授業コード | 50029000 | 単位数 | 2 |
科目名 | フィールド特殊演習(信州) | クラス | |
履修期 | 前期授業 | カリキュラム | *下表参考 |
担当者 | 鈴木 智也 他 | 配当年次 | *下表参考 |
授業の題目 | 北アルプスの生物多様性観察 Biodiversity observation in the Northern Japan Alps |
学修の概要 | 生物多様性とそれに対する人為かく乱の影響についての理解を深めるには、実際に野生生物の研究フィールドを訪問して、実物の研究対象生物やその生息環境を理解し、人間活動による影響の程度を実感するとともに、野外調査手法を現場で学ぶことが有効です。北アルプスは豊かな生態系と生物多様性をもつことで知られる一方で、近年の登山者の増加や地球温暖化によって生物多様性が失われようとしている地域でもあります。本実習では、北アルプス (乗鞍・上高地) の自然環境を実体験するとともに、動植物の野外調査や講義・実習・討論を通して、希少種や生態系の保全、外来生物など、日本の生物多様性を取り巻く様々な問題に関しての理解を深めることを目的とします。 |
学修の到達目標 | 北アルプスの自然環境を実体験する 亜高山帯〜高山帯の生物相を理解する 野外環境や種多様性、生態についての調査手法など、生物多様性の理解に欠かせない技術を学ぶ |
授業計画 | 第1回 | ガイダンス |
第2回 | 山岳域での調査研究について | |
第3回 | 山岳地帯のファウナについて | |
第4回 | 山岳地帯のフロラについて | |
第5回 | 亜高山帯のファウナの観察 | |
第6回 | 亜高山帯のフロラの観察 | |
第7回 | 高山帯のファウナの観察 | |
第8回 | 高山帯のフロラの観察 | |
第9回 | 上高地の水生昆虫相の観察 | |
第10回 | 上高地のニホンザルの観察 | |
第11回 | 乗鞍のクビワコウモリの観察 | |
第12回 | 山岳池沼の水棲昆虫相の観察 | |
第13回 | 山岳域における標高に応じた昆虫の形態変化について | |
第14回 | "Sky Islands" における進化現象について | |
第15回 | まとめ |
授業外学習の課題 | 実習参加前に、課題に関する予習を行うこと。また、実習中に観察した内容をもとに、実習後に課題を提出すること。目安として,各講義で1時間ずつに相当する予習と復習を期待します。 |
履修上の注意事項 | 2025年8月19-23日の4泊5日を想定しています。座学+野外演習の講義として実施します。参加者の講義の履修状況に応じて、事前に修大で講義を行う場合があります。天候などの状況によって演習内容を変更する場合があります。公認欠席は単位認定要件には影響しないよう配慮します。 |
成績評価の方法・基準 | レポート (100%) |
テキスト | 特に指定しません。 |
参考文献 | 特に指定しません。 |
主な関連科目 | 生態学, 保全生物学, 生物観察の基礎a |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
演習中や演習前後を含めて、質問については常に受け付けています。また、メールでの質問も随時対応するようにします。 |
5 | 4 | 3 | 2 | 1 | |
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課題への取り組み | 課題への取り組み・成果が極めて優秀であり、非の打ち所がない | 課題に対して的確かつ網羅的に取り組んでいる | 課題に対して一通り取り組んでいる | 課題に対する取り組みが不十分である | 課題を全く取り組んでいない |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
人間環境学部人間環境学科(フィールド科目) | FHES26192 | 2023~2023 | 2・3・4 | ○ | ○ | ○ | ○ | - |
人間環境学部人間環境学科(フィールド科目) | 51300 | 2024~2025 | 2・3・4 | ○ | ○ | ○ | ○ | - |