授業コード | 50029251 | 単位数 | 2 |
科目名 | 基礎特殊講義(微生物生化学と人との関わり) | クラス | 51 |
履修期 | 後期授業 | カリキュラム | *下表参考 |
担当者 | 三本木 至宏 | 配当年次 | *下表参考 |
授業の題目 | 基礎特殊講義(微生物生化学と人との関わり) |
学修の概要 | 19世紀末に微生物学から生化学が起こり、それぞれ今に至るまで発展してきました。人が微生物の存在に気づいていない時代から微生物やその仕組みを解き明かす生化学の知見が、人の生活、特に食生活に影響してきました。本講義では、微生物学と生化学の基礎知識を修得し、微生物学、生化学が人の生活のどのように関わっているのかを学んでいきます。 |
学修の到達目標 | ①微生物学と生化学における多様性と普遍性に関する知識を語れるようになる。 ②生物学と化学の両学問分野を横断的に説明できるようになる。 ③基礎と応用の両観点から微生物学と生化学における課題を指摘できるようになる。 |
授業計画 | 第1回 | イントロダクション:講義で扱う主要な項目を概観する。微生物学、生化学の全体像を掴み、各項目間の関係を説明できるようになる |
第2回 | 微生物学の歴史:微生物が人類によって認識される前と後の時代を概観する。微生物学発展の歴史を学び、微生物学に関する知見がどのようにして生まれてきたのか説明できるようになる | |
第3回 | 生物における微生物の位置づけ:生物分類学における微生物認知の過程を学び、微生物分類学の概要を説明できるようになる | |
第4回 | 真核微生物分類I(原生動物、藻類):真核微生物のうち原生動物と藻類に関する知識を学び、両者の分類学的位置づけを説明できるようになる | |
第5回 | 真核微生物分類II(真菌類):真核微生物のうち真菌類に関する知識を学び、その分類学的位置づけを説明できるようになる | |
第6回 | 原核微生物分類I(グラム陰性菌):原核微生物のうちグラム陰性菌に関する知識を学び、その分類学的位置づけを説明できるようになる | |
第7回 | 原核微生物分類II(グラム陽性菌):原核微生物のうちグラム陽性菌に関する知識を学び、その分類学的位置づけを説明できるようになる | |
第8回 | まとめ:第1回から第7回までの学びを振り返り、得た知識を小テストによって定着させることができる | |
第9回 | 原核微生物分類III(古細菌、ウイルス):原核微生物のうち古細菌と微生物学的手法が適用できるウイルスに関する知識を学び、両者の分類学的位置づけを説明できるようになる | |
第10回 | 細菌の生化学的特徴I(細胞表層):細菌の細胞表層の構造と機能に関する知識を学び、その分類学的知見と関連づけることができるようになる | |
第11回 | 細菌の生化学的特徴II(細胞膜):細菌の細胞膜の構造と機能に関する知識を学び、その分類学的知見と関連づけることができるようになる | |
第12回 | 細菌の生化学的特徴III(細胞基質):細菌の細胞基質の構造と機能に関する知識を学び、その分類学的知見と関連づけることができるようになる | |
第13回 | 細菌の生化学的特徴IV(遺伝物質):細菌の遺伝物質の構造と機能に関する知識を学び、その分類学的知見と関連づけることができるようになる | |
第14回 | 生物のエネルギー代謝I(普遍性):微生物を含めた生物のエネルギー代謝の普遍性を学び、第15回の講義と関連付けて説明できるようになる | |
第15回 | 生物のエネルギー代謝II(多様性):細菌のエネルギー代謝の多様性を学び、第14回の講義と関連付けて説明できるようになる |
授業外学習の課題 | 事前学修(2時間程度):下記のテキストのうち本シラバスに記載した各回の講義内容に該当する項目を読んでおくこと。 事後学修(2時間程度):講義中に分かったことと分からなかったことについて、下記テキストで調べておくこと。 |
履修上の注意事項 | ・講義中、板書を多用しますので、各自ノートを用意して授業に臨んでください。 ・公認欠席は期末試験の受験要件には影響しないように配慮します。 ・公認欠席時の資料は後日配付しますので、指示に従って受け取ってください。 |
成績評価の方法・基準 | 第8回の小テスト30%、第16回の期末試験70%で評価し、希望者には小テストおよび期末試験の評点を開示します。出席そのものは加点の対象として扱いません。 |
テキスト | 新・微生物学 新装第2版 (新バイオテクノロジーテキストシリーズ) 単行本 – 2014/9/26 NPO法人日本バイオ技術教育学会 (監修), 別府 輝彦 (著) ISBN10:4061563564(この教科書は、出版社に在庫確認済み) |
参考文献 | 適宜紹介する。 |
主な関連科目 | 生命科学、生命情報と環境(岡西先生の主専攻科目です) |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
授業の前後でも質問に応じますが、オフィスアワーでも対応できます。その際にはメール(貴学着任後追記予定)にて予約を取ってください。授業内容に関する質問ならば、次回の講義冒頭で全体フィードバックという形で回答します。小テスト、定期試験に関する質問は個別に対応しますので、予約を取るようにしてください。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
人間環境学部人間環境学科(基礎科目) | FHES23158 | 2018~2022 | 2・3・4 | - | - | - | - | - |
人間環境学部人間環境学科(基礎科目) | FHES13156 | 2023~2023 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | - | - | - |
人間環境学部人間環境学科(基礎科目) | 51200 | 2024~2025 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | - | - | - |