授業コード | 50025003 | 単位数 | 2 |
科目名 | 卒業論文 | クラス | 03 |
履修期 | 後期授業 | カリキュラム | *下表参考 |
担当者 | 川村 邦男 | 配当年次 | *下表参考 |
授業の題目 | 卒業論文(市民と科学技術をつなぐ環境研究論文)(Thesis seminar for the environmental research connecting people with science & technology) |
学修の概要 | 社会問題は様々な分野で拡大していますが、国民は有効な声をあげることができません.これらの課題を解決するためには、国民が広く科学技術に関する基本知識を持ち、どのような対策が有効であるかを理解しなければなりません.このカギを握るのは、科学者・専門家と市民とをつなぐことです.この科目では、自然科学と工学の研究手法や考え方と、皆さんが学習してきた社会科学と人文科学とを融合することによって、世界に発信できる成果をめざした研究を遂行します。 |
学修の到達目標 | ①研究データを総括し考察・結論を導くようにまとめることができる。 ②研究成果を論理的に組み立て実施内容を日本語で記述できる。 ③研究背景を整理し,卒業論文の成果と結論を正確に文章化できる。 |
授業計画 | 第1回 | ガイダンス+予備討論+計画作成 |
第2回 | 卒業論文調査(文献調査1および追加実験1) | |
第3回 | 卒業論文調査(文献調査2および追加実験2) | |
第4回 | 卒業論文調査(文献調査3および追加実験3) | |
第5回 | データ整理1 | |
第6回 | データ整理2 | |
第7回 | 論文および概要作成・修正1(全体構成) | |
第8回 | 論文および概要作成・修正2(序論) | |
第9回 | 論文および概要作成・修正3(方法) | |
第10回 | 論文および概要作成・修正4(結果と考察) | |
第11回 | 論文および概要作成・修正5(結論と文献) | |
第12回 | 研究成果プレゼンテーション | |
第13回 | 論文および概要作成・修正6(全体修正前半1) | |
第14回 | 論文および概要作成・修正7(全体修正後半2) | |
第15回 | 論文および概要作成・修正8(最終修正) |
授業外学習の課題 | 研究遂行のための各ステップにおいて文献検索・講読,および計画作成・修正などでは課外準備が必要である.研究実施においては、計画の修正を常に考えることに積極的に取り組み、質疑討論も必要である。 事前学修(2時間程度):シラバスに書かれた次回学修テーマについて、高等学校および大学で学修した関連科目を復習する。 事後学修(2時間程度):講義中に分からなかった箇所を復習する。次回の授業で質問するために、分からなかった箇所を整理し記録する。 |
履修上の注意事項 | ・中学校と高等学校の自然科学関連科目を復習してください。大学での自然科学系の講義(教養科目と主専攻科目)を履修・修得していることが望ましい。 ・20%以上欠席すると、多くの場合に単位は認められません。 ・公認欠席は、単位認定要件に影響しないよう配慮します。資料等が必要であれば後日配布します。 ・プレゼンテーションなどは公認欠席があたらないようにするなど、調整します。 |
成績評価の方法・基準 | 【定期試験なし】 ・卒業研究の調査と追加実験(20%)、データ整理(20%),卒業論文の作成過程と成果物(A4用紙10〜15ページ・図表を含む)(60%)で成績を評価する。ただし卒業論文を指定された期限までに提出しないものは、DまたはX評価とする。 ・原則として20%を超える欠席はX評価とします。 |
テキスト | 使用しない。 |
参考文献 | 市民科学のすすめ、小堀洋美(著)、文一総合出版、2022年。 発想法 改版 - 創造性開発のために (中公新書)、川喜田 二郎 (著)、2017年。978-4121801364 日本能率協会編「経営のためのKJ法入門」、日本能率協会マネジメントセンター、1971年。ISBN4-8207-0707-8 |
主な関連科目 | 卒業研究,環境ゼミナールa,環境ゼミナールb,化学,環境科学の基礎,水環境の生活化学,宇宙と物質と生命の科学,自然科学と技術入門 |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
質問・相談への対応:講義に関する質問であれば講義中でも講義終了後でも随時受け付けます。 フィードバックの方法:提出物の評価・解説等のフィードバックは授業内およびメール・面談により解説をする。 |
5 | 4 | 3 | 2 | 1 | |
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文献調査および追加実験 | 文献調査を緻密かつ十分に行い,必要な追加実験を適切に行なった。 | 文献調査をおおむね十分に行い,必要な追加実験を行なった。 | 文献調査を行い,必要な追加実験の一部を実施した。 | 文献調査は不十分であり,必要な追加実験をあまり実施しなかった。 | 文献調査をせず,必要な追加実験を実施しなかった。 |
卒業論文のためのデータ整理 | 卒業論文をサポートするデータ整理を適切に行ない,卒業論文に掲載した。 | 卒業論文をサポートするデータ整理を行ない,卒業論文に掲載した。 | 卒業論文をサポートするデータ整理は十分に行わず,卒業論文には掲載しないものがあった。 | 卒業論文をサポートするデータ整理は不完全であり,卒業論文は不十分にしか科学的にサポートされなかった。 | 卒業論文をサポートするデータ整理は殆ど行わず,卒業論文はほとんど科学的にサポートされなかった。 |
卒業論文の構成と概要 | 非常に良好に卒業論文を構成し,ユニークな概要をまとめた。 | おおむね良好に卒業論文を構成し,良い概要をまとめた。 | 卒業論文の構成を行い,概要をまとめた。 | 卒業論文の構成は不十分であり,概要は不完全であった。 | 卒業論文の構成はほとんど論理立てておらず,概要をほとんどまとめられなかった。 |
卒業論文の作成:各項目の作成 | 各項目ごとに十分に論理立てて構成し,修正しつつ良好な卒業論文を完成した。 | 各項目ごとに論理立てて構成し,修正しつつ卒業論文を完成した。 | 各項目ごとに内容を構成し,修正しつつ卒業論文をまとめた。 | 各項目ごとの論理的構成は不十分であり,修正不完全であった。 | 各項目ごとの論理的構成はほとんど行わず,修正もほとんど行わなかった。 |
卒業論文の作成:文章化 | 日本語の文章化技術を概ね習得した。 | 日本語の文章化技術を習得する努力を行った。 | 日本語の文章化技術を習得する努力を行ったが,修得内容は不十分であった。 | 日本語の文章化技術を習得する努力は不十分であり,修得内容は低かった。 | 日本語の文章化技術を習得する努力をほとんど行なわず,修得内容はほとんどなかった。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
人間環境学部人間環境学科(ゼミナール科目) | FHES47103 | 2022~2022 | 4 | - | - | - | - | - |