授業コード | 40011200 | 単位数 | 2 |
科目名 | 経済科学特別演習Ⅰ | クラス | |
履修期 | 前期授業 | カリキュラム | *下表参考 |
担当者 | 井寄 幸平 他 | 配当年次 | *下表参考 |
授業の題目 | 経済科学特別演習Ⅰ |
学修の概要 | 「経済科学」とは、情報科学等の現代的諸科学を大幅に導入し、コンピュータ等を用いて、実際の経済現象や経済問題を、さらには経営・社会・環境等に関する諸現象や諸問題を、的確に分析することを試みる学問である。本演習ではこれまでの学修を通じて学んだ内容を体系的に捉え直し、現代の経済社会・情報社会に求められる高度な知識と技術を修得してその成果を可視化することを目標とする。 本科目は現代経済学科・経済情報学科カリキュラムのうち各人に専門的指導を行う発展科目(D群)に位置付けられ、学科DP(1)の知識・技能およびDP(2)の思考力・判断力・表現力を涵養することを狙いとしている。 |
学修の到達目標 | 1.「経済科学」の諸分野を体系的に捉え、その内容を理解・説明できるようになる。 2.現代の経済社会・情報社会に求められる高度な知識と技術を修得し、実践することができるようになる。 3.経済科学部での学習において修得した成果を可視化し、適切に表現することができるようになる。 |
授業計画 | 第1回 | ガイダンス:経済科学とは(担当:井寄) 経済科学特別演習Ⅰで取り扱う分野と進行方法、求められる内容について理解できるようになる |
第2回 | 経済科学とシステム科学(1)システム科学とは何か(担当:井寄) 経済社会と情報科学の間をつなぐ「システム科学」の概念を理解できるようになる |
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第3回 | 経済科学とシステム科学(2)重点の整理と理解(担当:井寄) システム科学の中でも重要な分野の利点と特徴を理解し、説明できるようになる |
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第4回 | 経済科学とシステム科学(3)要点のまとめと小レポート作成(担当:井寄) 経済科学におけるシステム科学の役割をまとめ、適切に表現できるようになる |
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第5回 | 経済科学とゲーム理論(1)ゲーム理論の概要(担当:永岡) ゲーム理論の基本的な考え方を理解することで、経済主体の意思決定を定式化して分析できるようになる |
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第6回 | 経済科学とゲーム理論(2)ゲーム理論と経済分析(担当:永岡) ゲーム理論を用いた経済分析を行うことができるようになる |
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第7回 | 経済科学とゲーム理論(3)要点のまとめと小レポート作成(担当:永岡) 経済科学におけるゲーム理論の役割をまとめ、適切に表現できるようになる |
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第8回 | 経済科学と金融論(基礎編)(1)金融の基本的概念(担当:劉) 金融市場の基本概念を理解し、資金調達と運用のメカニズムを学ぶ。金融商品とその役割についての基本的な知識を習得できるようになる |
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第9回 | 経済科学と金融論(基礎編)(2)金融市場の基本とその役割(担当:劉) 金融市場が経済活動にどのように影響を与えるかを理解する。金融商品や市場の基本的な構造とその役割について説明できるようになる |
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第10回 | 経済科学と金融論(基礎編)(3) 経済学と金融学の相互作用(担当:劉) 経済政策と金融政策がどのように相互に作用し、経済全体に影響を与えるのかを理解できるようになる |
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第11回 | 経済科学と計量経済学(1)計量経済学と政策評価(担当:塗師本) 計量経済学がどのような学問かを理解し、データを用いた政策評価の概要を理解する |
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第12回 | 経済科学と計量経済学(2)統計的因果推論とランダム化比較試験(担当:塗師本) データを用いた政策評価を行う上で重要な統計的因果推論の考え方を学んだ上で、政策評価手法の1つであるランダム化比較試験を理解する |
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第13回 | 経済科学と計量経済学(3)Excelを用いた演習とまとめ(担当:塗師本) Excelでデータを扱う方法やグループ間比較を行う方法を学び、データを用いた政策評価の理解を深める |
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第14回 | まとめ:経済科学の諸分野の役割(担当:井寄) 経済科学の諸分野を体系的に捉え直し、その役割を説明することができるようになる |
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第15回 | 最終課題の提出と講評(担当:井寄) 経済科学について自分が学んだ内容を体系的にまとめ、レポートとして適切に表現できるようになる |
授業外学習の課題 | 事前学習(1時間程度):シラバス及びこれまでの学修内容を基に、関連分野の予備知識を集めておくこと。 事後学修(3時間程度):授業内容をまとめるとともに、最終課題に向けて体系的に整理しておくこと。 |
履修上の注意事項 | 本演習は複数教員によるオムニバス形式で実施する。必ず毎回出席(公認欠席を除く)し、指示に従って各回の課題や小テスト、最終課題等に取り組むこと。 本演習の最終課題は「卒業研究」の代替課題の一部となることを充分に理解の上、真摯に取り組むこと。 なお公認欠席については、課題提出や小テスト等に不利のないよう配慮する。 |
成績評価の方法・基準 | 演習担当者(4名)による各分野ごとの評価:60%(分野ごとに課題や小テストで評価する) 最終課題:40% |
テキスト | なし |
参考文献 | 第11回~第13回:西山慶彦・新谷元嗣・川口大司・奥井亮(2019)『計量経済学』有斐閣 その他、必要に応じて適宜指示する。 |
主な関連科目 | 経済科学特別演習Ⅱ |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
講義時間内に直接、もしくは担当者ごとにメール等で対応する。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
経済科学部現代経済学科(D群) | FECE40407 | 2022~2022 | 4 | - | - | - | - | - |
経済科学部現代経済学科(D群) | FECE40407 | 2023~2023 | 4 | ○ | ○ | ○ | ○ | - |
経済科学部現代経済学科(D群) | 41400 | 2024~2025 | 4 | ○ | ○ | ○ | ○ | - |
経済科学部経済情報学科(D群) | FEEI40406 | 2022~2022 | 4 | - | - | - | - | - |
経済科学部経済情報学科(D群) | FEEI40406 | 2023~2023 | 4 | ○ | ○ | ○ | ○ | - |
経済科学部経済情報学科(D群) | 42400 | 2024~2025 | 4 | ○ | ○ | ○ | ○ | - |