授業コード | 63008400 | 単位数 | 2 |
科目名 | 学習・言語心理学 | クラス | |
履修期 | 後期授業 | カリキュラム | *下表参考 |
担当者 | 増田 尚史 | 配当年次 | *下表参考 |
授業の題目 | 学習・言語心理学 Psychology of Learning & Language |
学修の概要 | 人間の学習過程すなわち行動が変化する過程(学習心理学領域)と,言語を獲得する発達過程および言語障がいのメカニズム(言語心理学領域)について解説する。 |
学修の到達目標 | ・学習心理学領域に関しては,人間の行動が変容する諸過程を専門用語と適切な例を用いて説明できるようになること。 ・言語心理学領域に関しては,人間の言語獲得の発達過程と言語障がいの脳内機序について専門用語を用いて説明できるようになること。 以上を通じて,「言語を使用する」ということがいかに素晴らしいことか,そしてその活動を支えている人間(ヒト)の能力がいかに素晴らしいかを理解してもらいたい。 |
授業計画 | 第1回 | イントロダクション(1):言語への多様な研究アプローチ |
第2回 | イントロダクション(2):根本問題,人類・ヒト・人間,ヒトの言語の特徴,ヒトの言語の起源に関する仮説 | |
第3回 | 学習心理学(1)条件づけ:学習,古典的条件づけ,オペラント条件づけ,消去,条件づけられた不適応行動と行動療法 | |
第4回 | 学習心理学(2)条件づけ以外の学習:非連合学習,観察学習,技能学習 | |
第5回 | 学習心理学(3)学習理論:行動主義心理学,学習理論 | |
第6回 | 学習心理学(4)生得的行動:生得的行動,刻印づけ | |
第7回 | 言語心理学(1)基本用語:音声,形態素,統語,意味,語・文・談話,文字 | |
第8回 | 言語心理学(2)言語学の変遷:言語学,歴史言語学,構造主義言語学,日本語の特色,生成文法,認知言語学 | |
第9回 | 言語心理学(3)言語能力の発達①:言語習得に関する論争,語彙の獲得 | |
第10回 | 言語心理学(4)言語能力の発達②:言語発達を支える環境,概念の獲得 | |
第11回 | 言語心理学(5)言語能力の発達③:文字の獲得,文法の獲得,二言語併用 | |
第12回 | 言語心理学(7)言語能力の発達④:言語に関わる発達上の障がい | |
第13回 | 言語心理学(8)言語能力の喪失:脳,ラテラリティ,失語症,失読・失書,右半球の役割 | |
第14回 | 言語心理学(9)言語の認知①:研究材料としての言語,文の処理,談話の処理 | |
第15回 | 言語心理学(10)言語の認知②:単語認知とそのモデル |
授業外学習の課題 | ・事前配布資料とMoodle上の解説動画の視聴とによる予習 ・毎回の授業後にMoodleを通じての感想の提出 ・配布資料や自筆ノート,Moodleでの小テスト受験などにもとづく復習 ・小レポート(5回を予定)の課題を手がかりとした,授業内外で視聴した動画の内容の復習 以上の課題には合計で少なくとも60時間を要する。 |
履修上の注意事項 | ・第1回(9月23日)の授業において,動画を視聴してもらいレポート課題を課すので,可能な限り欠席しないこと(欠席した場合の救済措置はない)。 ・事前に周知した場合には,授業前にMoodle上の動画を視聴して事前配布資料の内容(全部もしくは一部)について理解した上で,授業に出席すること。 ・Moodleを通じた感想の提出回数が10回未満(=未提出が6回以上,ただし公認欠席分を除く)の場合には,期末試験を受験しても単位を認定しない。 ・授業内で視聴する動画については,著作権法上,授業外での視聴ができず,その授業回を欠席した場合(公認欠席を含む)に代替措置を講ずることができないので,欠席については十分に留意すること。 ・学生証を忘れたり紛失したりして出席管理システムへの登録(タッチ)ができない場合には,その授業終了時に教員に申し出ること。 ・授業担当者(増田)自身の授業の振り返りのために,講義内での担当者の発話を録音する。 ・授業時間内外の実験・調査への協力を求めることがある。 |
成績評価の方法・基準 | 期末試験の成績(70%),小レポートの内容(15%),および感想の内容(15%)によって評価する。 期末試験の成績には知識(・技能),思考力,および判断力が反映され,小レポートの内容には知識(・技能),思考力,および表現力が反映され,感想の内容には思考力と授業中の質問・応答を通じた他者との協創力とが反映されていると想定している。 なお,Moodle のコース上での小テストは模擬試験の位置付けであり,その受験回数および得点は成績評価に勘案しない。 |
テキスト | 使用しない。 |
参考文献 | 適宜紹介する。 |
主な関連科目 | 「知覚・認知心理学」 |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
・授業内容に関するフィードバックは,次回の授業において行う。 ・より複雑な事案については,事前にアポイントメントを取った上で,質問・相談をすること。 電話:082-830-1202(直通)もしくは内線3220 電子メール:hmasuda@shudo-u.ac.jp 面談場所:協創館8410教室もしくは3号館2階談話スペース(質問・相談の内容による) |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
健康科学部心理学科(心理) | FHPS26004 | 2018~2022 | 2・3・4 | - | - | - | - | - |
健康科学部心理学科(心理調査) | FHPS24007 | 2023~2023 | 2・3・4 | ○ | - | - | - | - |
健康科学部心理学科(心理) | 61300 | 2024~2025 | 2・3・4 | ○ | - | - | - | - |