授業コード 63006110 単位数 4
科目名 卒業論文 クラス 10
履修期 年間授業 カリキュラム *下表参考
担当者 義田 俊之 配当年次 *下表参考

授業の題目 卒業論文
学修の概要 本科目では,臨床心理学およびその関連領域における卒業研究の計画,実施,論文執筆までの一連のプロセスを指導します。研究テーマの決定から,先行研究のレビュー,研究計画の立案,調査・実験の実施,データ分析,論文執筆まで,段階的に進めていきます。
【実務経験内容:精神科クリニックにおいて予診の聴取や臨床心理面接の実施。中学・高校のスクールカウンセラーとして生徒・保護者へのカウンセリングおよび教職員へのコンサルテーション】
学修の到達目標 1. 研究テーマを適切に設定し,研究計画を立案できる
2. 先行研究を体系的にレビューし,研究の位置づけを明確にできる
3. 適切な研究方法を選択し,実施できる
4. データを適切に分析し,結果を解釈できる
5. 研究論文を学術的な形式で執筆できる
授業計画 第1回 オリエンテーション:卒業研究の進め方,年間スケジュールの確認,成績評価の方法と規準
第2回 研究テーマの検討(1):自身の関心領域を発表し,文献検索の方法を習得する。
第3回 研究テーマの検討(2)と文献レビュー:研究テーマ案を発表し,文献リストを作成する。
第4回 先行研究のレビューと研究計画:重要文献を報告し,研究目的を明確化する。
第5回 研究計画の立案(1):研究デザインを決定し,仮説を設定する。
第6回 研究計画の立案(2):対象者と測定方法を決定する。
第7回 研究計画の発表:研究計画を発表し,フィードバックを受ける。
第8回 研究実施の準備(1):調査材料と実施手順を作成する。
第9回 研究実施の準備(2):研究参加者の募集計画を立て,依頼文書を作成する。
第10回 パイロット調査の実施と調整:パイロット調査を実施し,必要な改善を行う。
第11回 データ収集開始:データ収集を開始する。
第12回 データ収集(1):データ収集を継続し,進捗状況を報告する。
第13回 データ収集(2):データ収集を継続し,追加募集の必要性を検討する。
第14回 データ収集の完了とデータ整理:最終的なデータ収集を完了し,データを整理する。
第15回 研究方法の補足学習
第16回 データ分析の計画:具体的な分析手順を決定する。
第17回 データ分析の実施(1):記述統計量を求める。
第18回 データ分析の実施(2):仮説を検証するための分析を行う。
第19回 データ分析の実施(3):詳細な分析を完了する。
第20回 中間発表の準備:発表資料を作成し,プレゼンテーションを練習する。
第21回 中間発表会:分析結果を発表し,フィードバックを得る。
第22回 論文執筆の準備:論文の構成を決定し,執筆スケジュールを立てる。
第23回 論文執筆指導(1):「問題と目的」の章を執筆する。
第24回 論文執筆指導(2):「方法」の章を執筆する。
第25回 論文執筆指導(3):「結果」の章を執筆する。
第26回 論文執筆指導(4)「考察」の章を執筆する。
第27回 論文執筆指導(5):引用文献リストと付録を作成する。
第28回 論文執筆指導(6):論文全体を推敲し,完成させる。
第29回 最終発表の準備:最終発表の資料を作成し,発表練習を行う。
第30回 最終発表会:研究成果を発表し,全体を総括する。
授業外学習の課題 ・研究計画に沿って,「文献収集・整理」,「データ収集の準備と実施」,「データの整理・分析」,「論文の執筆・改訂」の各段階で必要な作業を計画的に進める。
・必要な学習時間は,授業1回あたり,少なくとも事前学習2時間,事後学習2時間である。
履修上の注意事項 ・提出期限は厳守すること。
・相談は早めに行うこと。
・フィードバックを受けて物事を改善すること。
・公認欠席は欠席として扱うが,単位認定要件には影響しないよう配慮する (ただし,本科目は通年集中科目であり,研究の進捗に応じて指導を行う)。
成績評価の方法・基準 卒業論文の評価ルーブリック(100%)により総合的に評価する。評価ルーブリックは添付ファイル「卒業論文・評価ルーブリック」を参照すること。
テキスト 使用しない。
参考文献 ・日本心理学会「執筆投稿の手びき」(2022年版)https://psych.or.jp/manual/
・その他,各人のテーマに合わせて適宜紹介する。
主な関連科目 演習Ⅲ,演習Ⅳ
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
・研究を進める上での質問や相談は,授業内,あるいはメールなどで随時受け付ける。
・対面を希望する場合は早めにアポイントを取ること。
・課題に対するフィードバックは授業内に行う。
添付ファイル 心理学科卒業論文ルーブリック.pdf 説明

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
健康科学部心理学科(専門発展) FHPS37307 2018~2022 4 - - - - -
健康科学部心理学科(専門発展) FHPS35307 2023~2023 4
健康科学部心理学科(専門発展) 61400 2024~2025 4