授業コード 30056200 単位数 2
科目名 有価証券法 クラス
履修期 後期授業 カリキュラム *下表参考
担当者 古川 朋子 配当年次 *下表参考

授業の題目 手形法・小切手法と支払手段をめぐる法ルール Laws of Negotiable Securities and Payment Systems
学修の概要  近い将来廃止が予定されている紙の手形に関する手形理論は、制度の移行先である電子記録債権制度に組み込まれています。したがって、今後も手形法および手形理論の学修は、企業の活動に関心のある向きにとって不可欠と位置づけられます。
 企業の支払手段として重要な「約束手形」に関する基本的な規律を、実際の銀行取引、民法の一般原則との相違点、手形判例に触れつつ概説します。
受講生の理解度を考慮して、内容を変更することがあります。
学修の到達目標 ①手形法・小切手の仕組みを理解することができる。
②約束手形の基礎理論・法制度を理解することができる。
③約束手形に関する規律が訴訟において、どのように適用されているかを理解することができる。
授業計画 第1回 ガイダンス、手形・小切手とはなにか
第2回 手形・小切手の概要
第3回 約束手形の振出と法律関係
第4回 約束手形をめぐる手形理論
第5回 手形行為者の債務負担、手形署名の方式
第6回 【オンデマンド(10月30日)】代理人による手形行為と無権代理
第7回 手形の偽造、手形の変造
第8回 手形要件
第9回 手形の流通・裏書譲渡・善意取得
第10回 手形の支払い・遡求
第11回 手形抗弁①物的抗弁
第12回 手形抗弁②人的抗弁
第13回 【オンデマンド(12月18日)】手形抗弁③人的抗弁の制限その1
第14回 手形抗弁④人的抗弁の制限その2
第15回 約束手形の電子化

第2回以降の講義の順番については、進度に応じて変更することがあり得ます。
授業外学習の課題 事前学修(2時間程度) : 授業はテキストに即して進められるので、各回のテキスト該当箇所を読んで授業に臨んでください。
事後学修(2時間程度) : 授業時に書き取ったノートおよび配布資料を参照して、テキストの設例やレジュメの設問を考えつつ、その回で学んだ内容を復習してください。

上記の予復習を継続的に行ってください。
履修上の注意事項 *民法総則・債権総論・債権各論を履修していることが望ましい。債権各論未履修者は、並行して履修することを勧めます。
*ブレンド型授業を実施します。google classroomで実施し(補助的にMoodleをします。)、課題はgoogle formsを利用して実施します。
*授業資料の配布には、google classroomを利用します(補助的にMoodleを利用します。)。教室では配布しませんので、事前に印刷して教室に持参下さい。
*公認欠席は欠席として扱いますが、単位認定要件には影響しないよう配慮します。
成績評価の方法・基準 期末試験(80点)、オンデマンドの課題(20点)の合計により評価します。
テキスト 大塚龍児ほか『有斐閣Sシリーズ 商法Ⅲ―手形・小切手〔第5版〕』(有斐閣、2019)
参考文献 『別冊ジュリスト手形小切手法判例百選〔第7版〕』(有斐閣、2014)
川村正幸『手形・小切手法〔第4版〕(新法学ライブラリ)』(新世社、2018)
弥永真生『リーガルマインド手形・小切手法〔第3版〕』(有斐閣、2018)
早川徹『基本講義 手形・小切手法〔第2版〕(ライブラリ法学基本講義)』(新世社、2019)
主な関連科目 民法総則、債権総論、債権各論、会社法、企業取引法
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
授業終了後に質問してください。また、alphaメールでお約束して、質問に応じます。
小テストの解題は授業中に、期末試験の解題はgoogle classroomで行います。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
法学部法律学科(企業法) 2016~2016 2・3・4 - - - - -
法学部法律学科(企業法) FLLA30701 2018~2022 3・4 - - - - -
法学部法律学科(企業法) FLLA30701 2023~2023 3・4 -