授業コード 50021751 単位数 2
科目名 生活科学論 クラス 51
履修期 後期授業 カリキュラム *下表参考
担当者 田中 昭雄 配当年次 *下表参考

授業の題目 生活科学論 Human Life Science
学修の概要 私たちの日常生活に密接に関わる「衣」「食」「住」を中心とした暮らしの中で、環境に与える影響を理解し、持続可能な社会を実現するための知識と実践力を身につけることを目的とした授業です。本講義では、地球環境問題が私たちの生活とどのように結びついているのかを考え、生活をより良く変えるための具体的な方法を学びます。
学修の到達目標 家庭での省エネ技術や持続可能な住まいの設計に関する基礎知識・結露や湿度管理など快適な住環境を実現するための技術的知識を取得する
授業計画 第1回 ガイダンス
授業の目的や進め方、評価の方法を説明します。
第2回 戦後の暮らしと地球環境-1 
 戦後の高度経済成長から2回のエネルギー危機~安定経済成長時代について解説する
第3回 戦後の暮らしと地球環境-2
 バブル経済からその崩壊,京都議定書,約束期間直前の政策について解説する
第4回 戦後の暮らしと地球環境-3  
 京都議定書の目標達成状況~パリ協定~SDGsについて解説する
第5回 衣類と環境負荷
衣料の製造過程とその環境影響、持続可能なファッションについて
衣類のライフサイクルとリサイクルの重要性について解説する
第6回 住まいとエネルギー消費の基礎知識
住宅のエネルギー消費と環境負荷、特に用途別消費構造について解説する
第7回 エネルギー効率の良い建物デザイン
パッシブハウス、ゼロエネルギー住宅(ZEH)の概念と設計の特徴について解説する
第8回 住宅の断熱と省エネ技術
断熱材や気密性、窓の種類、パッシブデザインを通じた省エネ技術について学ぶ
第9回 再生可能エネルギーと住宅
太陽光パネルや風力発電、蓄電池システムの活用方法とその効果を紹介
第10回 住宅の省エネ設備と家庭内エネルギーマネジメント
LED照明や省エネ家電、スマートホーム技術の紹介
第11回 地域資源の活用と地域型エネルギーシステム
地域資源(森林バイオマスなど)を利用したエネルギーシステムの事例
第12回 スマートコミュニティとエネルギーの自給自足
スマートグリッドやエネルギーの地産地消の重要性と実例
第13回 住環境の健康と快適性
健康的な室内空気環境や快適な温熱環境のための住宅設計
第14回 持続可能な住まいに向けたディベート
各自が考える理想の持続可能な住まいの要素を発表・ディベート
第15回 これまでの授業のまとめ
授業外学習の課題 日常生活で見かける、環境にやさしい工夫や体験を積極的に講義中で紹介してもらうことを期待する。
1回の授業につき、3~4時間が目安です。
履修上の注意事項 ・授業に関する告知をmoodleやメールで行う事があるので,確認を忘れずに。
・学生の問題意識や理解度に応じて、内容の一部変更や進度の調節を行うことがある。
・授業内課題と公認欠席が重なった場合は提出期限の延長を行う予定です。
・最終試験時に公認欠席となる場合は追試もしくは代替措置にて対応します。
成績評価の方法・基準 授業中の取り組み状況(40%)、試験(60%)を目安に総合的に評価する。
テキスト テキストの指定はありません。
参考文献 ・『最新 建築設備工学[改訂版]』(田中俊六監修,井上書院,2002年)
・『やさしい建築環境』(辻原万規彦監修,学芸出版者,2009年)
・講義中に配布するプリントなど
主な関連科目 「生活と科学」、「環境調査・測定法」、「環境統計学入門」
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
質問は授業中・授業終了後のほか、メールなどでも常時受け付けます。
問い合わせ先メールアドレスは授業内でお伝えします。
出席カードに書かれた質問などに対しては、その次の授業冒頭にて回答します。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
人間環境学部人間環境学科(基礎科目) FHES23125 2018~2022 2・3・4 - - - - -
人間環境学部人間環境学科(基礎科目) FHES13118 2023~2023 1・2・3・4 - -
人間環境学部人間環境学科(基礎科目) 51200 2024~2025 1・2・3・4 - -