授業コード 41024000 単位数 2
科目名 国際経済学Ⅱ クラス
履修期 後期授業 カリキュラム *下表参考
担当者 新宅 公志 配当年次 *下表参考

授業の題目 商業簿記で捉える国際経済
学修の概要 本科目は商業簿記を通して国際経済を企業レベルで捉える訓練をします。
とちわけ、財貿易での決済、国際金融と金融危機、多国籍化と現地での納税、多国籍企業のグループ全体の業績評価といった国際経済の重要なテーマを扱います。
商業簿記としては主に日商簿記3級・2級)の内容を扱います。具体的には、外貨建取引、貸倒引当金、法人税等と税効果会計、企業結合会計(合併や連結)です。商業簿記の初学者に配慮して、
第1回~第5回の講義で、商業簿記の基礎を扱います。
学修の到達目標 以下のことを目標とします。
1.国際経済を企業会計の観点から、定性的にも定量的にも理解できるようにする。
2.国際経済のニュースを読み解けられるようにする。
3.公務員試験などの各種試験の国際経済パートの問題が解けられるようにする。
授業計画 第1回 講義の概要, 貸借対照表(B/S)の構造とその背景
第2回 損益計算書(P/L)の構造とその背景
第3回 簿記一巡.1:仕訳の原理, T字勘定
第4回 簿記一巡.2:決算振替仕訳, 決算整理仕訳, 商品売買
第5回 商品売買の債権・債務
第6回 外貨建取引.1:営業取引
第7回 外貨建取引.2:財務取引
第8回 タイ通貨危機での融資:貸倒引当金
第9回 法人税等と税効果会計:法人税等の概観、繰延税金資産、繰延税金負債
第10回 企業結合:三角合併など
第11回 資本連結.1:支配獲得日
第12回 資本連結.2:支配獲得後
第13回 成果連結:企業内貿易と内部利益への対処
第14回 連結会計における時価主義:評価差額, その他有価証券評価差額金
第15回 在外子会社との連結(多国籍企業):在外事業体の外貨建項目の換算, 為替換算調整勘定
授業外学習の課題 講義で扱った練習問題を中心に配布したプリントを復習して下さい。
各回の前後に2時間程度を目安に予習、復習をして下さい。
履修上の注意事項 (1)公認欠席は欠席として扱いますが、単位認定要件には影響しないよう配慮します。
(2)毎回、小テストの受験とリアクション・コメントの提出を求めます。
(3)商業簿記の知識(日商簿記3級・2級)を中心に使います。講義で基本から説明しますので、必ずしもこれらの知識を前提とはしません。特に第1回目~第5回目に基礎をおさえます。ただし、これらをしっかり復習しなければ、最後まで授業についいくことは困難となります。日々の授業の復習をその都度、十分することを心得て履修して下さい。
成績評価の方法・基準 以下の割合で評価します。
小テスト:75%, 平常点:25%
テキスト 特定のテキストは用いず、毎回講義資料を配布します。
参考文献 桜井久勝, 須田一幸「財務会計・入門〔第15版〕 企業活動を描き出す会計情報とその活用法」2022年、有斐閣アルマ
主な関連科目 国際経済学Ⅰ, 金融論Ⅰ・Ⅱ
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
質問や相談は基本的にリアクション・コメントにて受け付けます。
それ以外で、個別に連絡をする場合はE-mailで連絡して下さい。
学生のコメントへの返答等はMoodleにアップロードします。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
商学部商学科(C2群) FCBS33209 2018~2022 3・4 - - - - -
商学部商学科(C2群) FCBS33209 2023~2023 3・4 - -
商学部商学科(C2群) 11300 2024~2025 3・4 - -
経済科学部現代経済学科(B群) FECE20204 2019~2022 2・3・4 - - - - -
経済科学部現代経済学科(B群) FECE20204 2023~2023 2・3・4 - -
経済科学部現代経済学科(B群) 41300 2024~2025 2・3・4 - -
経済科学部経済情報学科(H群) FEEI20804 2019~2022 2・3・4 - - - - -
経済科学部経済情報学科(H群) FEEI20804 2023~2023 2・3・4 - -
経済科学部経済情報学科(H群) 42300 2024~2025 2・3・4 - -
法学部法律学科 2016~2016 3・4 - - - - -