授業コード 30055501 単位数 2
科目名 憲法原論 クラス 01
履修期 前期授業 カリキュラム *下表参考
担当者 片上 孝洋 配当年次 *下表参考

授業の題目 憲法原論
学修の概要  本講義は、2年次以降で履修する専門科目「基本的人権」と「統治機構」の基礎を築くことを目的としています。
 憲法は、国の最も基本的な法律であり、すべての法律の中で最も上位に位置づけられます。人権と統治機構の基本原理を学ぶことが、その意味を十分に理解する上で重要となります。
 本講義では、国家と憲法の関係、憲法の基礎概念、立憲主義の意義、日本国憲法の成立と基本原理(国民主権、象徴天皇制、平和主義)などを、主要な学説や重要判例にも言及しつつ説明します。
学修の到達目標 ・憲法の基礎知識を習得し、日本国憲法の基本原理を説明できる。
・人権保障の仕組み、統治機構(国会、内閣、裁判所)の役割と相互関係を理解し、説明できる。
・主要な学説と重要判例を理解し、憲法問題について多角的に考察し、論理的な議論を展開できる。
授業計画 第1回 ガイダンス
憲法入門:国家と憲法の基礎
第2回 憲法総論:憲法の意味と種類
第3回 立憲主義の基本原理
第4回 日本国憲法の成立と基本原理
第5回 国民主権と象徴天皇制
第6回 平和主義
第7回 人権総論:人権の観念・類型・主体
第8回 人権の限界:公共の福祉と私人間効力
第9回 人権各論(1)-幸福追求権と法の下の平等
第10回 人権各論(2)-精神的自由権
第11回 人権各論(3)-経済的自由権
第12回 人権各論(4)-社会権
第13回 統治機構(1)― 国会
第14回 統治機構(2)― 内閣
第15回 統治機構(3)― 裁判所
授業外学習の課題 事前学修(2時間程度):指定されたテキストの該当箇所を事前に読んでおくこと。
事後学修(2時間程度):テキストと配付資料を読み直し、講義で学んだ知識を修得すること。Moodle等の課題を提出すること。
履修上の注意事項 *授業計画は一部変更する場合があります。
*テキストと各自で用意した六法(ポケット六法、デイリー六法など)を持参してください。
*講義資料は、Moodleで配付します。
*Moodle等の課題を提出してもらいます。
*公認欠席制度の配慮内容は以下のとおりです。
・公認欠席は欠席としてカウントしません。
・期末試験時に公認欠席となる場合、追試で対応します。
成績評価の方法・基準 最終成績は期末試験(100点満点)で評価します。期末試験が60点以上であれば、その点数が最終成績となります。期末試験が40点以上60点未満の場合、Moodle等の課題成績(50点)の40%を期末試験に加算します。加算後の点数が60点を超えない場合は、その点数を最終成績とし、60点を超える場合は、最終成績を60点とします。なお、期末試験が39点以下の場合は、課題成績の加算は行わず、期末試験の点数がそのまま最終成績となります。
テキスト 高橋和之『立憲主義と日本国憲法(第6版)』(有斐閣、2024年)
渋谷秀樹編著『憲法判例集(第12版)』(有斐閣、2022年)
参考文献
主な関連科目
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
・授業の前後で質問・相談に対応します。
・十分な時間を要する質問・相談の場合は、別途時間を設けますので、メールにて予約をとってください。
・期末試験のフィードバックは、Moodleで行います。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
法学部法律学科(基本科目) 31200 2024~2025 1 - -