授業コード | 63007600 | 単位数 | 2 |
科目名 | 精神疾患とその治療 | クラス | |
履修期 | 後期授業 | カリキュラム | *下表参考 |
担当者 | 内野 悌司 他 | 配当年次 | *下表参考 |
授業の題目 | 精神疾患とその治療(Psychiatric Disorders and Treatments) |
学修の概要 | 代表的な精神疾患について成因、症状、診断法、治療法、経過、本人や家族への支援について理解し、精神疾患、またはそれが疑われる者を必要に応じて適切に対応できる技術を習得する。 【実務経験内容:精神科病院ほか医療機関における診療、心理療法、心理検査、コンサルテーション、多職種連携、地域連携をおこなってきた。その経験を活かし、精神疾患とその治療についての知識と心理支援技能の修得を目指した授業を行う。】 |
学修の到達目標 | 代表的な精神疾患について成因、症状、診断法、治療法、経過、本人や家族への支援の観点から説明できる。そして向精神薬をはじめとする薬剤による心身の変化について概説できるようになる。さらにどのような場合に医療機関への紹介が必要か説明でき、身体疾患や精神疾患、又はその双方が疑われる者について、必要に応じて医師への紹介等の対応ができるようになる。 |
授業計画 | 第1回 | 精神疾患とその治療(総論):授業で取り上げる精神疾患全般について理解する。 |
第2回 | 医学的治療と心理学的ケア:その異同と心理学的ケアの特徴について理解する。 | |
第3回 | 統合失調症(統合失調症スペクトラム障害):統合失調症およびその治療について理解する。 | |
第4回 | 精神科医療における公認心理師の役割:精神科医療におけるチーム医療、多職種連携、多機関連携について理解する。 | |
第5回 | 双極性障害、抑うつ障害:双極性障害、抑うつ障害およびその治療について理解する。 | |
第6回 | 医療機関への紹介:医療機関との連携および紹介の仕方について理解する。 | |
第7回 | 不安に関連した障害:さまざまな不安症およびその治療について理解する。 | |
第8回 | 認知症(神経認知障害):認知症およびその治療について理解する。 | |
第9回 | 精神疾患の成因,症状,診断法,治療法, 経過,本人や家族への支援:精神疾患の成因、症状とその経過、アセスメント、本人や家族への支援について理解する。 | |
第10回 | 発達障害(神経発達症候群/神経発達障害群):発達症およびその治療について理解する。 | |
第11回 | 向精神薬をはじめとする薬剤による心身の変化:向精神薬の理解と薬物療法のための心理ケアについて理解する。 | |
第12回 | パーソナリティ障害:パーソナリティ症およびその治療について理解する。 | |
第13回 | 物質関連障害および嗜癖性障害:物質乱用・依存、ゲーム症等およびその治療について理解する。 | |
第14回 | 秩序破壊・衝動制御・素行症:素行症と関連する精神機能の不調およびその治療について理解する。 | |
第15回 | 摂食障害、睡眠―覚醒障害:摂食障害、睡眠障害等およびその治療について理解する。 |
授業外学習の課題 | ・疑問に思ったことや理解が不十分なことについては、質問したり、自分なりに調べること。 ・精神疾患患者への理解と対処法を修得するため、積極的に書籍等から情報を得ること。 ・予習および復習、課題レポートの作成に全体で60時間程度を要する。 |
履修上の注意事項 | ・この科目は公認心理師となるために必要な25科目のうちの1つである。隔年開講科目となっているため、資格取得をめざす学生は計画的に履修すること。 ・資料はMoodleにより配布する。 ・公認欠席は欠席として扱いますが、単位認定要件には影響しないよう配慮します。 |
成績評価の方法・基準 | ・期末試験(100%)によって評価する。 |
テキスト | 使用しない。適宜資料を配布する。 |
参考文献 | 加藤隆弘・神庭重信編(2020)精神疾患とその治療遠見書房 中井久夫・山口直彦(2001)看護のための精神医学(第2版) 医学書院 滝川一廣(2017)子どものための精神医学, 医学書院. |
主な関連科目 | 人体の構造と機能及び疾病、関係行政論、公認心理師の職責(心理臨床・実践職能論)、心理的アセスメント、心理学的支援法(カウンセリング心理学)、健康・医療心理学 |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
・質問がある学生は授業中に質問する、もしくは授業終了後にgoogle formsを利用したリアクションペーパーに記入すること。質問等への回答は、担当教員の次回授業もしくはMoodleにて行う。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
健康科学部心理学科(心理) | FHPS24009 | 2018~2022 | 1・2・3・4 | - | - | - | - | - |
健康科学部心理学科(心理) | FHPS23005 | 2023~2023 | 1・2・3・4 | ○ | - | - | - | - |
健康科学部心理学科(心理) | 61300 | 2024~2025 | 1・2・3・4 | ○ | - | - | - | - |