授業コード | 30093400 | 単位数 | 2 |
科目名 | 特別講義A(国際労働法) | クラス | |
履修期 | 後期授業 | カリキュラム | *下表参考 |
担当者 | 山田 晋 | 配当年次 | *下表参考 |
授業の題目 | 労働者とその家族の国際法規範 |
学修の概要 | 労働者の労働条件は、国内法や企業の就業規則、労働協約などによって規律されている。しかしこれを国内法規に任せていては、人間の尊厳を維持した労働(decent work)は維持できない。このため国際労働機関(ILO)を中心とした国際社会は、労働者とその家族のための人権保障の規範を定立してきた。 本講義は国際労働機関(ILO)の国際条約を中心に、労働者とその家族のための人権保障の規範を学ぶ。 注意:本講義には労働法、国際法の知識はほとんど必要ない。 |
学修の到達目標 | 「朝日新聞」、雑誌「世界」、「中央公論」に掲載される「労働者とその家族の国際法規範」に関する記事、論文を理解できるようになる。 |
授業計画 | 第1回 | イントロダクション 講義計画の説明など 文献調査の方法 |
第2回 | 国際法の基礎(1)条約の意義、生成 | |
第3回 | 国際法の基礎(2)条約の構成、実効性 | |
第4回 | 国際法の基礎(3)国際機関-国連、国際司法裁判所など | |
第5回 | 労働法の基礎-労使関係と法規範 | |
第6回 | 国際労働機関(ILO)の歴史 | |
第7回 | 国際労働機関(ILO)の構成 | |
第8回 | 国際労働機関(ILO)の活動 | |
第9回 | ILO条約の特色 | |
第10回 | ILO・基本条約 | |
第11回 | ILO条約-労働条件の国際規範(1):団結権・団体交渉・争議権 | |
第12回 | ILO条約-労働条件の国際規範(2):労働条件の最低基準 | |
第13回 | ILO条約-特別な範疇の労働者 | |
第14回 | ILO条約-労働安全衛生・退避権 | |
第15回 | ILO条約-社会保障の国際規範:社会保障の最低基準条約(102号条約) |
授業外学習の課題 | 受講生の知能、知性、学力、教養などにより1時間~3時間程度。 指定された課題には十分な取り組みをし、課題について自分の意見を持つこと。 |
履修上の注意事項 | 1.本講義には労働法、国際法の知識はほとんど必要ない。 2.机の上にスマホなどの電子機器類を出さないこと。 3.遅刻・私語厳禁。新聞を毎日読む。 4.出席は点呼または出席カードなどによる。 5.この授業は対面とオンデマンド(Moodle)併用のハイブリット型講義である。9月30日、12月18日はオンデマンド。 6.公認欠席については、個別事情を勘案する(必ずしも優遇を保証するものではない)。 *将来的に福祉職の公務員(広島市福祉職、国家公務員・人間科学など)や労働基準監督官を目指すあるいは関心のある人は相談に乗ります。また家裁調査官試験で福祉科目を選択することを考えている人も相談に乗ります。 |
成績評価の方法・基準 | 学期考査(70%)および小テスト・課題レポートなど(30%)。 |
テキスト | 未定 |
参考文献 | 石井保雄『わが国労働法学の史的展開』(信山社) 松本勝明『労働者の国際移動と社会保障』旬報社(2018年) その他講義中に適宜指示します。 |
主な関連科目 | 労働法、国際法、社会保障法 |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
質問、相談はメールでも可(syamada@shudo-u.ac.jp)。問題の共有のため授業中・後に受け付ける。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
法学部法律学科(発展科目) | - | 2016~2016 | 2・3・4 | - | - | - | - | - |
法学部法律学科(発展科目) | FLLA20929 | 2018~2022 | 2・3・4 | - | - | - | - | - |
法学部法律学科(発展科目) | FLLA20929 | 2023~2023 | 2・3・4 | ○ | ○ | ○ | ○ | - |
法学部法律学科(特別科目) | - | 2024~2025 | 2・3・4 | - | - | - | - | - |