授業コード | 50029600 | 単位数 | 2 |
科目名 | 基礎特殊講義(快適な室内環境を作る) | クラス | |
履修期 | 後期授業 | カリキュラム | *下表参考 |
担当者 | 田中 昭雄 | 配当年次 | *下表参考 |
授業の題目 | 快適な室内環境をつくる Creating a comfortable indoor environment |
学修の概要 | この講義では、私たちが毎日過ごす室内空間を、より快適で健康的にするための基本的な知識を学びます。温熱環境や空気の質、光の使い方などについて、実生活にも役立つポイントを楽しく学び、エネルギー効率のよい室内環境づくりを考えます。 |
学修の到達目標 | 室内環境を構成する基本要素(温度、湿度、換気、光など)の仕組みを理解する。 快適な環境をつくるための具体的な方法を考え、実生活に応用できるようになる。 エネルギー効率を考慮した室内環境の工夫について学び、省エネの重要性を理解する。 室内空気質や健康への影響について学び、安全で快適な住環境づくりを意識できるようになる。 |
授業計画 | 第1回 | ガイダンス 授業の目的や進め方、評価の方法を説明。 |
第2回 | 熱をつくる設備の基礎 熱を発生させる設備(ボイラー、ヒートポンプなど)の種類としくみを学ぶ。各設備のエネルギー消費の違いを理解し、効率的な活用方法を考える。 |
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第3回 | 空調のしくみと温熱環境 空調設備の基本原理を学び、温度調整のメカニズムを理解する。快適な温熱環境を実現するための制御方法を考える。 |
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第4回 | 隙間風と内部熱負荷 隙間風と建物の隙間量および換気による空調負荷 |
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第5回 | 地域ごとの熱環境と活用方法 地域の気候特性による熱の活用方法を学ぶ。省エネルギーと快適性を両立させる工夫を考える。 |
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第6回 | 体の温度調整と快適さ 人体はどうやって温度を調整しているのかを学ぶ。 高齢者の温冷感の違いや、地域の気候と関係する快適性について考える。 |
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第7回 | 快適な空間をつくるポイント 室内環境の6つの要素(温度・湿度・風・放射・活動量・服装)について学ぶ。 |
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第8回 | 快適性の数値化 快適さを数値で表す方法を知り、計算してみる。 |
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第9回 | 空気の質と換気のしくみ 室内の空気がどのように流れているかを学ぶ。 |
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第10回 | 室内の空気を計算してみよう 空気中の物質の変化を、簡単な計算を通して理解する。 |
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第11回 | 室内の空気はどこまで安全? 空気中に含まれるさまざまな物質の影響について学び、健康的な空間をつくるための考え方を身につける。 |
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第12回 | 化学物質と室内の空気 住まいに使われる材料や化学物質の影響を知る。 24時間換気がなぜ大切なのかを考える。 |
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第13回 | 太陽の光と建物の関係 日差しや日陰が建物に与える影響を学ぶ。 日射のコントロールや、自然を活かした建築の工夫を考える。 |
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第14回 | 光と照明の工夫 自然光をうまく取り入れる方法を考える。 省エネにつながる照明の使い方や最新技術を紹介。 |
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第15回 | 全体まとめ これまでの授業で学んだことの総括 |
授業外学習の課題 | 各回の講義内容に関連した学内外の建物や室内環境を観察し、快適性や省エネの工夫を見つける。 推奨された参考書や記事を読み、環境制御技術やエネルギー効率向上の最新トレンドを調査する。 1回の授業につき、3~4時間が目安です。 |
履修上の注意事項 | ・計算問題を解いたりするので、ノートPCや電卓を持参してください。 ・学生の問題意識や理解度に応じて、内容の一部変更や進度の調節を行うことがある。 【公認欠席制度による配慮内容について】 ・公認欠席となった場合、出席カードを提出したのと同等の扱いを行います。 ・授業資料はMoodleにて配布するので、必要に応じて利用してください。 |
成績評価の方法・基準 | 授業中の課題(40%)と授業への取り組み状況(60%)を総合的に評価する |
テキスト | テキストの指定はありません。 |
参考文献 | ・『最新 建築設備工学[改訂版]』(田中俊六監修,井上書院,2002年) ・『やさしい建築環境』(辻原万規彦監修,学芸出版者,2009年) ・講義中に配布するプリントなど |
主な関連科目 | 「生活科学論」 |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
質問は授業中・授業終了後のほか、メールなどでも常時受け付けます。 問い合わせ先メールアドレスは授業内でお伝えします。 出席カードに書かれた質問などに対しては、その次の授業冒頭にて回答します。 |
5(AA) | 4(A) | 3(B) | 2(C) | 1(D) | |
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論理性 | "全体を通じて非常に 論理的で、ほとんど問題がない | 結論に至るまで論理 的に一貫している | 論理的に整ってはい るものの、若干の問題点がみられる | 論理的に整理されて おらず、論旨が曖昧 である | 論理的とは言い難い |
文章表現 | 問題となる文章表現はほとんど見当たらない | 問題となる文章表現がいくつか見られるが、軽微な範囲にとどまる | 問題となる文章表現がいくつか見られる | レポートとして適当ではない表現が多々見られる | 文章として根本的に問題がある |
参考文献 | 資料の選択が的確か つ十分であり、正し く引用できている | 妥当な資料が選ばれ ており、引用にも問 題ない | 妥当な資料を選択できていない | 資料が示されていな いか、引用方法に間 違いがある | 資料を正しく用いて いない |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
人間環境学部人間環境学科(基礎科目) | FHES23160 | 2018~2022 | 2・3・4 | - | - | - | - | - |
人間環境学部人間環境学科(基礎科目) | FHES13158 | 2023~2023 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | - | - | - |
人間環境学部人間環境学科(基礎科目) | 51200 | 2024~2025 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | - | - | - |