| 授業コード | 50022405 | 単位数 | 2 |
| 科目名 | 環境プロジェクト | クラス | 05 |
| 履修期 | 年間授業 | カリキュラム | *下表参考 |
| 担当者 | 松川 太一 | 配当年次 | *下表参考 |
| 授業の題目 | 中山間地域の祭りを調べるプロジェクト(廿日市市佐伯地域)Research on rural areas in Hiroshima. |
| 学修の概要 | 広島県では、県内面積の約70%の地域が中山間地域に指定されている。山間部や島しょ部などの中山間地域は人口減少などの問題を抱えており、県や多くの地方自治体は中山間地域の活性化や振興などの対策が求められている。 授業では、中山間地域が直面している問題とその解決策を考える。特に、担い手不足によって昔と同じかたちでの実施が難しくなりつつある祭りなど地域行事が直面している問題について考えたい。その問題を考えるなかで、公開データの分析、文献・資料の読み方、フィールドワークといった調査研究の基本的な方法についても学んでいく。 このプロジェクトは地域と連携しながら実施するため、廿日市市佐伯地域において2回程度の学外フィルードワークを予定している。学外フィールドワークに関わる費用は原則として受講者の実費負担であるが、交通費については大学からの費用援助を受けられる予定である。 |
| 学修の到達目標 | ・地域が抱えている問題についてデータにもとづいて分析することができる。 ・中山間地域における地域行事の現状と課題について説明することができる。 ・期間、人数、テーマが設定されたプロジェクトを、受講者どうしで協力しながら、また地域のみなさんとも協力しながら適切に進めることができる。 |
| 授業計画 | 第1回 | 【以下の授業計画は、プロジェクトの進行状況によって変化する可能性がある】 ガイダンス |
| 第2回 | リサーチ・クエスチョンの設定 | |
| 第3回 | 地域が抱える問題のデータ分析(1):公開されている地域データを探す | |
| 第4回 | 地域が抱える問題のデータ分析(2):公開されている地域データを読む | |
| 第5回 | 地域が抱える問題のデータ分析(3):公開されている地域データを分析する | |
| 第6回 | 地域が抱える問題のデータ分析(4):データ分析結果の発表 | |
| 第7回 | 中山間地域における地域行事の現状と課題(1):現状と課題の整理 | |
| 第8回 | 学外フィールドワーク【7~9月の土曜あるいは日曜を予定】 中山間地域における地域行事の現状と課題(2):聞き取りによる現地調査 |
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| 第9回 | 中山間地域における地域行事の現状と課題(3):リサーチ・クエスチョンに関する仮説の設定 | |
| 第10回 | 学外フィールドワーク【10月の土曜あるいは日曜を予定】 中山間地域における地域行事の現状と課題(4):参与観察による現地調査 |
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| 第11回 | 中山間地域における地域行事の現状と課題(5):現地調査ふりかえり | |
| 第12回 | プロジェクト成果の整理(1):データ、文献、フィールドワークを関連づける | |
| 第13回 | プロジェクト成果の整理(2):リサーチ・クエスチョンに関する仮説の検証 | |
| 第14回 | プロジェクト成果の発表(1):成果物の作成 | |
| 第15回 | プロジェクト成果の発表(2):成果物の発表 |
| 授業外学習の課題 | 文部科学省の省令(大学設置基準)および本学学則では、単位修得には少なくとも授業時間の2~3倍の授業外学習を求めていることを念頭に置いて、下記をはじめとする授業外学習に取り組むこと。 ・事前学習(2時間程度):次回授業に関する資料等を熟読し、課題に取り組む。 ・事後学習(2時間程度):授業で指示された内容について調べてデータ分析やプロジェクトを進める。 |
| 履修上の注意事項 | ・学外フィールドワークを予定している点に注意すること。 ・資料配布や課題提出等にMoodleを利用する。 ・公認欠席制度の配慮内容は以下の通りとする。 -公認欠席時の資料は後日配布する。 -小テストやプレゼンテーション時に公認欠席となる場合、追試または代替措置で対応する。 |
| 成績評価の方法・基準 | プロジェクト活動への取り組み(70%)、授業の最後で作成・発表するプロジェクト成果物(30%)を目安に総合的に評価する。 |
| テキスト | 指定しない。 |
| 参考文献 | ・根本祐二, 2013,『「豊かな地域」はどこがちがうのか──地域間競争の時代』筑摩書房.(ちくま新書, ISBN:9784004317043) ・枝廣淳子, 2018,『地元経済を創りなおす――分析・診断・対策』岩波書店.(岩波新書, ISBN:9784004317043) ・宮内泰介・上田昌文, 2020,『実践 自分で調べる技術』岩波書店.(岩波新書, ISBN:9784004318538) その他、授業内容に関連した文献を紹介する。 |
| 主な関連科目 | 環境コミュニケーション入門、社会統計学入門、環境NPO・NGO論、環境社会学 |
| オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
質問・相談には、授業中および授業終了後、オフィスアワー(月曜5時限)、Moodle等で対応する。 課題等についてのフィードバックは、次回以降の授業もしくはMoodleで行う。 |
| 所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
| 知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
| 人間環境学部人間環境学科(フィールド科目) | FHES26101 | 2018~2022 | 2・3・4 | - | - | - | - | - |
| 人間環境学部人間環境学科(フィールド科目) | FHES26101 | 2023~2023 | 2・3・4 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 人間環境学部人間環境学科(フィールド科目) | 51300 | 2024~2025 | 2・3・4 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |