授業コード | 31010907 | 単位数 | 2 |
科目名 | 基礎演習Ⅱ | クラス | 07 |
履修期 | 前期授業 | カリキュラム | *下表参考 |
担当者 | 古川 朋子 | 配当年次 | *下表参考 |
授業の題目 | 会社法の基礎を身に付けるために会社の仕組みと会社法理論を、もう一歩踏み込んで勉強しよう |
学修の概要 | 会社法の基本判例を学習することを通じて、法学部での法律専門科目の学習のために必要な基礎的な力を養います。 先ず「株式会社」の仕組みを理解し、現代社会の経済の担い手がなぜ株式会社であるのかを理論的に理解します。 次に、会社法の教科書を使い、株主総会や取締役会制度など機関構成の基礎を学びます。 さらに、演習として、基本判例を勉強します。ここでは、会社法上の紛争が具体的にどのように発生するのか、関係当事者各人にどのような利害関係の対立が発生するのかを、ロールプレイングも利用して身近に感じられるように勉強します。 最後に、実際の事例において、裁判所が会社法の条文をどのように適用・解釈して結論を導くのかを詳しく学びます。 いずれの過程においても、簡単な課題の提出を通じて、段階的に理解を深めることを目指します。 |
学修の到達目標 | (1)会社法の基礎を理解することができる。(2)会社法判例を読めるようになる。(3)専門科目の論述式問題の解答の仕方を理解することができる。 |
授業計画 | 第1回 | ガイダンス 現実社会に活きる会社法 |
第2回 | 株式会社の機関構成 : 3種類の機関構成 | |
第3回 | 取締役会設置会社の権限分掌①株主総会・取締役会・監査役会 | |
第4回 | 取締役会設置会社の権限分掌②取締役会と代表取締役 | |
第5回 | 事例をもとにした研究① 代表取締役の権限(制度趣旨) | |
第6回 | 事例をもとにした研究② 代表取締役が権限を越えて取引した場合 | |
第7回 | 事例をもとにした研究③ ①②を踏まえ、裁判例を参考にして簡単な論述式の解答を試みる。 | |
第8回 | 取締役の善管注意義務・忠実義務①制度目的 | |
第9回 | 取締役の善管注意義務・忠実義務②事例を学ぶ・ロール・プレイング | |
第10回 | 株主総会①権限・招集手続き | |
第11回 | 株主総会②議事・各種決議 | |
第12回 | 決議取消の訴えと裁量棄却①(決議取消事由) | |
第13回 | 決議取消の訴えと裁量棄却②(判例・裁判例にあらわれた決議取消事由) | |
第14回 | 決議取消の訴えと裁量棄却③事例を学ぶ・ロールプレイング | |
第15回 | 【オンデマンド】まとめ。株主総会に関する論述式の設問を解いてみる。 |
授業外学習の課題 | 事前学修(2時間程度) : 配布資料を利用して予習することが必要です。 事後学修(2時間程度) : 授業の内容を整理・理解するために、時には課題の作成を通じて復習することが必要です。 |
履修上の注意事項 | *ブレンド型授業を行います。オンデマンド授業は Google Classroomを併用して行います。 *公認欠席は欠席として扱いますが、単位認定要件には影響しないよう配慮します。 |
成績評価の方法・基準 | 授業中の質疑応答の内容、演習への積極的な参加(50%)・授業課題(50%)。 |
テキスト | |
参考文献 | 髙橋美加ほか『会社法〔第3版〕』(弘文堂、2020) 伊藤靖史ほか『会社法〔第5版〕(リーガルクエスト)』(有斐閣、2021) |
主な関連科目 | 企業取引法 |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
原則として授業時間中かその後に対応します。それ以外は適宜対応します。 課題について、授業中に解説します。 レポート課題の書き方・評価につき、google classroomを通じて説明し、答えます。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
法学部法律学科(演習) | 31300 | 2024~2025 | 2 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |