲ、基礎栄養学、応用栄養学、臨床栄養学
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
メール(mishida@alpha.shudo-u.ac.jp)にて質問・相談を受け付けます。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
健康科学部健康栄養学科(人体の構造と機能及び疾病の成り立ち) FHNU20214 2018~2022 2・3・4 - - - - -
健康科学部健康栄養学科(人体の構造と機能及び疾病の成り立ち) FHNU20207 2023~2023 2・3・4 - - - -
健康科学部健康栄養学科(人体の構造と機能及び疾病の成り立ち) 62200 2024~2025 2・3・4 - - - -