授業コード 40000200 単位数 2
科目名 環境経済学Ⅰ クラス
履修期 前期授業 カリキュラム *下表参考
担当者 鈴木 伸 配当年次 *下表参考

授業の題目 地域から考える環境経済学
学修の概要 現代は気候変動や各種の環境問題が深刻化し、その対策が急務となっている。これらの問題をどのように解決に導くのか。そのヒントを与えてくれる学問が環境経済学である。本授業では環境経済学の基礎とその政策への応用までの広い範囲を扱う。そのため本授業では理論を紹介しつつも、環境経済学がどのように地域という現場で活きるのか?というトピックやグリーン・ニューディールに代表されるように、環境と経済成長の関係性まで、幅広いトピックを扱う。また集中講義というスタイルを取るため、授業ではゲームや映像コンテンツも使いながら直感的に環境経済学を学ぶ工夫を行う。さらに授業ではクイズやコメントツールなどを用いてインタラクティブな授業を展開する。
学修の到達目標 ・環境問題と環境政策を経済学の観点から理解できるようになる。
・地域の身近な問題を環境経済学を使って考えることができるようになる 。
授業計画 第1回 イントロダクション
講義の概要と環境経済学とは何か?
第2回 環境問題を直感的に捉える
共有地の悲劇ゲームを通じた環境問題の理解
第3回 環境経済学の理論
経済学の理論から環境問題をどのように理解するか?
第4回 環境経済学と環境政策
どのように環境問題を対策するか?
第5回 環境と経済成長
環境と経済成長はトレード・オフか?
第6回 公害問題①
どのように公害問題を捉えるのか?
第7回 公害問題②
どのように公害問題を乗り越えるのか?
第8回 廃棄物問題
どのように循環型社会を実現するのか?
第9回 農村と環境
どのように持続可能な農村を作るのか?
第10回 コモンズ
どのようにコモンズの悲劇を乗り越えるのか?
第11回 地域とエネルギー
どのように再生可能エネルギーは地域を再生するのか?
第12回 まちづくりとアメニティ
どのように景観を創り・守るのか?
第13回 グローバルとローカル
持続可能な発展とは何か?
第14回 インフラ老朽化問題
どのようにインフラを造り替えるのか?
第15回 ガバメントからガバナンスへ
誰が誰と環境問題に立ち向かうのか?
授業外学習の課題 教科書・授業資料の復習、コメントシートの記入
履修上の注意事項 本授業ではオンラインコメントツールを使うため、スマートフォンなど電子端末を持参することが望ましい。
・公認欠席は欠席として扱うが、単位認定要件には影響しないように配慮する。
成績評価の方法・基準 小テスト(70%)、課題提出(30%)で評価する。欠席は減点する。
テキスト 1.八木信一・関耕平『地域から考える環境と経済―アクティブな環境経済学入門』有斐閣ストゥディア
参考文献 1.諸富徹・浅野耕太・森晶寿(2008)「環境経済学講義」有斐閣ブックス。
2.諸富徹『環境税の理論と実際』有斐閣
3.明日香壽川(2021)『グリーン・ニューディール:世界を動かすガバニング・アジェンダ』岩波新書
主な関連科目 経済学入門、資源経済学
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
授業中のコメントは受け付ける。またコメントツールを使うので、積極的に活用すること。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
経済科学部現代経済学科(C群) FECE30313 2019~2022 3・4 - - - - -
経済科学部現代経済学科(C群) FECE30313 2023~2023 3・4 - -
経済科学部現代経済学科(C群) 41300 2024~2025 3・4 - -
経済科学部経済情報学科(H群) FEEI30821 2019~2022 3・4 - - - - -
経済科学部経済情報学科(H群) FEEI30821 2023~2023 3・4 - -
経済科学部経済情報学科(H群) 42300 2024~2025 3・4 - -